FAQ
よくあるご質問
授業の種類について教えてください。
中央大学文学部の授業には、専攻の専門的な授業である専攻科目と、どの専攻の学生でも自由に選択できる全専攻共通科目があります。
さらに、哲学専攻の専攻科目には、大きく分けて「講義」形式と「演習」形式の授業があります。
専攻科目のなかには、専攻・コースを越えて履修できる科目もあります。詳しくは、履修要項や講義要項を参照してください。
講義にはどんなものがありますか?
哲学専攻の講義としては、「倫理思想史」や「哲学講義」などがあり、哲学のさまざまな分野を学べるようになっています。
講義形式の授業のうち、「哲学概論」「倫理学概論」は、教職科目(高校の公民―必修)に指定されていますから、教職免許取得を希望している学生や院生など、哲学専攻以外の人も受講する場合があります。
「ゼミ」はないのですか?
「ゼミ」という言葉は、「演習」をさす通称として用いられ、この言葉を多用する法・経済・商・理工学部でも、科目名としては「演習」を使っています。
哲学専攻には、現在この名前の授業科目はありませんが、「哲学演習」や卒論の指導がこれに相当するといえるでしょう。さらに「ゼミ」という言葉は、少人数で行う演習形式の、自主的な読書会や大学院授業などをさすこともあります。哲学専攻の読書会については、このホームページ内の「読書会の案内」をご覧ください。
ちなみに、就職活動の面接時に「あなたのゼミは?」と質問される場合がありますが、その時には「○○先生の卒論指導(や演習)に参加し、△△について卒業論文を書いています」と答えてはいかがでしょうか。
「演習」とは何をするのですか?
「演習」の授業方法として、専攻によっては発表や討論等を主としているところがあるかもしれません。
しかし、哲学分野でこうした活動をするためには、まずテキスト(哲学の原典、原文)を正確かつ緻密・詳細に読むことが絶対に必要です。ですから、哲学専攻の「演習」では、テキストの読解力を高めることが、まず第一だと考えています。
この授業では、受講する学生が、教員の指導のもとに自らテキストを読んでいきます。そのため、語学力の向上と、綿密な予習が不可欠となります。そうすることによって、哲学者の思考とその軌跡を追体験していくのです。
哲学についていろいろ知りたいです。どんな授業がありますか?
哲学専攻の最大の特徴は、なんといっても西洋と東洋の哲学が同時に学べるという点です。哲学的なことを勉強したいと思って大学に入っても、自分が関心を持っている対象が、どの専門分野で研究されているのか、なかなかわからないものです。
そうした学生にとって、哲学の多様な分野を網羅している本哲学専攻は、とても勉強しやすいところだと思います。西洋と東洋の哲学のちがいや共通点も、いながらにしてわかります。
自分の問題意識をはっきりと表現するためには、これまで論じられてきたさまざまな問題を知ることが大切です。そのためには、外国語の習得が不可欠です。
本学科のもうひとつの特徴は、外国語で書かれた専門文献の正確な読解を丁寧に教えるという点です。哲学専攻には、文献解読の達人たちが揃っています。そして哲学共同研究室の図書室には、古今東西の多くの哲学文献が、解読されるのを今か今かと待っています。
授業のテキスト類はどこで手にはいりますか?
哲学専攻の授業によっては、配布されるテキスト、およびテキスト原本が、哲学共同研究室に置いてあることがあります。
購入指定のテキストについては、授業時の指示にしたがってください。
履修単位、卒業単位などで質問がある場合、どうしたらいいですか?
