事件や事故の真相や推理、国際関係の諜報など情報を幅広くとらえて構成したトピア
⇒トピア認定クエスト(RANK:★★★)
※Iトピアの4つの棚につき、それぞれひとつ以上のクエストを達成した者にのみ挑戦資格が与えられる上級クエスト
ヴィクトリア朝における科学(目による観察)がミステリーという分野を生み出した。不明なることを観察する目は道具の発達とともにマクロにもミクロにも及ぶ。 シャーロック・ホームズに代表される名探偵たちの活躍、犯罪を引き起こす脇役の心の暗部、日常の治安を守る警察や刑事のドラマ、日本近代の警察機能である同心、岡っ引きの物語。事件や事故は謎という問いに始まり、「観察・仮説・検証」といった科学的プロセスと同一の経過を辿る。エンターテインメントで思考を科学することを学ぶことができる棚。
ルールとは自由を生み出すためのものであるはずである。市民はすべからく、法の下に守られているはずである。しかし、そこには必ずルールから逸脱するものがいて、法を犯すものがいる。また、ルールによって苦しめられ、法によって排除されるものがいる。 国家によって明示化されている法と世間によって慣習化されている法。私たちはすでに生まれたときから、法的存在なのである。法と関連した事件、事故から現実問題までを扱いつつ、法社会の現在から将来までを見通す。
世間や学校や家族から、意図するしないにかかわらず脱出していったものたちは、逸脱したものたち同士で別世間、別学校、別家族を形成していく。そこで、重要視される論理は力か、血か、金か。彼らを行動へと突き動かすのは信仰か、忠誠か、名誉か、絆か。我々がこういった法外な世界に眉をひそめながらも、引きつけられてやまないのは、そこに近代社会が失った「小さな共生」と「生の目的」が垣間見えるからかもしれない。 世界は法だけで動くのではない。不良、極道、諜報員、ヒットマン、別様の社会を垣間見る書棚。
戦争とは暴力、犠牲に由来する。権力が、対抗する権力に対して、暴力と犠牲を伴って権力の拡大を主張すること、またそれを阻止することが「戦争」である。一方、国家のなかで、時の権力が対抗する力によって転覆され、権力を行使するものが革まることを「革命」と呼ぶ。マンガは、現実の戦争のみならず架空の戦いが生んだ英雄譚、テロリストや反動分子、暗躍する忍びの者たちの活躍までも描いてきた。 この棚は空想世界での戦争や現実の社会問題、テロリズムがテーマである。マンガをきっかけに、新書や文庫を通してなぜ暴力や対立が生まれるのか、何が犠牲や被害の対象となるのかを考え、その起源やメカニズムを考察してもらいたい。