FC今治×幼児教育学科

コラボ授業2022

テーマ:子育て広場

幼児教育学科1年生とFC今治ホームグロウンコーチが、それぞれの専門性を生かして体を動かす遊びを通した子育て支援を学びます。保育者が行う子育て広場の意義を理解し、親子遊びプログラムの計画・実践・振り返りのなかで、子育て支援に関わる保育者としての姿勢を身に付けることを目的としています。

PROJECT REPORTS

▶準備(2022.6.17&7.1

FC今治とのコラボ授業に向けて」

2022.6.17 準備風景

2022.6.17

第1回 の親子で楽しめる遊びの紹介と実践に向けて担当を決めて、準備を開始しました。

「手遊び・絵本」班、「パネルシアター」班、「体操」班、「運動」班です。


それぞれの遊びをどのように展開したら楽しく参加できるか、アイディアを出し合い進めました。大切なのは“親子にとって”という視点です😊

2022.7.1 準備風景

2022.7.1

今日は、音楽室でミニレクチャータイムに向けて準備です。 本番を想定した模擬保育を行いました。

全体の流れを確認し、各班で最終チェック。音楽室の環境をどのように整えますか?

次回は、いよいよFC今治ホームグロウングループのコーチとコラボ授業です!

第1回 コラボ授業(2022.7.5実施

×FC今治 安倍コーチ・齋藤コーチ

FC今治と幼児教育学科が実践している遊びの共有」

・親子遊びの紹介

・FC今治ホームグロウンコーチによる講義

2022.7.5 実施報告 

7月5日、FC今治ホームグロウングループのコーチとのコラボ授業を行いました。

 

当日は安倍亮太コーチと、齋藤一誠コーチにお越しいただき、互いの専門性を生かした遊びを共有しました。

※FC今治ホームグロウングループでは、今治市内の幼稚園、保育所、こども園、西条市内の小学校、特別支援学校(約70ヶ所)を訪問してサッカー教室を実施し身体を動かすことの楽しさや喜びを伝えています。

 

まずは、アイスブレイクも交えて自己紹介タイム。

サイコロを振って出たお題に答える形で行いました。

 

学生による手遊び・絵本、パネルシアター、体操、運動など、保育で行っている遊びにコーチも参加していただき、一緒に楽しみました。

 

いつも大人気のサッカー教室の秘密はいかに?

安倍コーチが中心となって「思わず体を動かしたくなる!!大人の関わり」というテーマで講義をしていただきました。

 

講義していただいてわかったのは、サッカー教室でのワクワクは、たくさんの経験と理論に基づくものだということ。

 

学生が実際サッカー教室で実施している遊びをつかった運動を体験。

ほんわかした雰囲気の音楽室が一気に体育館のように(笑)。

エネルギッシュで、ノリがいいコーチに導かれ、学生も思わず体を動かされます。

それぞれが自主的で不思議と無理はなく、能力差にかかわらず満足できたということが学ぶべき大きなポイントです。

 

これから12月の学修成果報告会に向けて、準備を進めていきますが、コーチからも、コラボによって、お互いの良い部分を生かしたイベントができそうで楽しみだとの声をいただきました。

 

学生からは、授業後「次回も楽しみ」「すごかった」「今日教えてもらった遊びを自分も実践で使ってみたい」の声に混じって「明日は筋肉痛かな…」という声も聞こえてきました。

 

刺激的で、学び多い一日となりました。

安倍コーチ、齋藤コーチ、ありがとうございました。

▶準備(2022.10.11&10.18

安倍コーチとの打ち合わせとダンス練習

2022.10.11 準備風景

2022.10.11

第2回コラボ授業に向けて、FC今治ホームグロウンの安倍コーチが来てくれました。

「はじまり・おしまいタイム」班、「ふれあいタイム」班それぞれが、ここまで考えてきた活動計画を安倍コーチに発表しました。


イベントにおいて、学生からの協力依頼も快く「やりましょう」と引き受けてくださいました。なんだか楽しいイベントになりそうです!


安倍コーチや教員のアドバイスのもと、活動の再考です。


最後に先日行った、親子サッカー教室の様子を紹介していただきました。

「どれだけ子どもを動かしつづけられるか」ということを常に頭に置いて、プログラムを実行しているとのこと。


学生たちも、子どもたちの「楽しい」が続くプログラムを目指して頑張ります! 


