読書会とは、
哲学者のテキストや古典を一冊選び、みんなで読み、いろいろ議論する会です。
授業とは別枠ですので、履修とは関係ありません。
みなさまのご参加をお待ちしております。
読書会の詳細については、哲学共同研究室までお問い合わせください。
『純粋理性批判』の「超越論的分析論」の最後を飾る「付録 反省概念の二義性」を精読していきます。当該箇所ではカントによる集中的なライプニッツ批判が展開されているため、併せてライプニッツの著作ともつきあわせつつ、その内容について検討できればと思います。予習、及びその他の事前学習を要すると思われますが、当読書会では哲学を学習し始めたばかりの方でもご参加いただけるよう、会期ごとに一度は必ずイントロダクションも兼ねた解説を行なっております。最初はお試しのつもりで、お気楽にご参加ください。
テキスト:『純粋理性批判 上』石川文康訳, 筑摩書房, 2014.
※石川訳の持参は必須ではなく、他の邦訳でも可(文庫本だと篠田訳、天野訳、中山訳等がお手軽)。必要に応じて他の訳や原著も参照するが、ドイツ語のスキルがなくとも良い。
日程(全10回)と精読範囲:
毎週木曜13:20-15:00
10/23 イントロダクション:カント及びライプニッツの思想についての概説、またモナド論をめぐる18世紀ドイツ思想史の概観
(10/30 ※共同研究室が閉室のため、お休み)
11/6 「反省概念の二義性について」
11/13 「1. 一様性と差異性」「2. 一致と対立」
11/20 「3. 内的なものと外的なもの」「4. 質料と形式」
11/27 「反省概念の二義性についての註解」①
12/4 「反省概念の二義性についての註解」②
12/11 「反省概念の二義性についての註解」③
12/18 「反省概念の二義性についての註解」④
12/25 総括 ※オンライン開催
開催場所:哲学共同研究室+Google Meetまたはzoom
形式:基本的に対面形式(オンラインも別途可)を採用。①指定された箇所に事前に目を通し、②当日に担当者が内容について解釈を提示し、③その解釈について参加者が議論を行う。読書会に当たって配慮することは、いかなる些細な疑問や異論も積極的に提起し、文献への理解を深めるよう意欲すること。人格否定やハラスメント等の逸脱行為を除き、内容の巧拙に拘る事なく、あらゆる意見表明を歓迎すること。
参加方法:以下のGoogleフォームに名前等の情報をご入力し、参加申請を行ってください。
https://forms.gle/7186hzNqUR8u2Gz89
お問い合わせ先:a22.mpxf●g.chuo-u.ac.jp(●を@に変えてご連絡ください)
読書会の内容について何か質問のある方、参加しようか迷っている方、ご相談を受け付けますので、上記のメールアドレスまでご連絡をください。哲学について勉強し始めたばかりの方でも参加しやすいよう、なるべく配慮いたします。
(池邉日路務/哲学専攻学士課程4年)
日時:月曜の 17 時から 19 時(初回:5月12日)
場所:3 号館 9 階 哲学共同研究室
概要:初期フッサールの主著である『論理学研究』を邦訳で読んでいきます。
フッサール(1859-1938)は、現象学の創始者と呼ばれるドイツの哲学者です。フッサールの著作の中でも『論理学研究』は、まさに「現象学」が宣言された著作です。
現象学の方法は、その後ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナス、デリダらに受け継がれ、哲学の一大潮流となっています。フッサールだけでなく、上記の哲学者に興味がある方の参加もお待ちしています。
主催:井上創太郎(哲学専攻博士前期課程、専門はドゥルーズ)
連絡先:a22.73gg●g.chuo-u.ac.jp(●を@に変えてご連絡ください)
予習はなしでも大丈夫です。参加者全員で輪読していきます。主催者も専門ではないので、同じ立場で読んでいけたらと思っています。もちろん専門にしている(あるいは、しようとしている)人の参加は大歓迎です。
(井上創太郎/哲学専攻博士前期課程)
日時:水曜の 17 時から 19 時(初回:5月7日)
場所:3 号館 9 階 哲学共同研究室
概要:日本を代表する現代の哲学者が手掛けた名著・名論文を精読していきます。
本読書会では、彼らの学説ではなくむしろ、「哲学すること」を学びます。
想定している課題本は、『経験と言語』(黒田亘),『転校生とブラックジャック』(永井均),『現実性の問題』(入不二基義)です(変更の可能性あり)。
主催:井上創太郎(哲学専攻博士前期課程、専門はドゥルーズ)
連絡先:a22.73gg●g.chuo-u.ac.jp(●を@に変えてご連絡ください)
予習はなしでも大丈夫です。参加者全員で輪読していきます。主催者も専門ではないので、同じ立場で読んでいけたらと思っています。もちろん専門にしている(あるいは、しようとしている)人の参加は大歓迎です。
宇宙の歴史をたどっていくと、生命の起源に出会うでしょう。
やがて生命は、心をもつ存在に進化し、様々な活動をしていくことになります。
しかし、物体がもつ法則をみてみても、生命誕生の原理がみえてくるわけではありません。
では、「生命を生みだす宇宙」とは一体いかなるものなのでしょうか。
この読書会は、隔週でA.N.ホワイトヘッド(1861-1947)の『科学と近代世界』(1925年)を読みつつ、これからの「生命観」について考えていく会です。
これまで哲学を学んだことがない方も大歓迎です!(途中からのご参加も大歓迎です!お気軽にご参加ください。)
*テキスト:
・A.N.ホワイトヘッド『科学と近代世界』(絶版のため、私が翻訳したものを皆様にお配りします)を読んでいきます。
*開催の曜日と時間
・隔週の水曜日、20:30~22:00頃の開催になります(議論が盛り上がる場合は延長することもあります)。
・講義終了後、22:30までは質問時間にいたします。残りたい方のみ残っていただければと思います。
・講義にかかわる質問が優先になりますが、勉強を続けていくのに悩んでいること、卒論の事などこの時間に気軽にご相談ください。
*場所:Webex(Zoomのようなツールです)
*参加費:1回1500円
*講師:西脇祐(中央大学)
ホワイトヘッド哲学の発展史に関する研究者。最近では、ホワイトヘッドを中心とした20世紀初頭有機体論に関する研究も発表している。
*読書会ページ ▶https://t.co/lf7UlnH98j
(西脇 祐/哲学専攻博士課程後期)
Department of Philosophy / Chuo University