専攻科

機関専攻科1年生の活動報告

 

専攻科1年生は実習船土佐海援丸で将来の船員を目指して学習や作業に取り組んでいます。この記事では機関コース専攻科1年生の作業の様子を紹介したいと思います。

熱交換器のプレート清掃

この熱交換器は海水を利用して、冷凍装置の圧縮機の冷却水を冷やしています。熱交換器は複数のプレートが重なった構造をしていて、このプレートに水垢がたまるので、それを取り除いています。しっかりきれいにすることで熱交換の効率が良くなります。 

記:機関専攻科1年生 宇井幸希

遠心油清浄機の開放・清掃 

遠心油清浄機は燃料油を遠心力によって油、水、スラッジに分離してきれいな油を取り出す機械です。回転体の中にある分離板は数十枚重なっており、その分離板を1枚1枚清掃するのは大変でした。 

記:機関専攻科1年生 岡本太陽

冷凍装置の凝縮器のチューブ突き 

土佐海援丸にある冷凍装置の凝縮器内部を清掃しています。この小さな管の中には海水が流れているので、さびが発生したり、小さなフジツボや海藻のようなものが詰まっていいたりします。これらは冷凍能力の低下や故障の原因となります。管1本1本に細長いワイヤブラシを通して清掃を行います。 

記:機関専攻科1年生 楠瀬冬弥

魚艙ファンのモータの開放・点検・ベアリング交換 

ベアリングは繊細な部品で、内部の球は限りなく真球に近い形であり、衝撃などで形がゆがむと滑らかな回転が得られません。

取り付ける際には軸に対して垂直になっていることを確認しながら、ベアリングの内側のカバーを叩いて挿入します。カッチリはまると、叩いたときの音が変わります。

記:機関専攻科1年生 高橋侑輝 

ゴムパッキン作成 

ムパッキンは水漏れを防止するために配管と配管との間に使用します。

パッキンは既製品がありますが、既製品は高価なので自分達で作っています。

写真は打抜きポンチでパッキンに穴を開けているところです。

この穴のサイズや位置を間違えると水漏れや故障につながるので慎重に行っています。

 記:機関専攻科1年生 秋田海