C-plus(中央大学ポータルサイト)で履修の状況などを確認することができます。成績発表もC-plusで行われます。
質問がある場合は、文学部事務室窓口に問い合わせてください。
卒論のスケジュールを教えてください。
詳しくは、卒論スケジュールをご覧ください。
卒論の指導について教えてください。
2年生の1月頃に「卒論のテーマ」を提出し指導教員が決定すると、指導教員のもとで3年生の4月より卒論指導が始まります。以後、卒論の完成・提出まで、卒論指導が継続して行われます。
卒論指導は、各指導教員の方針にもよりますが、マンツーマンの個別指導をしたり、全員集まって発表や討論をしたりと形態はさまざまです。
卒論指導の方式は、指導教員によっていろいろです。文献を読んだり、隔週や1ヶ月に一度の割合で中間発表会を開いたり、長期休暇などに合宿したりする場合もあります。
また、個別指導では、卒論の進行状況に応じて、各人のテーマについて指導教員とマンツーマンで質疑応答を重ねます。指導教授との打ち合わせについて、お困りのことがあれば哲学共同研究室へお問い合わせください。
こうした経過を経て、ある程度卒論ができあがると、必要に応じて、指導教員に添削してもらう場合もあります。
過去の卒論を参考にしたいです。閲覧できますか?
哲学専攻では、2003年度から、優秀論文賞を獲得した卒論を、哲学共同研究室に保存しています。いつでも閲覧することができます。室員までお知らせください。(※貸出・コピーはできません)
卒論って、具体的にはどんなカタチに作るんですか?
哲学専攻の卒論は、原本(正本)と、複製コピー(副本)の2部作成し、卒論提出期間中に、原本を文学部事務室に、複製コピーを哲学共同研究室に提出します。注:2020年度以降はオンライン提出となっております。
以下は、「哲学専攻卒論製本マニュアル」からの抜粋です。
表紙・裏表紙をつけてとじること。
原稿用紙の場合は、鉛筆書きは不可。消えないボールペンなどで清書してください。
目次の作成、ページ付けを忘れずに!また、引用部分の明記、典拠の注記など、もう一度確認してください。
ワープロ原稿などの場合は、文字数(規定字数 : 20000字以上)を最終頁に明記してください。
詳しくは、哲学共同研究室に常備している、「卒論製本マニュアル・卒論Q&A」や「製本見本」をご覧ください。
資料をどうやって探す? ①中央大学に資料があるとき
まず、中央大学蔵書検索(CHOIS)で、資料があるかどうかを確認しましょう。その資料のある場所もあわせて確かめます。
文系利用者のための「資料のさがし方ガイド」(PDF)[中央大学図書館]
原則的には、学生証があればすべての資料を利用できます。
ただし、中央図書館や、各文学部研究室などでは利用方法が異なります。参考書類や禁帯出図書など、館内閲覧のみの資料もありますので、その資料のある窓口に問い合わせましょう。
また卒論のために、通常の閲覧・貸出を拡大することができます。
卒業論文作成のために、3年次生以上を対象に中央図書館の書庫へ直接入庫できる制度を設けています。
詳しくはこちらをご覧ください。
4年生以上で卒論を履修している場合、貸出冊数と日数を拡大することができます。
いずれも、中央図書館で手続きしてください。
資料をどうやって探す? ②中央大学に資料がないとき
まず、指導教授にアドバイスを受けましょう。
一方で、哲学専攻ホームページのリンク集や、中央大学図書館の外部オンラインデータベース検索などで、検索してみます。
中央大学図書館のレファレンス・サービスも活用してください。資料の所在調査や、他図書館の文献複写などを依頼することができます。レファレンス・カウンターに相談してみましょう。
共同研究室はどこにありますか?いつでも、だれでも使えますか?
文学部には、それぞれの専攻ごとに「共同研究室」が設置されています。中央大学多摩キャンパス3号館(文学部棟)にあり、専用の研究室と専門図書室を備えています。
利用方法は、各研究室によって異なります。ご利用の際には、各研究室の室員までお問い合わせください。
哲学共同研究室は、3号館9階の3921号室・3922号室・3924号室です。(入り口は3922号室のみ)
年間を通じて開室しています。詳しくは、哲学共同研究室の開室日程をご覧ください。
原則として、だれでも利用できます。研究活動や図書の閲覧、授業や論文・レポートの準備などに、おおいに利用しましょう。ただし、定期的な授業・読書会や卒論ゼミなどで使用されている場合もあります。詳しくは、研究室員までお問い合わせください。
哲学共同研究室には何がありますか?
