設立趣意書

人生100歳時代を迎え、自分のできること、得意なことを生かして、地域の課題解決や活性化に、主体的に取り組む活力あるシニア市民が増えつつある。

これらの活動は、従来ボランティアに位置付けられるものがほとんどであるが、活動者の持ち出しや人的ネットワークなどに、近年その限界が見られるようになってきた。

このため、活動の安定化、継続性と発展性の確保(Sustainability)のため、ビジネス手法を採用した活動(コミュニティビジネス;CB)と、各CBをサポートする、中間支援組織(プラットフォーム)の必要性が注目されてきている。

そこで、我々いたばしシニア市民がCBの中間支援組織を構築・設立・運営することにより、ビジネス手法で地域の課題に取り組むCBプレーヤー、サポーターなど関係者をつなぐコーディネーター役になることができ、市民のCBによる地域課題解決・地域発展の更なる拡大が期待できると考える。

2017年度、2018年度の板橋区主催CB関連講座の受講生で構成され、任意団体として活動してきた我々は、CBプレーヤー等を繋ぐ活動として、CBミニ文化祭を現在までに3回開催した他、2018年11月以降は毎月CBプレーヤーとの情報交換会を主催・開催しており、また、板橋区主催の関連イベントに参加し、プラットフォーム構築検討状況等を報告してきた。

しかしながら任意団体であるため、公的機関からの受託困難である等の社会的に信用が求められる対外活動に限界があることから、特定非営利活動法人になることにより、社会的信用を確保する他、会員等の仲間を増やし活動の更なる活発化を推進すると共に、団体運営の更なる効率化・健全化確保を目指すものである。

                       2018年12月10日        設立総会 承認     

法人設立に至るまでの経緯

2018年  10月~ 毎週CBプラットフォームの運営、設立等につき定例会議を開始

 同年 11月~ 毎月CBプレーヤーとの情報交換会を主催・開催

   同年 12月 板橋区主催「いたばしCB大交流会」でプレゼン

2019年 1月 第1回いたばしCBミニ文化祭主催・開催

   同年   5月 板橋区主催「CB課題解決ワークショップ」でプレゼン

         (対象となった2つのワークショップの伴走支援を同年11月まで担当)

   同年   9月 第2回いたばしCBミニ文化祭主催・開催

    同年   11月 第3回いたばしCBミニ文化祭主催・開催

                    (2回のミニ文化祭は、板橋区後援、ボランティア・NPO活動補助金選定事業として実施)

    同年 12月 NPO法人設立総会開催  同月東京都の法人設立申請書提出

 2020年2月 東京都法人設立認証受領 同月22日法人登記申請・法人設立