2014年10月から2021年3月までお世話になった岩手県立大学の学生や同僚の先生方と行った研究を紹介します。

私の一番の財産といえるものです。

学生と行った研究は、いずれも学生の卒業論文、修士論文を投稿論文や学会発表抄録としてまとめたものです。

学生に傍線をつけております。


<学会誌>

庄司 文仁・堀内 聡・青木 俊太郎・髙垣 耕企(2020).抑うつスキーマと閾値下うつの関連に対する否定的な自動思考の媒介効果 認知療法研究,

 13,182-189.

 →抑うつスキーマが否定的な自動思考を高めた結果として閾値下うつのリスクを高めることを明らかにしました。

小林 諒子・堀内 聡(2021).感動と悲しみが喚起される場面における涙の個人差とパーソナリティの関連 応用心理学研究,47, 128-129.

 →感動と悲しみが喚起されるであろう動画を視聴してもらい、Big Fiveの開放性の高さが泣きやすさに関連することを示しました。

矢羽々 紗枝・堀内 聡・片岡 祥(2021).  被既読無視場面に対するネガティブ感情の変化とアタッチメントスタイル 応用心理学研究,47,130-131.

 →既読無視されるシナリオを読んでもらい、アタッチメントスタイルと生起するネガティブ感情の関連を検討しました。あまり明確な関係はありませ 

  んでしたが、とらわれ型と比較して、安定型は一部のネガティブ感情の喚起がマイルドでした。

星 君佳澤田 聖響・前田 佳宏・堀内 聡(2022).3福祉士資格のいずれかを有する知的障害者支援職員のストレッサー経験とバーンアウト傾向 

 行動科学,61,47-51.

<学会誌(依頼原稿)>

盛 悠史・堀内 聡(2022).オンラインによる単回インプロワークショップの効果とメリットおよびデメリットに関する予備的研究 行動科学,60, 

 43-48.


<紀要>

庄司 文仁・堀内 聡・青木 俊太郎(2017).抑うつ状態の大学生および専門学校生の認知的・行動的特徴 岩手県立大学社会福祉学部紀要,19,83-

     88.

 →抑うつが高い大学生には認知的・行動的特徴の異なるサブグループがあることを明らかにしました。

澤口 友祐・堀内 聡(2018).自尊感情の高さおよび変動性と他者からの評価に対する恐れとの関連 岩手県立大学社会福祉学部紀要,20,47-53.

 →自尊感情の変動性ではなく高さが他者からの肯定的な評価への恐れと否定的な評価への恐れに関連することを明らかにしました。

鎌田 奈月・堀内 聡(2019).精神的回復力とスピーチ課題による心拍数と主観的緊張の変化 岩手県立大学社会福祉学部紀要,21,57-61.

 →精神的回復力の高い人は、ストレッサーに曝された時点で強いネガティブ感情を経験することを明らかにしました。

中嶋 道子・堀内 聡・青木 俊太郎・矢島 潤平(2019).強みの多さ,強み認識および強み活用感と主観的ウェルビーイングの関連 岩手県立大学社会福

 祉学部紀要,21,63-67. 

→強みの多さと強み認識の高さが 主観的ウェルビーイングの高さに関連することを明らかにしました。

⑤菅野 道生・堀内 聡・川乗 賀也・大友 有香・照井 典子・中居 倫子(2022).岩手県A市B地区の高齢者世帯におけるゴミ出し支援のニーズに関する調

 査 岩手県立大学社会福祉学部紀要,24  ,145 - 150.


<学会発表抄録>

矢羽々 紗枝・堀内 聡・片岡 祥(2020).既読無視場面に対する感情の変化とアタッチメントスタイル 日本健康心理学会第33回バーチャル大会,宮城県仙台市.

澤口 友祐・川乗 賀也・堀内 聡・小松 裕恵(2018).イルカの観察,イルカへのタッチ,およびイルカとの遊泳に伴う感情の変化 日本行動科学学会第34回ウィンターカンファレンス,岩手県八幡平市.

堀内 聡・鎌田 奈月(2018).精神的回復力とスピーチ課題による心拍数と緊張感の変化 日本行動科学学会第34回ウィンターカンファレンス,岩手県八幡平市.

堀内 聡・中嶋 道子・青木 俊太郎・矢島 潤平(2017).強み活用感および強み認識と主観的ウェルビーイングの関連-強みの多さの調整効果に注目して- 日本心理学会第81回大会,福岡県久留米市.

澤口 友祐・堀内 聡(2017).自尊感情の高さおよび変動性と他者からの評価に対する恐れとの関連 日本心理学会第81回大会,福岡県久留米市.

庄司 文仁・堀内 聡(2017).抑うつと認知機能との関連 日本心理学会第81回大会,福岡県久留米市.

庄司 文仁・堀内 聡・土屋垣内 晶(2017).ため込み癖の該当率における性別と年代との関連 日本認知・行動療法学会第43回大会,新潟県新潟市.

堀内 聡・澤口 友祐・津田 彰・米田 健一郎・洞田貫 沙也香(2017).ストレスマインドセット,コーピング,および心理的ストレス反応の関連:コーピングの媒介効果の検討 日本認知・行動療法学会第43回大会,新潟県新潟市.