学生研究
学部生、大学院生の一人ひとりには探求すべき互いに異なる個別の研究テーマがあります。それらの概要や進捗状況、今後のスケジュールなどを共有します。
最初は教員と二人三脚で、しばらくしたら一人で進めることができると良いです。ただ、研究室で実施している研究は専門性が高く(というよりマニアック)、周辺知識を多く獲得しないと取得したデータの意味を判断したり次に進めるべき方向を感じることは難しいかもしれません。これには先行文献を読むことも必要ですが、指導教員や知識豊富な先輩と多く会話することが近道かもしれません。応援しています。
研究に必要な環境づくり
研究遂行には様々なツールを賢く使っていくことが効率良く進めていくコツです。大学のECCSアカウントに割り当てられるMicrosoftやgoogleのサービスを使えるようにするほか、研究内容に応じ以下のような準備が必要です。
作業服発注
当研究室では必ず各自のテーマに沿った実験を行います。学生は一人1セットの作業服を購入します。実験の時には必ず安全服装に着替えてから実施するようにしてください。
<①上着>刺繍「東京大学 応用力学研究室」
・男女ペア長袖ブルゾン GS2561 上 シルバーグレー
http://ec.midori-anzen.com/shop/g/g31201206/
<②男子ズボン>
・男子スラックス GS561 下 シルバーグレー
http://ec.midori-anzen.com/shop/g/g31221041/
<③男女兼用スラックス>
https://ec.midori-anzen.com/shop/g/g31120041/
<④安全靴>
有限要素法を用いる研究を行うためには、Abaqusを自身のデスクトップPCにインストールしてください。
(1)Abaqus
\\ouriki-landisk\disk1\02Share\Software\Abaqus2018\DVD
をフォルダごと自身のPCにコピーし、setup.exeをダブルクリックしてインストールを進めてください。Abaqusは柴沼研究室と共同でライセンス契約しており、譲り合って使用してください。ルールを守って運用しましょう。DSLSサーバに"UK-X:4085"を指定してください。
(2)Abaqus job managerのブラウザお気に入り追加
をクリックして画面に表示されるか確認してください。大学のネットワーク内でのみアクセス可能です。
(3)Abaqus student
Abaqus studentもインストールしておいてください。Abaqus studentはライセンス不要です。1000節点以内で作ったモデルしか計算可能ではありませんが、二次元問題やベーシックな問題を実施するのに、最適なツールです。(2021verに差し替えました)
\\OURIKI-LANDISK\disk1\02Share\Software\Abaqus student edition\\Abaqus_2021.SIMULIA_Abaqus_Student.Windows64.1-1.zip
こちらもフォルダごと自身のPCにコピーしてからインストールしてください。
(4)Abaqusモデリングの手引き(西薗氏作)
マニュアル 参考にしてください。
有限要素法を用いた熱弾塑性解析ソフトウェアである SYSWELD が利用できます。
(1)SYSWELD インストール
\\ouriki-landisk\disk1\02Share\Software\SYSWELD\SYSWELD2021r0_Windows.zip
を自身のPCにコピーし、すべて展開してから SYSWELDSetup.exe を実行してください。同じディレクトリにあるインストールガイドも参照しましょう。
(2)ライセンスサーバについて
SYSWELD のライセンスは HYDRO-RIVER ワークステーション上のライセンスサーバで管理されています。HYDRO-RIVER 以外のPCでも SYSWELD を利用できますがライセンスの範囲内でしか同時に使用することはできません。
ライセンスサーバを指定するための環境変数は「27000@HYDRO-RIVER」を設定します。
(3)トラブルシュート
アプリケーションを終了すればライセンスは解放されるはずですが、されずにほかのPCでSYSWELDが利用できなくなることがあるようです。
その場合は HYDRO-RIVER にリモートデスクトップで入り、LMTOOLS からライセンスサーバを再起動してください。
プログラミング言語は特に指定ありません。AbaqusのユーザサブルーチンはFORTRANで記述することが必要です。川畑は普段の便利ツール作成にはExcel VBAを使っています。この機能はエクセルをインストールした後、デフォルトでは表示されませんので、オプション>リボンのユーザ設定から開発タブをオンにしてください。あと、アドインでソルバーや分析ツールをオンにしておくと便利です。
ミクロ組織解析にEBSD(総合研究機構や柏Ⅱキャンパスにある共通設備を使います)を使用する場合には、測定データを解析するソフトをインストールしておく必要があります。以下からセットアップしておいてください。このソフトウェアはUSBドングルをライセンスキーとして使用します。
\\ouriki-landisk\disk1\02Share\Software\OIM Analysis\OIM analysis7.3.1
EBSDの概要については、以下が判りやすい教材になります。
\\ouriki-landisk\disk1\02Share\old\EBSDセミナー(2016.9)
テキストエディタ:
EmEditorを使用することが多いです。メモ帳やワードパッドは使い物になりません。EmEditorは以下からDLし、無料版にダウングレードして使用するので十分です。
https://jp.emeditor.com/text-editor-features/history/emeditor-free/
ファイルリネームツール:
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/filebababa/
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