101-42A
101-42(答 3:乳汁は血漿に比べて酸性であるため弱塩基性薬物は乳汁中に移行しやすい。)
解説
重要な基礎知識
pH分配仮説・・・①
pHの変化は分子型・イオン型比率を変化させる。分子型が増えると吸収(逆側への移行)は増加、イオン型が増えると吸収は低下する。酸性薬物は酸性になると分子型分率が増え(イオン型が減る)、膜移行する。塩基性薬物はアルカリ性になると分子型分率が増える(イオン型が減る)、膜移行する。
乳汁は血漿に比べて酸性である・・・②
②より、1、2、5は不正解。
①より、相対的に塩基性である血漿に存在する塩基性薬物(例:キニジン)は分子型として、膜を透過し、乳汁に移行しやすい。