古代から中世、近世から近現代までの日本史、西洋から東洋に及ぶ世界史で構成されているトピア
⇒トピア認定クエスト(RANK:★★★)
※Hトピアの3つの棚につき、それぞれひとつ以上のクエストを達成した者にのみ挑戦資格が与えられる上級クエスト
記紀万葉から貴族と武士の時代までの古代、中世から、日本の価値観は創出している。日本神話においてはアマテラスとスサノオに始まり、平安末期の院政と武家の登場、南北朝時代には天皇が二つに分かれた。中華グローバルスタンダードであった漢字や鉄、稲作を日本はいかに和漢混淆な日本として再編集してきたのか。歴史を読み解くことで、古来より日本に通底していることが自ずと理解されていくことだろう。この書棚に触れることは、私たちが歴史的現在に生きる存在であることを知る絶好の契機となる。
江戸のネットワークと芸能、明治の立身・立志・立派、大正の文芸とデモクラシー、昭和の国家と戦争。私たちは現代日本と直接つながる近世日本、近代日本とあまりにも切り離されつづけている。 当時のグローバル社会に対して、鎖国日本、開国日本、侵略日本、敗戦日本、そして復興日本というように、日本はさまざまな姿をとってきた。江戸から現代に至る激動の時代に、世界と切り結んだ群像は、どのような社会像を描こうとしていたのか。学生はいまいちど、ここから現代の編集を始めてもらいたい。
歴史をヨコにみれば、ソクラテスに代表されるギリシャの哲学者とインドの覚醒者ゴータマ・シッダールタと孔子・老子・墨子・荘子・孟子といった中国の諸子百家はほぼ同時代に活動をしていた。中世には失われた知を保存していたイスラムとの交流と交戦が、ルネサンス、バロックの開花を招いたわけである。タテにみれば、宗教改革がエミグレをつくり、大陸に向かったピルグリム・ファーザーズが合衆国を建国する。フランス革命ののちのナポレオンの国民国家は帝国主義の列強に変容し、そのまま二度の世界大戦へと突き進んでいく。世界史で躍動した人物のプロフィールから、歴史と思想と方法の知の森の奥へ誘う世界史クロニクル書棚。