100-169A
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(答 1:新生児では成人に比べ体重当たりの総体液量が多いので....)
(答 3:フェニトイン代謝能は、生後、急激に上昇する。)
解説
1 (正)新生児の水分量(体液量)は成人に比して多いので、セフェム系抗生物質などの水溶性薬物の血中濃度は低下しやすくなる。よって、体重当たりの投与量が成人より多めに設定されることが多い。
2 (誤)新生児の糸球体ろ過速度は生後半年弱で成人と同程度になる。
3 (正)(解説は下部)。
4 (誤)一般に、グルクロン酸抱合と比較して硫酸抱合代謝能の発達よりも早い。
5 (誤)(解説は下部)
肝代謝は成熟度が酵素によって異なるので薬物によっても成人レベルに達する時期が異なる。バルビツレート,フェニトインは生後2から4週で成人レベル、テオフィリンは数か月で成人レベルとなる。
なお、小児の方が代謝活性が高い代表的な薬物としてフェノバルビタール、フェニトインカルバマゼピン、テオフィリンなどがある。