中村 緑夢 個展「-arium」

2020年 10月10日(土)〜 16日(金) 13:00〜20:00

「-arium」とは、特定の物事と関連する場所、特定の機能を持つ装置を意味する。例として、Terrarium(陸上生物を容器で飼育すること)やAquarium(水中生物を容器で飼育すること)などがある。動植物を容器で飼育することにおいて、ガラスは内界と外界を分ける仕切りとなって新たな空間を生み出す。このガラスは主原料の石や砂など地球に有り触れたものが『溶けて流れて固まって』生成される。

青森県・奥入瀬渓流は、溶岩質で苔類に覆われた原初的な光景を感じさせる。大地の熱が生み出したこの自然界の姿を、同じ生成過程を持つガラスそのものに置き換え、外界の自然を室内に持ち込むことのできるインテリアプロダクト「-arium」シリーズを制作・展示した。

(制作協力:石橋ガラス工房 / 石橋忠三郎)



中村 緑夢 / Nakamura Gurimu

青森県八戸市出身 / 青森・八戸工業大学第一高等学校 卒

2017年 八戸工業大学感性デザイン学部感性デザイン学科(現 創生デザイン学科)入学

住環境デザイン(現 リビングデザイン)コース

卒業研究指導教員:皆川俊平 / 宇野あずさ