第2章 独占,他民族,手を出したのは法律で.
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第2章 独占,他民族,手を出したのは法律で.
時は少し遡ります.すみません.
「新宿線が花小金井から先大井町線につながったことは覚えている?」
忘れるわけがない.なぜか小平から品川につながったのだ.都会に出る時間が大幅に短縮されたはものの,田無には行きづらくなったな.
「他のところもそのようなワープすることが起こっていて…それぞれの小平市と品川区の路線はそれぞれ別の星につながっている」
「はあ?そんな事可能なのか?」
「可能なんだよね〜,振興企画株式会社の技術開発部がワープ機械を作ったんだ.もともとは人単体で動こうとしたんだけど,そうすると人が原子レベルで破壊されて危険だということがわかったので,身を守るために鉄道という守りを使っているの」
なるほど,だから大原が引っ越してきたのか.そしてその異星人で魔法を使っていたと.
「そして肝心の魔法だけど…この宇宙には魔法が6つあるとされている」
「6つも?そんなにあって困惑しないのか?」
「この国がそれぞれの国をつなげるまでは,ね.それぞれの星はそれぞれの星独自の技術で進歩してきたから違う種別の魔法でも困らなかったのよ.で,肝心の魔法は次の6つ.
魔力を体内に取り込んである杖にしぼり特定の魔法を出す体内杖型.
魔力を体外の杖にしぼり特定の魔法を出す体外杖型.
杖を必要とせずそのまま出す器具不要型.
特定の種別のみ使用できる種別特定型.
属性が限られていてその決められた属性1つしか利用できない属性特定型.
この属性特定型においては器具不要型と体外杖型の2つがある.」
「で?あんたは?」
「私が教えられるのは基本全部だけど,体内杖型が一番簡単というとこでしょう.因みに国が知ってるのは器具不要型」
なるほど,国は外からの器具を不要としないことで「器具を奪われて使えない!!」となることを回避したのか.「というより,国はすべての魔法を知る気なのか?」
「それぞれ異なる魔法を使う星を呼び寄せたことからそうなんじゃないかしら.でないとわざわざつなげた意味が分からない.」
「それもそうだな.」
姥冗3年6月17日 午前8時30分
もうまずいことはわかっている.既に敵に狙われて逃げてから2日が経とうとしているのだ.
敵が襲ってきていて,そのでこの亜空間に逃げていて,そうして一緒にいる大原が「今からここで君に魔法を教える」と言っているのだ.今更この状況から逃げ出せるはずがない.「お願いします」といえる状況でもない.「やっぱやめます」といえる状況でもない.
と,すればどうするか?
「…」
「あのさ…無言の圧をかけるのやめてもろてもいい?」
「辞めるわけないじゃないの,選択ができないとこちらまで被害を被るんだから」
「じゃあやっぱりいいや」
「…そういう結論に結局は至るのね」
「だって,ここにいたって何も変わりやしない.この温かい巣にいて考えていてもそれは無駄な時間を過ごすだけだ.変わらない状況において行動を起こさないのは本当に愚民だ.『チャンスは常に流れる.だからこそそれを逃してはいけない』これは殺人犯が放ったことばらしい.ただ,やらなくてよかった,というような連続殺人の現場とか,さまざまなやらなくてよかったことも溢れているんだよなあ.」
「『やらないのではなくやれ』という言葉もあるみたいだけれど」
「やらないほうが良いこともある.ただその代わり,協定を結ばないか?」
「どんな?」
「共に自国等を倒す.ただ,それだけ.」
「…」
再び無言の圧がその場を支配する.まるで今の会話がなかったみたいに.
「私は,自国党にやられたことがあってね」
「どういうこと?」
「そのものたちは,急に私達の星に乗り込んできて,別の星につながることを要求した.それがこの星だったわけ.その後,こちらの星に来て色々教えてほしい,とした.小さい頃からこういう急な乗り込みが好きでその先を知りたかった私はそのものたちに教える,という体でそのものについて行った.」
「いやサイコパスか」
「で,教えるのが得意じゃないから速攻逃げた」
「じゃあなんで魔法を教えるなんて言ったんだよ」
「察してくれないかな,だから後悔して言い直したかったけど言えるわけがなかった」
「それもそうだな,もしあの無言の圧のなか君が言い出していたら僕はどんな反応をしたかな」
「実際ないことを考えても無駄でしょ?」
無駄なことも考えることも面白いけど.
「だから餌を作る方法を教えるより餌をやるほうが私にとっても楽かもしれないわね.受けましょう」
「良かったあ…」
「安堵してる所悪いけど,明日から学校ね」
災害と亜空間で,学校のことを忘れてた.
姥冗3年6月18日 午前7時34分
さあ,始めよう.再び.
「あれ?珍しいじゃん,こんな所にいて,S様々〜w」
「訴えてやろうか大原?」
「どうぞ訴えても?僕この学校に来た時不安しかないけどマウント取ってこっちが主導権に切れば別だからさ〜,早く降伏しなよぉ〜」
「自由意志が重要だ.絶対に一歩も引かない」
「硬いなあ〜,諦めないからね?」
そう言って自分の教室に大原は駆け寄っていった…と思ったら僕の教室に入っていった.
あいつ,クラス変わったのかな?多分そうだよね,だから舞い上がってるのかな?そうだよね.そういうことにしておこう.
「というわけで戸部ももう終わりだね,おつかれ!」
苛ついたけど無視することにした.じゃないと私も危ないのでね.
悩みに悩んだ末,「他ではないものを書きたい!」と思って,主人公には習わないという判断をしてもらいました.
これで書きにくくなったという事実はありますが(笑)
次回は末柄さんのお話.結果的に寝床は確保できるのでしょうか?