企画趣旨
2019年8月にスタートしたCedepとポプラ社による共同研究プロジェクト「子どもと絵本・本に関する研究」では、子どもと絵本・本の関わりや子どもを取り巻く絵本・本・メディア環境について、調査、実験、事例研究など多様なアプローチに基づき、多層的・多面的な研究を行ってきました。
シンポジウムでは、プロジェクトのこれまでの成果をまとめた上で、これからを生きる子どもたちにとっての豊かな絵本・本・メディア環境を実現するための提言に繋げました。
概要
[日時] 2022年2月28日(月)15:00〜17:00
[場所] オンライン開催(Zoomウェビナー)
[共催 ] 東京大学教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)/株式会社ポプラ社
[お申し込み] 先着1,000名 参加費無料
プログラム
[開会挨拶・はじめに]
野澤 祥子(発達保育実践政策学センター 准教授)
[共同研究の成果から]
子ども・親子・家庭に関する研究から:佐藤 賢輔(発達保育実践政策学センター 特任助教)
園・図書館・地域社会に関する研究から:高橋 翠(発達保育実践政策学センター 特任助教)
[指定討論]
秋田 喜代美(学習院大学 教授/東京大学 名誉教授)
遠藤 利彦(東京大学大学院 教授/発達保育実践政策学センター センター長)
[提言に向けたディスカッション・質疑応答]
上記登壇者 + 千葉 均(株式会社ポプラ社 代表取締役社長)
[閉会挨拶]
浅井 幸子(東京大学大学院 教授/発達保育実践政策学センター 副センター長)
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資料
発表資料_野澤 祥子
野澤祥子_はじめに(2022.2.28 シンポジウム「豊かな絵本·本·メディア環境の実現に向けて:『子どもと絵本·本に関する研究』のこれまでの成果から)
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発表資料_佐藤 賢輔
子ども・親子・家庭に関する研究から(2022.2.28 シンポジウム「豊かな絵本·本·メディア環境の実現に向けて:『子どもと絵本·本に関する研究』のこれまでの成果から)
「子ども・親子・家庭に関する研究から」では、幼児の家庭における絵本・本・メディア環境の実態等を調べた「幼児の読書とデジタルメディア利用についての保護者調査」、および紙の絵本とデジタル絵本の比較や、メディアの種類と子どもの想像力との関連について検討した一連の実験研究の成果や進捗状況についてご紹介します。調査から明らかになった現在の子どもたちが置かれた絵本・本・メディア環境の実態を踏まえた上で、発達における絵本・本の重要性や読む機会の保障、デジタルメディアとの付き合い方などについて議論するための話題提供を行います。
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発表資料_高橋 翠
「園・図書館・地域社会に関する研究から」では、保育・幼児教育施設の蔵書やそのための年間予算を調べた「保育・幼児教育施設における絵本環境実態調査」、および子どもの読書活動の推進に向けた公立図書館の取り組みについて調べた「子どもの読書環境と公立図書館の役割に関する調査」結果をご紹介します。2つの調査の結果を踏まえた上で、エコシステムの枠組みから子どもの絵本・本、マルチメディア環境を豊かにしていくために必要な取り組みについて政策提言を行うとともに、今後議論が必要となる点について話題提供を行います。
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発表資料_秋田 喜代美
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発表資料_遠藤 利彦
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「令和の子どもと絵本·本環境」
調査結果ダイジェスト「令和の子どもと絵本·本環境」をご紹介いたします。
Cedep×ポプラ社の共同研究では、子どもの絵本・本環境を子ども・家庭-園-地域/自治体というエコシステムとして捉えた上で、それぞれの実態を把握するための調査を実施してきました。
この冊子では、各調査を通じて明らかになった事柄のうち、特に重要だと思われるものをまとめました。
調査結果ダイジェスト「令和の子どもと絵本·本環境」
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