理学療法学科

OB・OGからのメッセージ

札幌市白石区役所 勤務 (札幌市)

髙橋 賢勇 さん

【2017年卒業】

今の仕事に就いたきっかけは?

卒業後は5年間、医療機関の回復期病棟で患者さんのリハビリテーションに携わりました。その経験から、地域の高齢者に対し、行政の立場で介護予防の促進と生きがいを見つける支援がしたいと思い、公務員への転職を決意しました。

大学での学びで、印象深いことは?

社会福祉施設など学外で行う授業は、社会と理学療法の結び付きを強く感じることができる内容でした。医療の専門知識だけでなく、理学療法士がどのように社会に貢献できるかを学ぶことは、職業選択の幅や知見を広げることに繋がりました。

※この取材は2022年に行ったものです。

旭川医科大学病院 勤務 (旭川市)

川原 菜々 さん

【2020年卒業】

今の仕事内容は?

心臓・血管疾患やがん患者、ICU病棟のリハビリテーションを経験し、現在は小児の患者さんや脳卒中、神経難病、救命救急病棟に入院されている患者さんを対象にリハビリテーションを行い、さまざまな場面で多職種と連携しています。大学で多職種連携の理解を深めたことが今に生かされています。

仕事の魅力や大切なことは?

一人で立てなかった方が一人でトイレに行けるようになるなど、できなかったことができるようになる喜びを患者さんと共有できるのがこの仕事の魅力です。また、身体機能の改善だけでなく、その人が今後生活していく上で必要なことは何かを考え、それに向けて環境を整えていくことが大切だと考えています。

※この取材は2022年に行ったものです。

株式会社レバンガ北海道 勤務 (札幌市)

武田 智洋 さん

【2017年卒業】

チームの一員として、勝利のために自分の役割を果たします。

大学卒業後はスポーツ整形外科に力を入れる病院で3年間勤務。そのときのご縁があって、現在はレバンガ北海道に所属しています。私はチームトレーナーとして選手の傷害予防、パフォーマンスの向上や維持など身体に関すること全般をサポート。選手の考えや悩みを聞くことも重要な役割だと考えています。ブースターの声援に応えようと選手・スタッフも一丸となり、勝利をめざしています。また、本学理学療法学科同窓会の会長を務めています。卒業生や大学とのつながりは継続的に、在学生とのつながりはより深めていけるよう、さまざまな企画を検討していきます。日々トップアスリートたちから学んでいるのは、小さな努力を積み重ねた先に次のステップがあるということ。これからも求められている役割をしっかり果たしたいと思います。

※この取材は2021年に行ったものです。

札幌秀友会病院 勤務 (札幌市)

佐々木 侑希 さん

【2017年卒業】

ロボットの活用も、地域社会での健康支援も、学びたいことばかりです。

主に脳卒中、神経難病、脊髄損傷などで歩行が困難になった方々を対象にリハビリテーションを行っています。立ち座りや歩行を支援するサイボーグ型ロボットなど、先進的技術も積極的に活用。日常業務に加えてロボットを活用した理学療法のプロジェクトにも参加し、研究活動や学会発表も行っています。業務のあらゆる場面で役立っているのが、学生時代の経験。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が連携した業務体制、看護師やソーシャルワーカーと情報共有しながら退院後の生活にも関わること、そして、地域住民を対象とした体力測定会などの院外活動も、それらの重要性はすべて医療大だから学べました。医療人のやりがいは患者さんの人生に関わり、より良い生活を実現できること。そのために学びたいことがたくさんあります。

※この取材は2021年に行ったものです。

札幌スポーツクリニック 勤務 (札幌市)

白石 珠美 さん

【2017年卒業】

けがの予防や復帰、競技のサポートまで、スポーツが好きな人を応援しています。

スポーツでけがをした方々から、整形外科的な疾患のある高齢者の方々までを対象にリハビリテーションを行っています。アスレチックスペース(体育館)も併設しており、けが防止のための運動指導なども実施。メディカルスタッフとして、スポーツ大会に帯同する機会もあります。けがの予防や復帰、競技まで一貫して支援できるのは、とてもやりがいがあります。リハビリテーション科のスタッフは、全員がスポーツ経験者です。私は陸上部で100mをやっていたのですが、中学時代にけがをしてリハビリテーションを受けたのが当院。医療大在学中も、実習先としてお世話になりました。今後はスポーツとの関わりをさらに深め、いつか母校の陸上部をサポートしたいという思いがあります。

※この取材は2020年に行ったものです。

エル・クォール平和 (札幌市)

佐藤 悠人 さん

【2018年卒業】

多くの方々の在宅復帰を叶えるために、生活に根ざしたアプローチを行っています。

自宅を含め、その人の実際の生活に貢献できる理学療法士をめざし、在宅復帰・在宅支援の機能が高い「超強化型」の認定を受けている当施設に就職しました。入所リハビリテーションでは、一人ひとりの心身状態や自宅生活で必要となる動作などを把握し、多職種連携でサポート。通所リハビリテーションの利用者さんの中には、以前入所されていた方もいます。私が担当した方が、はじめて在宅復帰したときのよろこびは今でも忘れられません。また、理学療法士の専門性はもちろん、密に連携する作業療法士からも、その人の生活歴や職業歴に基づく動機づけ、ご家族のフォローや家屋の評価を含む環境調整などを学んでいます。身体機能の向上だけではなく、その人の日常生活を豊かにできるセラピストになりたいです。

※この取材は2020年に行ったものです。

旭川リハビリテーション病院 勤務 (旭川市)

萩澤 拓磨 さん

【2017年卒業】

学生時代の実習先が、現在の勤務先。多職種連携の重要性を実感する毎日です。

在学当時から、卒業後は地元・旭川で働きたいという思いがあり、3年次の臨床実習でお世話になったのが当院でした。現場で必要とされる考え方や、多職種連携の実際など、多くのことを学ばせてもらった当院に就職。脳卒中の後遺症など、さまざまな疾患のある方々を担当して3年目を迎えました。患者さんと目標を共有し、少しずつできることを増やせるよう業務に取り組んでいます。毎朝行っているのは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はもちろん、看護師、医療ソーシャルワーカーなども参加するミーティング。患者さんの状態、治療の方向性、退院後の生活などを話し合います。医療大で学んだ多職種連携の基礎が、今でも大いに役立っています。

※この取材は2019年に行ったものです。

江別市立病院 勤務 (江別市)

日野 里恵 さん

【2018年卒業】

地域に必要とされる理学療法士をめざして、業務や活動の領域を広げていきます。

市民・患者さん向けの健康教室や、地域社会へ出向して予防教室を開催するなど、地域に密着している点に魅力を感じ、当院に就職しました。2年目の現在は、患者さんのリハビリテーションを行いながら、院内の業務も担当。BLS(一次救命)チームに所属し、各スタッフに心肺蘇生法の知識と技術を伝える役割を担っています。学生時代の経験で生かされているのは、卒業研究の内容を日本糖尿病学会北海道地方会で発表したこと。論文作成を通して学んだ科学的検証法や論理的思考は、業務のあらゆる場面で応用しています。また、当別町民の方々と触れ合う機会から多くのことを学んだので、いつか私も当院が行う地域社会での活動に携わりたいと思っています。

※この取材は2019年に行ったものです。