ボランティア(2022.10.11&10.23

FC今治ホーム戦でのイベントボランティア

2022.10.11 準備風景

2022.10.2&10.23

FC今治ホーム戦フットボールパーク会場で幼児教育学科有志が、子ども向けの手作り応援グッズ作成のイベントを実施しました!


参加してくれたみなさんが帽子やうちわに自分の好きな絵をかいたり、バングルやミサンガの製作をしたりして、試合に向けてのワクワクを共有しました。

2日間で107組の方が参加してくれて、ブースも大賑わいでした。


授業とはまた違ったリラックスした雰囲気でこどもたちと関わることができて楽しかったと、学生もにっこり。

イベントの後は、試合会場でFC今治の応援!

会場では、みんなが一緒に作った応援グッズを使って応援してくれて、嬉しかったです。

学生手作りのFC今治応援バージョンの「めいたん」も大活躍でした!


第2回 コラボ授業(2022.10.28 実施

×FC今治 ホームグロウンコーチ

親子遊びプログラムの立案及び練習」

・プログラムの内容確認

・模擬保育

2022.10.28 実施報告 


第3回コラボ授業での「子育て広場の実践」に向けて活動内容が決まってきました。

今日は、プログラムの流れに沿って体育館で実際に動いてのリハーサルです。

まずは、学生が担当する「はじまりタイム」「ふれあいタイム」「おしまいタイム」の動きを安倍コーチに確認してもらいました。

ねらいに沿った活動になっているのか、進行の際の言葉がけ、移動方法および動線の確認、準備物の置き場など、細かくチェックしていきます。

次は、学生が親子役になって安倍コーチのリハーサルです。専門性を生かした活動内容と指導力で、学生たちも童心にかえって盛り上がりました。

サッカーの基本的なボールの扱い方など、初心者が取り組みやすい運動が中心でしたので、今後の遊びに取り入れたいものがたくさんありました。

振り返りでは、話すスピードが速い、声が小さく聞こえなかった、他チームとの連携が大切だと感じた、動きが小さく参加者に伝わらない、など、気付いた点をお互いに発表し、改善点を話し合いました。

安倍コーチの的確なアドバイスも含め、子どもたちに「楽しい」「また来たい」と思ってもらえるように、本番に向けてあと数回リハーサルを重ねていきます。


【公開】

第3回 コラボ授業(2022.12.18 実施報告

×FC今治 ホームグロウンコーチ

子育て広場の実践~親子で体を動かして遊ぼう~」

FC今治ホームグロウンコーチと幼児教育学科1年生が、3歳から就学前の子どもとその保護者20組に対して親子遊びプログラムを実践する

2022.12.18 実施報告 


いよいよ「子育て広場」本番の日。

学内で定期的に行っている「おでかけ児童館」と「めいたんひろば」のイベントは、未就園児とその保護者が対象。自分の体をコントロールしながらボールを使って楽しめるようになる3歳~6歳までの子どもとその保護者への遊びを提供するのは、今回が初めての試みです。ここに至るまでに、安倍コーチに何度も足を運んでいただき、たくさんのアドバイスをいただきました。


私たちが考える子育て広場のねらいを達成するために、自分たちで考えて、わからないことが出てきたら聞いて、「休憩や水分補給も必要だよね...」などと、また考えて…を繰り返して、親子で体を動かす遊びのイメージを形にしていきました。


そして、安倍コーチpresentsのスペシャルプログラムを含むボリューム満点の60分のプログラムとなりました。


元気いっぱいの子どもたちを前に、「予定通りには進まないこともあるけれど、とにかくやってみよう!」「ハプニングも楽しもう!」「何より自分たちが楽しもう!」そう心に決めて、取り組みました。


学生とコーチによる合同の「おたのしみ」タイム。コーチがサンタに、学生がトナカイに変身して、子どもたちに手作りのプレゼント。

一緒に来ていた小学生のおにいさん、おねえさんも一緒に体を動かし元気に遊びました。


最後は、みんなでアーチをつくってお見送りしました。


参加者からは、「最初は緊張していましたが、とても楽しかった」「親子で楽しめた」などのご意見がありました。

学生の感想は、「親子・学生・FC今治コーチの参加者全員で楽しめた」「学生自身で考えて進めるのは大変だったが、参加者が楽しんでいる姿を見てやって良かったと思えた」「課題もたくさんみつかったが、みんなで協力して頑張ってきて良かった」「親子が楽しんでくれてうれしかった」などでした。


このコラボ授業を通して、子どもたちの笑顔と”楽しい”を引き出せたことで、またひとつ学生の自信にもつながりました。



活動とそのねらい

迎え入れ(ボール遊びのアイスブレイク)

