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2023年3月6
日本発達心理学会第35回大会


概要

 2024年3月6日〜8日にかけ,大阪国際交流センターを会場として日本発達心理学会第35回大会が開催されました。大会初日(6日)に行われたラウンドテーブル「子どもとデジタルのスマートな関係構築を目指して」(企画:佐藤賢輔特任助教)には,CEDEPから大久保圭介特任助教と佐藤特任助教が登壇し,東大CEDEP✕ポプラ社共同研究プロジェクトの成果についてそれぞれ話題提供を行いました。

 大久保特任助教は「保護者のデジタルメディアの利用と子どものデジタルメディアの利用」と題した話題提供において,保護者および子のデジタルメディアの利用頻度や使い方が子どもの発達とどのように関連するかについて,縦断調査データの分析結果を中心に紹介しました。佐藤特任助教は「子どもによるデジタル読書の特徴と可能性:紙の本との比較を通じて」と題した話題提供において,幼児と保護者による絵本の共同読み場面において,紙の絵本とデジタル絵本を比較した実験研究の結果や,ポプラ社が提供する学校向け本と学びのプラットフォーム「MottoSokka!」を利用した小学校における実践活動の特徴などを紹介しました。

 本プロジェクト以外からも愛知淑徳大の佐藤朝美教授,島根大学の佐藤鮎美講師がそれぞれ話題提供を行いました。話題提供後のディスカンションでは,子どものデジタル利用に関する懸念,デジタルが子どもの発達にもたらす恩恵,電子書籍を含むデジタルテクノロジーと子どもがより良い関係を構築するための方法論などについて,オーディエンスも参加した活発な議論が行われました。


概要

大会名:一般社団法人日本発達心理学会第35回大会