読書会の案内

読書会とは、

哲学者のテキストや古典を一冊選び、みんなで読み、いろいろ議論する会です。

授業とは別枠ですので、履修とは関係ありません。

みなさまのご参加をお待ちしております。

読書会の詳細については、哲学共同研究室までお問い合わせください。

FAQ(よくあるご質問)―その他

ホッブス『リヴァイアサン』読書会 /2024年度

ホッブスの思想には機械論的世界観が下敷きとなっています。

この読書会では『リヴァイアサン』の第一部を読んでホッブスの機械論を理解し、可能であれば批判を試みます。

テキスト:ホッブス『リヴァイアサン』加藤節訳 ちくま学芸文庫

日時夏休み中。人数が集まり次第調整します。

時間帯は一応午後のつもりですが、未定です。

他の読書会と被らないよう配慮します。

希望日程は7月20日頃まで受け付けます。

場所文学部3号館9階哲学共同研究室

(人数、日程次第で変わる可能性あり)

形式:予習した上で担当者を割り振り発表し、その解釈について議論します。

参加方法:以下のGoogleフォームに必要事項を入力して送信してください。

https://forms.gle/gKBdwXrm9FAEG3JZ8

問い合わせ先a23.jhcd@g.chuo-u.ac.jp

ご不明点があればお気軽にご相談ください。

(小林俊介/哲学専攻学士課程)

Photo by Wikipedia.

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ルソー『人間不平等起源論』読書会 /2024年度

「人間は生まれながらにして自由であるが、しかしいたるところで鉄鎖につながれている。
ある者は他人の主人であると信じているが、事実は彼ら以上に奴隷である。」
(『社会契約論』、世界の名著、中央公論社、井上幸治訳p232)

 『人間不平等起源論』では、文明化された社会に存在する不平等の起源を社会が誕生する以前の自然状態まで遡り検討します。ルソーが語る自然状態は、理性、情念、社会性、所有欲、敵意…といった諸要素を取り払った人間の状態を前提としており、ロックやホッブスの自然状態とは異なるものとなっています。今回の読書会では、このルソー独自の自然状態の理解をひとつの目的として進めていきたいと考えています。

使用テキスト:「人間不平等起源論」坂倉裕治訳、講談社学術文庫、2016年←各自で購入

初回実施日7月25日(木) 10:50-12:30

開催場所:文学部3号館9階哲学共同研究室(Google meetも一部可)(予定)

形式:基本的に対面形式を採用します。事前に担当者と読解範囲を決め、当日に担当者に読解範囲の解釈を提示してもらいます。その発表を受けて参加者間でその解釈についての検討を行いたいと思います。(初回から数回は永長が担当します。)

参加方法:以下のGoogleフォームに名前等の情報をご入力し、参加申請を行ってください。
全学メールアドレスでログインしてください。お持ちでない方は、下記連絡先にご連絡ください。

    https://forms.gle/rXU5fBEhWfXN4PnYA

連絡先:X(旧Twitter)@mophilosophy2のdm、もしくはa22.ha6c@g.chuo-u.ac.jpまでよろしくお願いします。
読書会の内容について疑問点などがあればお気軽に上記の連絡先までご連絡をください。 

(永長 魁/哲学専攻学士課程)

ステッカー『分析美学入門』読書会 /2024年度

近年、分析哲学の系統を汲んだ美学が盛んになってきています。この読書会では、ステッカー『分析美学入門』を読んでいきます。

テキスト:ステッカー『分析美学入門』

日時:夏休みに開催。10回程度を上限として参加者で調整します。

場所:哲学共同研究室あるいは、フォレストゲートウェイの教室

進め方:担当者を決め、それぞれレジュメを作成する形で進めていく予定です。

参加方法:Googleフォームに事項を入力して送信してください。

Googleフォーム:

https://docs.google.com/forms/d/1BYI0AwACLWsLA2OKm3xio-GjRrtdpjgf--iiqBSeF88

(木村みうみ/哲学専攻学士課程)