3922号室(入り口は、こちらです)
受付、掲示板、研究用パソコン、プリンタなどがあります。
図書貸出返却、授業テキストやお知らせの配布、その他各種問い合わせや諸連絡など常時受け付けています。
時間割、学年暦、学部・大学院のお知らせ、読書会案内、学会講座案内などの各種案内が掲示されています。
学部・大学院の講義要項や履修要項、卒論見本やマニュアル類、授業配布テキストやコメント・カード、中央大学各種ガイド、和洋の書籍カタログなどを常備しています。
新着雑誌類、紀要・哲学・大学院研究年報・論究のバックナンバー、参考辞書類などがあります。
3924号室―(3922号室からお入りください)
約3万5千冊の哲学専門図書の書庫になっています。
図書の閲覧はもちろん、ゼミ室仕様となっており、大学院授業、卒論ゼミ、各種読書会などの研究活動に使用されています。専門書を参照しながら、一部学部授業もここで行われます。
3921号室―(3922号室からお入りください)
洋雑誌のバックナンバーが配架されています。
3924号室と同様、ゼミ室仕様となっており、少人数の授業、読書会などはこちらで行われます。
研究室のパソコンとプリンタを使いたいんですが…
哲学共同研究室の開室時間内であれば、以下のパソコン機器を、だれでも利用できます。
ただし、研究発表会や論文の提出時期などは混み合います。譲り合ってご利用ください。
研究用パソコン―OSは、Windows10です。
1台のパソコンにスキャナが接続しています。ご利用につきましては、室員までお問い合わせください。
Windows機器には、すべてプリンタ(※1台)が接続しています。
研究室にある本を利用するには、どうしたらいいですか?
中央大学学生証またはCHOIS利用者証をお持ちください。詳しくは中央大学図書館のページをご覧ください。
哲学共同研究室の図書は、研究室内であれば、原則としていつでも自由に閲覧できます。
※館外貸出・コピーをご希望の場合は室員までお知らせください。
コピーは、3号館3階事務室フロアのコピー機などをご利用ください。
資料検索はできますか?検索したデータをプリントアウトしたいです。
CHOIS専用機です。研究室を含めた中央大学の所蔵図書を検索することができます。
研究用パソコン
通常のパソコンと同様、WEB上の資源を検索、ダウンロードすることができます。
CHOIS検索結果ばかりでなく、資料の検索結果をプリントアウトしたい場合は、こちらをご利用ください。
研究室にあるCD-ROMを読んだり、DVDを視聴するにはどうしたらいいですか?
哲学共同研究室所蔵のテキストCD-ROMやDVD資料は、共同研究室のPCを使用して視聴することができます。
ご利用の場合は、室員までお知らせください。
※なお、貸し出しはできません。
読みたい本を研究室の書庫に入れてほしいんですが…
哲学共同研究室に入れて欲しい本があれば、まずは、室員にご相談ください。購入の可否や、購入の時期等については、専門図書委員が判断することになります。(ただし中央大学図書館など学内にある本については、原則として重複して購入できないことになっています)
その他
読んでみたい本があるけど、ひとりでは自信がないです。読書会をしてみたいけど、どうしたらいいですか?
ともだちと一緒に、とにかく始めてみるのはどうでしょう。授業や他の読書会で使われていなければ、哲学共同研究室を利用することができます。
哲学共同研究室に行って、教員や院生に相談してみるのもいいかもしれませんね。
自主ゼミって何ですか?
学生たちだけで、自主的に開いている読書会や研究発表会のことをいいます。
自分たちで勉強したり、議論したいことがある場合には、どんどん自主ゼミを開きましょう。
場所は、哲学共同研究室も使えます。
卒業生の進路について教えてください。
詳しくは、中央大学公式サイト(文学部哲学専攻)をご覧ください。
Department of Philosophy / Chuo University