市を越えた先は別のチタマ. 第2章
市を越えた先は別のチタマ. 第2章
人はみな,我を独裁という.
考えうる最低最悪な国家という.
でも,それは人間のある行動に基づいているだけで,それは人間として当たり前のことであるはずだ.
人間として,当たり前のようなことをしているのに,どうしてそのような,最低最悪な国家だと言うのだろうか?
人間は,皆それを持っている.その欲を捨てることなんて,できるだろうか.
我のは,たまたま,「多くの人を支配したい」というものだった.
そう思ってしまうと,ただの人間の理性では止まらない.そしてそれは行動を起こしてしまうのだろう.
そうしてそれを実現した結果がこれである.
確かにそれは,我が得をして,他は得をしないものなのかもしれない.もしかしたら他の人からはそれが,今の状態をなくすこと,かもしれない.というよりもし自分だったらそうであろう.
それを達成させる方法は非常に難しいかもしれないが,それでもやる価値はある,と思って仕向けるかもしれない.
我と同じ,人間のある行動ゆえに.