野球、サッカー、相撲、ボクシング、陸上、自転車など多様なスポーツをあつかうトピア
⇒トピア認定クエスト(RANK:★★★)
※Bトピアの4つの棚につき、それぞれひとつ以上のクエストを達成した者にのみ挑戦資格が与えられる上級クエスト
野球は日本の国技ともいえるスポーツである。攻撃と守備が明確に分かれ、役割が専門化していく野球のイメージは、戦後の経済復興の原動力となった企業戦士の姿と重なる。 草野球、高校野球、プロ野球からメジャーリーグへ。野球に見る日本人の夢は、グローバル社会を象徴するように、舞台を世界に移していく。それでも野球の中には何か日本的なるものが残響している。野球マンガのドラマを通して、そこに流れる日本文化を読み解きたい。
部分と全体、組織と役割。明確なゲームルールと行方の知れないボールの軌跡。我々がボールゲームに熱中するのは、単純なルールが複雑なプロセスを生み出すことと、近代的自我を超えて集団的自己に自らを投企できるからであろう。そこに読みとハコビと関係の瞬時の相互編集が起こる。 オフサイドの導入によって得点の重みを重視したサッカーやラグビー、逆に得点の醍醐味とプレイの連続性を重視したバスケットボール。チームビルディング、ゲームマネジメントは実学の実践に欠かすことはできない。超実学のためのインタラクティブ・システムのヒントがここにある。
身体を極限まで鍛練し、斤量を極限まで制限するボクシング。重量の軽重は問わず、相手との交わしあいのなかで勝機をつかむ武道。鍛練された肉体と技をもって、いかに観客を引きつけるかを徹底したレスリングや総合格闘技。肉体の戦いといっても、その価値づけは千差万別である。 白黒をつける肉体のぶつかりあいに象徴される多様な戦いのプロフィールから、心技体の鍛練、ルールの差異がなにを生むのか、相互のかわしあいにおいて機を見るとは何かを学ぶ。
ルネサンス期に端を発するバレエは、クラシックからモダンダンス、コンテンポラリー、インプロビゼーションと型から型を破り、新しい型を生みながら、その伝統と前衛のインタースコアを起こしつづけている。 一方、ボディ・サイエンスと身体進化論を背景に、勝利と記録の二兎を追いつづける短距離、マラソン、自転車競技。その先に競技者が獲得するのは栄光だけではなく、データでは測り得ない五感がない交ぜになった超感覚や、ある感覚が鋭敏になる突出感覚であるという。他にも、自然と格闘しつつ、自己を内省する登山など、多様なスポーツを巡り、身体について考察する。