熱年代学は,熱による放射年代のリセットを利用して,試料が経験した温度-時間履歴を復元する学問領域である.熱年代学は,温度変化を伴う様々な地質イベントが研究対象となるため極めて学際的であり,国内の既存学会では単独でこれをカバーしているものは無い(手法の基礎となる地球年代学や地球化学に加え,応用分野として,テクトニクス,変動地形学,構造地質学,火山学,第四紀学,資源地質学,考古学などが関連する).国際的には,欧米諸国を中心として,奇数年にInternational Conference on Thermochronology(Thermo)を開催し,300人規模の活動を行っている.2025年には,本FGの活動の一環として,Thermoを日本(金沢)で開催した.今後の活動としては,さらにアジア圏における熱年代コミュニティの発展を目的として,新たな国際会議(Asian Conference on Thermochronology; Thermo Asia)の立ち上げを進めるとともに、次世代の育成に資する活動を展開する.
●JpGUの関連セッション
国際コミュニティとの連携強化と国内コミュニティの裾野拡大を目指して、
英語セッション(E)と日本語セッション(J)を交互に基本的に開催しています。
2026年からは、「表層変動と年代学」と「年代学・同位体」の二つのセッションを統合し、
様々な年代学・同位体分析手法間の連携を強化しています。
JpGU-AGU2026
S-CG59 Geochronology, Cosmochronology, Thermochronology and Isotope Geology (E)
コンビーナ:田上高広(京都大)、佐野有司(高知大)、渡邊裕美子(京都大)、山﨑誠子(産総研)、Timothy B Byrne(米・コネチカット大)、Murat Taner Tamer(土・カラデニス工科大)
招待講演:Luca C Malatesta(独・GFZ)、Antonio Caracausi(伊・国立地球物理学火山学研究所)
https://www.jpgu.org/meeting_j2026/sessionlist_jp/detail/S-CG59.html
JpGU2025
S-CG44 地殻表層の変動・発達と地球年代学/熱年代学の応用(E)
コンビーナ:末岡 茂(原子力機構)、長谷部徳子(金沢大)、Murat Taner Tamer(中・中国地震局)、田上高広(京都大)
招待講演:Timothy B Byrne(米・コネチカット大)、Isabella Muller(米・テキサス大オースティン校)、太田義将(京都大)
https://www.jpgu.org/meeting_j2025/sessionlist_jp/detail/S-CG44.html
JpGU2024
S-CG41 地殻表層の変動・発達と地球年代学/熱年代学の応用(E)
コンビーナ:末岡 茂(原子力機構)、長谷部徳子(金沢大)、Murat Taner Tamer(中・中国地震局)、田上高広(京都大)
招待講演:Angus Nixon(豪・アデレード大)、Jingxing Yu(中・中国地震局)、細井 淳(茨城大)
https://www.jpgu.org/meeting_j2024/sessionlist_jp/detail/S-CG41.html
JpGU2023
S-CG54 地殻表層の変動・発達と地球年代学/熱年代学の応用(J)
コンビーナ:長谷部徳子(金沢大)、末岡 茂(原子力機構)、伊藤久敏(電中研)、田上高広(京都大)
招待講演:浜田麻希(金沢大)、丹羽正和(原子力機構)、山路 敦(京都大)
https://www.jpgu.org/meeting_j2023/sessionlist_jp/detail/S-CG54.html
JpGU2022
S-CG42 地殻表層の変動・発達と地球年代学/熱年代学の応用(E)
コンビーナ:長谷部徳子(金沢大)、末岡 茂(原子力機構)、田上高広(京都大)、Yuan Hsi Lee(台・國立中正大)
招待講演:Sean Jones(豪・メルボルン大)、Luca C Malatesta(独・GFZ)、太田凌嘉(京都大)
https://www.jpgu.org/meeting_j2022/sessionlist_jp/detail/S-CG42.html
JpGU2021
S-CG47 地殻表層の変動・発達と地球年代学/熱年代学の応用(J)
コンビーナ:長谷部徳子(金沢大)、末岡 茂(原子力機構)、堤 浩之(同志社大)、田上高広(京都大)
招待講演:白濱吉起(産総研)、中嶋 徹(京都大)
https://www.jpgu.org/meeting_j2021/sessionlist_jp/detail/S-CG47.html
JpGU2020
S-CG59 地殻表層の変動・発達と地球年代学/熱年代学の応用(E)
コンビーナ:長谷部徳子(金沢大)、末岡 茂(原子力機構)、Frederic Herman(瑞・ローザンヌ大)、田上高広(京都大)
招待講演:松四雄騎(京都大)、塚本すみ子(独・LIAG)、Matthew Fox(英・UCL)
https://www.jpgu.org/meeting_j2020v/sessionlist_jp/detail/S-CG59.html
●関連リンク
この度新たに立ち上げた、アジアの熱年代コミュニティによる国際会議(Thermo Asia)です。
偶数年の開催を目指しています。
ThermoAsia2028 in Trabzon, Turkey (26-28 Aug 2028)
過去数回分および今後予定されているThermo会議のウェブサイトです。
奇数年の隔年開催となります。
Thermo2027 in Banff, Canada (12-17 Sep 2027)
Thermo2025 in Kanazawa, Japan (14-20 Sep 2025)
Thermo2023 in Riva del Garda, Italy (3-9 Sep 2023)
Thermo2021 in Santa Fe, USA (12-17 Sep 2021)
Thermo2018 in Quedlinburg, Germany (16-21 Sep 2018)
Thermo会議を主催する熱年代国際常任委員会(ISCT)のウェブサイトです。
Thermo会議の成り立ちや、2016年以前の会議情報などが掲載されています。
ISCT | International Standing Committee on Thermochronology (universite-paris-saclay.fr)
委員長 田上 高広(京都大)
副委員長 長谷部 徳子(金沢大)
幹事 末岡 茂(原子力機構)
委員
佐野 有司(高知大)
石塚 治(産総研)
Horst Zwingmann(京都大)
塚本 すみ子(LIAG)
豊田 新(岡山理大)
熊谷 英憲(学習院大)
芝崎 文一郎(建築研)
重松 紀生(産総研)
堤 浩之(同志社大)
松四 雄騎(京都大防災研)
●表層熱年代学メーリングリスト開設
参加ご希望の方は、末岡 茂(sueoka.shigeru (a) jaea.go.jp)まで
下記の空欄に必要事項を記入してお申し込みください。
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