①はじまりタイム 学生担当(14:00~14:05)

1. はじめのあいさつ

 活動への興味関心を持ってもらう

2. レッツたいそう 

  場に慣れ、親子でゆったり遊ぶ 


②ふれあいタイム 学生担当(14:05~14:25)

3. まねっこどうぶつ

 親子のスキンシップ&子どもの安心

4. ボールのゆうびんやさん

 安心した子どもとのふれあい遊び

 他の参加者とも一緒に遊ぶ 

5. 休憩


③ノリノリタイム FC今治コーチ担当(14:25~14:55)

6. お尻プリットゲーム

7. 親子で玉入れ

8. 親子でボールフィーリング

 親子が大きなうごきでダイナミックに遊ぶ 

 参加者みんなで動く遊び 


④おしまいタイム 学生&FC今治コーチ(14:25~14:55)

9. おたのしみ

10.あいさつ

「さようなら」をテーマにしてゆったりと遊ぶ 

【FINAL】コラボ学外授業(2023.10.17 実施)

×FC今治 ホームグロウンコーチ✖️大三島小学校1・2年生

「FC今治ホームグロウングループのサッカー教室への参加観察学習」

【目的】


2023.10.17 実施報告 

昨年度1年間取り組んできたコラボ授業のラストは、学外授業です。

「発展」の授業として、ホームグロウンコーチと今治市立大三島小学校で学外授業を行いました。


学生は、事前の授業で5歳児から小学校1年生までの「架け橋期」について学びました。遊びを通して学習の基盤となる芽生えを培う時期からその芽生えをさらに伸ばしていく小学校の学びへと接続する「幼保小の架け橋プログラム」について学び、発達の連続性を踏まえた保育の展開を考えるワークショップを行いました。


今回の学外授業では、FC今治ホームグロウンコーチの小学校での指導に加わることで幼児期との連続性や違いを知り、幼児期の終わりまでに育って欲しい姿を体感し、環境の構成や小学校の学びへのつながりについて考えていきます。


対象の児童は1年生と2年生。昨年の公開講座で実施した年中・年長児よりも、おにいさん・おねえさんです。

1年生よりもさらに成長した2年生とも連続した授業で接することができたので、体や運動発達の違いがよくわかりました。


ホームグロウンコーチのみなさんは、長い期間かけてつくってきたたくさんのノウハウを惜しげもなく学生に伝授してくださいました。

子どもたちが安全に遊べる「環境づくり」、心をつかむ「話し方」、子どもたちにとって適切でわかりやすい「説明」、簡単なことから発展していく「プログラム」、予定の時間内で終わることができる「タイムマネジメント」など、学生たちは、今回の授業でたくさんの気づきや学びを得ることができたのではないかと思います。


授業は音楽にあわせた準備体操、ボール遊びに慣れる動きからはじめます。みんながゴールの達成感をたくさん体験できるように、ゴールもたくさん設置しました。ゴールの色分けでゲーム性を出して、ゴールができたらハイタッチで一緒に喜び合う。

楽しみながら自然と体が動く仕掛けがいっぱいでした。

最後はチームに分かれて、サッカーゲームです。

ゴールしたらみんなで喜びあって大盛り上がり。45分の授業があっという間でした。


授業後には、安倍コーチから「保育者とサッカーのコーチは、違いはあるけれど、共通する部分もたくさんあります。みなさんとの交流を通して、私たちも学ぶことがたくさんありました。次の現場でお会いできることを楽しみにしています」とお話いただきました。


2年生のコラボ授業はこれで最後です。

FC今治ホームグロウンコーチとの学びを通して、保育の現場をまた別の視点から見ることができました。「自分たちは何をすべきか」を一人ひとりが考え、行動できるように成長してきていると感じています。


この授業の休み時間にも自分から児童に声をかけ、一緒に遊び始める学生もいれば、楽しそうに遊ぶことで、どんどん仲間を増やし、自然と学生と児童たちの輪ができているグループもありました。こういった「巻き込み力」や、休み時間でも子どもたちに積極的に関わっているところに、成長を感じることができました。


この特別授業を含め、短大での学びを今後の現場でさらにブラッシュアップさせ、保育者として活躍してほしいと願っています。


最後に、安倍コーチをはじめ、学生たちの学びをともに支えていただきましたFC今治ホームグロウンコーチのみなさんに改めてお礼申し上げます。