はじめまして、まち猫フルネスです!
わたしたち一般社団法人まち猫フルネスは、
『猫とタッグを組む。野良猫が一匹でも多く、1代限りの地域猫・家猫となることをめざして。』
のスローガンを掲げて2024年の春に起業しました。
代表の小松は現在21歳、徳島県東みよし町出身です。
子どものころから家には犬や猫がいて、家族には人間以外の生き物がいることが当たり前でした。
高校を卒業して、好きな料理やお菓子作りに携わる仕事のひとつとして
祖谷の入り口の廃校を活用した「ハレとケ珈琲」で働き始め、今につながります。
2年ほど通っていたある日、店員仲間とこの施設の代表のハレとケデザイン舎の植本さんと、
地域課題となっている野良猫の話になりました。実はその友達も10匹以上の猫と暮らしています。
野良猫の生涯
近隣の野良猫事情は、過酷なものでした。
街中の夏はアスファルトの照り返しの猛暑の中で飲める水探し食べ物探し、冬の寒さは兄弟と寄り添ってもおしくらまんじゅうしても、小さい子は命の危険だらけです。野良動物の天敵の嫌がらせからも逃げなくてはなりません。
わたしたちが始めたのは、保護猫ルームです。
何十年も動物の保護活動をしている、徳島県のアニマルケースワーカーさんをはじめボランティアさんや獣医さんと連携して、一度保護したらリリースできない小さい子猫を預かり家族に譲渡する、それが初めにできる、役に立つと考えたことでした。
資格を取るためには半年間同業種に常駐する実務を含み、時間を要しましたがそこでは大きな学びがありました。
保護する猫は必ずしも健康でかわいらしい、すぐに家族を見つけられる状態とは限りません。それは野良という厳しく辛い暮らしを物語る姿の猫たちを受け入れ、生きる力を取り戻していくまでの時間を見守ることから、もう治ることのない病気を抱えた子のサポート、もちろん元気いっぱいの猫たちも、そこには集まってきます。
命を預かること、見守ること。
ただ好きなだけでは続かない、そこにあったのは、生まれてきた瞬間に否応なく始まる、過酷な現実を駆け抜ける命。
どのように手を差し伸べてどう受け止め、どこまで幸せにできるのか。それはわたしたちがそれぞれの信念で向き合うべき世界である、ということを学んだのでした。
人と猫の間に立ち、取り持つ役割
今、わたしたちがスタートした保護猫ルームで預かる猫たちはほんの氷山の一角。ほとんどが辛く厳しい野良生活で、本当に必要な事はひとの暮らす街の中、家畜の敷地の中なのだと思います。
また、そんな野良猫たちのトイレ問題も大きく、糞尿被害はノイローゼになるほどの心情へのダメージがあるといわれている現実において、猫とそれを取り巻くさまざまな課題から、わたしたちは目をそらしてはいけません。
人と猫の間を取り持つわたしたちが、当たり前の安全と安心のために考えることは
・わたしたちは現実を知らせる
人は見えないもの、果てしないものを恐れます
・猫に関心を持ったり、好きになってくれる人を増やす
敵同士になることは生産性がないと考え、北風ではなく太陽を目指します
・被害を軽減する仕組み作りを検討、応援してもらう
研究者の協力や、資金作りは存続のためにも欠かせません
このような流れです。
ハレとケ珈琲とまち猫フルネス
わたしたちと同じように猫飼いで、デザインをお仕事にしているハレとケデザイン舎の植本さんがゼロからのブランディングを行い、CI(コーポレート・アイデンティティ)とシンボルマークを設定しています。
まち猫フルネスのシンボルは
「人間と猫の境界線が曖昧になる『自分ごと』がイメージ」。猫らしい自由な発想で、別に猫好きでもないよという人たちにも振り向いてもらえるクリエイティブ、アート性をキーに展開していきます」と植本さん。
ちょうど10周年を迎えるハレとケデザイン舎の社会の課題に目を向ける活動「ハレとケユニバーサル」の最初の一歩として、わたしたちまち猫フルネスと組む流れに。起業からサポートをしていただき、スローガン『猫とタッグを組む。野良猫が一匹でも多く、1代限りの地域猫・家猫となることをめざして。』も生まれました。
現在、タッグを組んでいる猫たちは集客担当として日々励んでいます。
廃校カフェ「ハレとケ珈琲」の窓の向こうには、通路を通る猫たちを見ることができます。
これもタッグを組む一例ですが、猫も自分でアピールしに来る、という仕掛けです。「またまたそんなPRなんて」とお思いでしょう?
実際に、たしかにただ隅っこが好きで通路の端で寝ている子もいますが、実際、猫ルームに人間がしばらくいないとどこにいるのか見に来る猫たちもいるのです。「遊びに来ないの?」とばかりに駆け寄ってくるシーンも見られたりします。
猫とタッグのもうひとつに、モノづくりも。
長く使いたいものが少ないように感じて、猫が使ったりモチーフになったりして、地域性のあるモノづくりに挑戦しています。
→猫とモノづくりについて
会社名:一般社団法人まち猫フルネス
所在地:徳島県三好市池田町大利大西15番地
連絡先:070-4811-3641(代表)0883-75-2208(店舗・ハレとケ珈琲内)
代表者:小松 珠鈴(コマツ スミレ)
取引銀行:ゆうちょ銀行
資 格:第60021号 第一種動物取扱業登錄証
氏 名 一般社団法人まち猫フルネス 小松珠鈴
住 所 徳島県三好市池田町大利大西15番地
登 録 令和6年7月11日
事業所 まち猫フルネス
種 類 展示
設立年月 2024年2月16日
Company Name: Machi Neko Fullness (General Incorporated Association)
Location: 15 Onishi, Oari, Ikeda-cho, Miyoshi City, Tokushima Prefecture
Contact Information: 070-4811-3641 (Representative), 0883-75-2208 (Store, inside Hare to Ke Coffee)
Representative: Sumire Komatsu
Bank: Japan Post Bank
License: No. 60021, Type 1 Animal Handling Business Registration
Name: Machi Neko Fullness (General Incorporated Association), Sumire Komatsu
Address: 15 Onishi, Oari, Ikeda-cho, Miyoshi City, Tokushima Prefecture
Registration Date: July 11, 2024
Business Office: Machi Neko Fullness
Type: Exhibition
Establishment Date: February 16, 2024