読書会の案内
読書会とは、
哲学者のテキストや古典を一冊選び、みんなで読み、いろいろ議論する会です。
授業とは別枠ですので、履修とは関係ありません。
みなさまのご参加をお待ちしております。
読書会の詳細については、哲学共同研究室までお問い合わせください。
カント『純粋理性批判』「超越論的論理学 / 原則分析」読書会 /2024年度
純粋理性批判の中でも特に難解で知られる第二部門「超越論的論理学」を中心に精読を行います。予習、及びその他の事前学習を要すると思われますが、当読書会では哲学を学習し始めたばかりの方でもご参加いただけるよう、会期ごとに一度は必ずイントロダクションも兼ねた解説を行なっております。最初はお試しのつもりで、気楽にご参加いただければと思います。
テキスト:『純粋理性批判 上』石川文康訳, 筑摩書房, 2014
※石川訳の持参は必須ではなく、他の邦訳でも可(文庫本だと篠田訳、天野訳、中山訳等がお手軽)。必要に応じて他の訳や原著も参照するが、ドイツ語のスキルがなくとも良い。
精読範囲:
I 超越論的原理論
-第二部 超越論的論理学
-第一部門 超越論的分析論
-第一編 概念の分析論
-第二編 原則の分析論 (←今期はこの箇所を精読)
実施⽇程:【木曜日 13:20-15:10】
9/26 イントロダクション:『純粋理性批判』について
10/3 序言 超越論的判断力一般について
第一章 純粋知性概念の図式機能について
10/10 第二章 純粋知性のすべての原則の体系
ー第一節 すべての分析判断の最高原則について
ー第二節 すべての総合判断の最高原則について
10/17 第二章 〔省略〕
ー第三節 純粋知性のすべての総合的原則を体系的に表示する
ー1 直観の公理
ー2 知覚の先取的認識
10/24 第二章 〔省略〕
ー第三節 〔省略〕
ー3 経験の類推
ーA 第一の類推 実体の恒常不変性の原則
10/31 第二章 〔省略〕
ー第三節 〔省略〕
ー3 経験の類推
ーB 第二の類推 因果性の法則による時間的継起の原則
11/7 第二章 〔省略〕
ー第三節 〔省略〕
ー3 経験の類推
ーC 第三の類推 相互作用あるいは相互性の法則による同時存在の原則
11/14 第二章 〔省略〕
ー第三節 〔省略〕
ー4 経験的思考一般の要請
11/21 第二章 〔省略〕
ー観念論を論駁する
11/28 第二章 〔省略〕
ー原則の体系への一般的な注
12/5 第三章 すべての対象一般を現象体と可想体に区別する理由について
12/12 第三章 〔省略〕
ー付録 経験的知性使用を超越論的使用と混同することによる反省概念の二義性について
12/19 第三章 〔省略〕
ー反省概念の二義性への注
12/26 ※未定
開催場所:哲学共同研究室+Google Meetまたはzoom
形式:基本的に対面形式(オンラインも別途可)を採用。①指定された箇所に事前に目を通し、②当日に担当者が内容について解釈を提示し、③その解釈について参加者が議論を行う。読書会に当たって配慮することは、いかなる些細な疑問や異論も積極的に提起し、文献への理解を深めるよう意欲すること。人格否定やハラスメント等の逸脱行為を除き、内容の巧拙に拘る事なく、あらゆる意見表明を歓迎すること。
参加方法:
以下のGoogleフォームに名前等の情報をご入力し、参加申請を行ってください。
https://forms.gle/7186hzNqUR8u2Gz89
お問い合わせ先:https://twitter.com/h_i_reading
読書会の内容について何か質問のある方、参加しようか迷っている方、ご相談を受け付けますので、上記のX(旧Twitter)アカウントのDMにてご連絡をください。哲学について勉強し始めたばかりの方でも参加しやすいよう、なるべく配慮いたします。
(池邉日路務/哲学専攻学士課程)
シェリング『人間的自由の本質』読書会/2024年度
シェリングの代表作である『人間的自由の本質』の読解を通して、自由・自然・人格・悪・愛・無底などについて考えていこうと思います。
まず参加者を募り、人数が集まれば実施しようと思います。
ご気軽に参加お願いします!
日時:要相談、今年度一杯(半年ほど)
場所:文学部3号館9階哲学共同研究室(予定)
形式:私(岡本)がレジュメを作成し、それをもとに内容を吟味、議論する。
参加方法:参加希望者は a21.mwc5@g.chuo-u.ac.jp に連絡ください。
また、ご不明点などあればあわせてお気軽に連絡ください。
(岡本輝一/哲学専攻学士課程4年)
宇宙の歴史をたどっていくと、生命の起源に出会うでしょう。
やがて生命は、心をもつ存在に進化し、様々な活動をしていくことになります。
しかし、物体がもつ法則をみてみても、生命誕生の原理がみえてくるわけではありません。
では、「生命を生みだす宇宙」とは一体いかなるものなのでしょうか。
ホワイトヘッド『科学と近代世界』Online読書会/2024年度
この読書会は、隔週でA.N.ホワイトヘッド(1861-1947)の『科学と近代世界』(1925年)を読みつつ、これからの「生命観」について考えていく会です。
これまで哲学を学んだことがない方も大歓迎です!(途中からのご参加も大歓迎です!お気軽にご参加ください。)
*テキスト:
・A.N.ホワイトヘッド『科学と近代世界』(絶版のため、私が翻訳したものを皆様にお配りします)を読んでいきます。
*開催の曜日と時間
・隔週の水曜日、20:30~22:00頃の開催になります(議論が盛り上がる場合は延長することもあります)。
・講義終了後、22:30までは質問時間にいたします。残りたい方のみ残っていただければと思います。
・講義にかかわる質問が優先になりますが、勉強を続けていくのに悩んでいること、卒論の事などこの時間に気軽にご相談ください。
*場所:Webex(Zoomのようなツールです)
*参加費:1回1500円
*講師:西脇祐(中央大学)
ホワイトヘッド哲学の発展史に関する研究者。最近では、ホワイトヘッドを中心とした20世紀初頭有機体論に関する研究も発表している。
*読書会ページ ▶https://t.co/lf7UlnH98j
(西脇 祐/哲学専攻博士課程後期)
Department of Philosophy / Chuo University