103-46A
103-46A
103-46
(答 2:上限は肝血流速度である。)
解説
重要公式
CLh = Qh ・ Eh・・・①
(参考)CLh = Qh・( f・CLint, h) / (Qh + f・CLint, h)・・・②
肝クリアランスに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
①かつ、0 ≦ Eh ≦ 1より、
肝クリアランスの上限はQhであり、血流量(Qh)を超えないので、選択肢2となる。
同様に、選択肢4、5も除外できる。
ちなみに、②より、
最上限(Eh=1)に近づくと、
f・CLint, h ≒ Qh + f・CLint, hより、Qh << f・CLint, hとなるものの、肝固有クリアランス(CLint,h)が大きくなることはCLh=Qhに寄与するのみである。
再下限Eh=1に近づくと、
( f・CLint, h) / (Qh + f・CLint, h) ≒ 0より、Qh>>f・CLint, hとなり、肝固有クリアランス(CLint,h)が小さくなってもCLhの低下には寄与しない。