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カント『純粋理性批判』「論理学」読書会 /2024年度

 純粋理性批判の中でも特に難解で知られる第二部門「超越論的論理学」を中心に精読を行います。カント哲学において、論理学とはいかなる位置を占めているか、また本書全体において打ち立てられた「超越論的(transzendental)」と言うカント独自のタームが、いかなる立場を反映したものなのか、本書を通して理解していきましょう。

テキスト:『純粋理性批判 上』石川文康訳, 筑摩書房, 2014
   ※持参不要。第一回実施時に精読箇所のPDFを配布予定。

実施⽇程:毎週木曜日 13:20-15:10 全12回(2024年5月2日~7月25日)
   ※2024年 5/2, 5/9, 5/16, 5/23, 5/30, 6/6, 6/13, 6/20, 6/27, 7/4, 7/11, 8/1, 8/8

第1回 序文と感性論のおさらい
第2回 序論 超越論的論理学の構想
 ※以降、第一部第一編 概念分析
第3回 第一章第一節から第二節
第4回 第一章第三節
第5回 第二章第一節
第6回 第二章第二節[A版]
第7回 第二章第三節[A版]
 ※以降、第一部第二編 原則分析
第8回 序論から第一章
第9回 第二章第一節から第二節
第10回 第二章第三節
第11回 第二章第三節
第12回 総括

開催場所:哲学共同研究室+Google Meetまたはzoom

形式:基本的に対面形式を採用。①指定された箇所に事前に目を通し、②当日に担当者が内容について解釈を提示し、③その解釈について参加者が議論を行う。読書会に当たって配慮することは、いかなる些細な疑問や異論も積極的に提起し、文献への理解を深めるよう意欲すること。人格否定やハラスメント等の逸脱行為を除き、内容の巧拙に拘る事なく、あらゆる意見表明を歓迎すること。

参加方法:
以下のGoogleフォームに名前等の情報をご入力し、参加申請を行ってください。         https://forms.gle/7186hzNqUR8u2Gz89

お問い合わせ先:https://twitter.com/h_i_reading
  読書会の内容について何か質問のある方、参加しようか迷っている方、ご相談を受け付けますので、上記のX(旧Twitter)アカウントのDMにてご連絡をください。哲学について勉強し始めたばかりの方でも参加しやすいよう、なるべく配慮いたします。

(池邉日路務/哲学専攻学士課程)

宇宙の歴史をたどっていくと、生命の起源に出会うでしょう。

やがて生命は、心をもつ存在に進化し、様々な活動をしていくことになります。

しかし、物体がもつ法則をみてみても、生命誕生の原理がみえてくるわけではありません。

では、「生命を生みだす宇宙」とは一体いかなるものなのでしょうか。

ホワイトヘッド『科学と近代世界』Online読書会/2024年度

この読書会は、隔週でA.N.ホワイトヘッド(1861-1947)の『科学と近代世界』(1925年)を読みつつ、これからの「生命観」について考えていく会です。

これまで哲学を学んだことがない方も大歓迎です!(途中からのご参加も大歓迎です!お気軽にご参加ください。)

「ホワイトヘッド『科学と近代世界』Online読書会」ポスター

*テキスト:

・A.N.ホワイトヘッド『科学と近代世界』(絶版のため、私が翻訳したものを皆様にお配りします)を読んでいきます。

*開催の曜日と時間

・隔週の水曜日、20:30~22:00頃の開催になります(議論が盛り上がる場合は延長することもあります)。

・講義終了後、22:30までは質問時間にいたします。残りたい方のみ残っていただければと思います。

・講義にかかわる質問が優先になりますが、勉強を続けていくのに悩んでいること、卒論の事などこの時間に気軽にご相談ください。

*場所:Webex(Zoomのようなツールです)

*参加費:1回1500円

*講師:西脇祐(中央大学)

ホワイトヘッド哲学の発展史に関する研究者。最近では、ホワイトヘッドを中心とした20世紀初頭有機体論に関する研究も発表している。

*読書会ページ ▶https://t.co/lf7UlnH98j

*主催:哲学イベントカレンダー / カルチュラルワークらぼ

(西脇 祐/哲学専攻博士課程後期)

Department of Philosophy / Chuo University