第2章 独占,他民族手を出したのは法律で.
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第2章 独占,他民族手を出したのは法律で.
大原奈々.転校から4日経つのに,謎多き人物である.
こちらから何も言っていないのにこちらのことを知っていた時点で怪しさはあったが,その後風を操ったことでも怪しさが増した.そう考えると,大原奈々はもしかしたらこちらのことを監視していたのかもしれない,なんて考えも浮かんでくる.
それが本当だとすれば,彼女はもうすぐSTを下げられるだろう.
姥冗3年6月13日 午前6時3分
あの地震の翌日.
家は崩壊していなかったので在宅避難をすることにした.しかしながら一部のヒビは入っている.
これはガムテープとかで補強しておいたほうが良さそうだな.
ガムテープは避難には非常に役立つため,使用は少しだけにとどめておいて,補強はしておいた.
さて後は炊き出しとかやっていれば良いのだが…
手回し充電をかけて,si◯nalを起動する.そのまま「無所属の会」を開く.
「無所属の会」に明確な政治構想はない.ただ,「これからの学校,社会を良くしていこう」と考えた人々が集まる所である.そんな個人の集まりなのにsi◯nalがある理由は情報共有が最大の理由だろうか.どんな考えでも,「情報が欲しい」と考えるのは人間として当然の摂理だろう.そしてその情報は校内の事だけにとどまらない.「これからの学校,社会を良くしていこう」というだけあり,学校外の情報も飛び交う.
+33+45+21-23+51+73+(32+77+63+51+64+92+(91+34+73+(34+77+56-41+91+24
↳四中東公園で炊き出しやってる
ア、ソ、コ、デ?
炊き出しが助かるというのは間違ってはいない.ただ,四中東公園はアクセスがしやすい場所である.そんな場所でやっていたら,すぐ有力な人が略奪してしまうだろう.
とりあえず食料がないので,一縷の望みをかけて,四中東公園にいくことにした.
四中東公園は,自宅から徒歩7分程度で行ける.数多い日本に残る後期課程のみを受け入れている学校であり,ごくごく普通の学校と言われている.
因みに一橋学園は小平市側が,「効率の良い教育を」と言い出し,モデルとして宝治22年,上水中と十小を合併してできたらしい.宝治の元号は二十六年に終わったため,私らで7期目になる.
実際行ってみると,未だに始まっていなかった.まあ,早めに並べたのはありがたかったが.
そうして始まったと思うと,なにもないところから丼が出てきた.恐らく元素やらなんやらを調整してやったのだろうか.というよりそんな事ができるとすれば,食品業界は今後衰退に向かうものだと考えられる.
食品だけでなく,どれだけのものの業界が衰退するのだろうか.
どちらにせよそんなことは自国党にすぐバレて,放おって置かないだろう.そうすると,やはりこの人たちは捕まるのだろうか.というかこれ,食べれるのか?
そうすると,炊き出しをしていた人がいなくなっていることに気付いた.
なるほど,国の人がその人々を取っていったのか.
しばらくすると,その人は戻ってきていた.だがAIなのだろう,何処か違和感を感じる.例えばホクロの位置とか.
とりあえず炊き出しをしてもらった分を食べて【人間がもちろん炊き出しをしている物だ,AIらしきものが交換しようとしてきたが何とかかわした】,家に帰った.
…家は崩壊してしまったが.
姥冗3年6月15日 午前10時7分
翌日も.
その翌日も.
そのAIはめげなかった.ちゃんとやってきて,四中東公園で炊き出しをしている.
人間の炊き出しの場所は【ちゃんと生きてた】日々変えているから,不自然にもほどがある.
今日は中央体育館と犬島駅を直線区間で結んだ線分AEの中間地点で行っていた.始めは何処だよ,と思ったのだが,地図上で結ぶとわかりやすい.印刷代はもったいないが.
そんな帰り道中,敵は突如訪問する.だからこそ警戒しなくてはならない.
そう,道に迷っているときは特に…
カッコつけてましたがずっとさっきから迷ってました.こういうときのために地図は持っておいてよかった…
えーっと?
ここどこ?林と林と川と道しかない.
もしかして,自国党が作った仮想空間か?
「あーあ,見つかっちゃったか」
「大原!?どうしてここに?」
「私が聞きたいよ,気づいたらここにいたんだから.炊き出しが終わって,それを気体にして,そうして家に戻ろうと1歩動いたらここに…」
なるほど,炊き出しは大原がやっていたのか.それにしても炊き出しでお腹が膨れない理由がわかった気がする.
「にしてもまずくないか?そんな状態で我々がここから出れないのは」
「わかってる!少し遠回りして脱出する」
遠回り?こんな仮想空間の中にいる時点でダラダラしていられないだろう.
「餌を与えたものはすぐに報酬が得れるけど,そうしてずっと他人に頼らなくてはならない.ところが餌を作る方法を教えると時間はかかるものの自分で生きていくことができるようになる.このことは全ての事に当てはまる.そうと思わないかい,和戸くん」
…つまり何を言いたいのだろうか.
「この仮想空間の中に仮想空間を作ったんだ.そしてここはその仮想空間の中の仮想空間.今からここで君に魔法を教える」
「そんな事して良いのか,まだ裏で糸を引いている可能性だって0ではないだろう.もしかして派閥の頭になりたいのか?」
「そんなつもりはないよ,君が望まなければね.どうする?このまま頭脳戦で自国党と戦うか,遠隔肉体戦を取り入れるのか.どちらにせよ,他の星が自国党に関わって別の魔法を教えたみたいだから肉体戦はこれから避けられないけど」
「他の星…?整理が追いついていないんだが」
「ではまずそこから説明を始めるとしよう」