Les messages de nos secrétaires

室員のメッセージ

＊中央大学仏文専攻の室員（平野さん、栗林さん）に聞いてみよう！

Q1. 中大生だった頃に楽しかったことは、なんですか？

Q2. どんな先生の授業が、記憶に残っていますか？

Q3. 卒論では、どんなテーマを扱いましたか？

Q4. 中大生のときに読んだ本で、心に残っている一冊はなんですか？

Q5. 今の中央大学と昔の中央大学では、違いはありますか？

Q6. 多摩キャンパスの周辺で、おすすめの場所を教えてください。

Q7. 語文コースの先生たちは、一言で表現すると、どうなりますか？

Q8. 中央大学を目指す若者たちに、ひとことお願いします。

平野さんが答えてくれました

なんといっても、３年次の夏に参加したエクス短期留学が楽しかったですね。ホームステイしながら、１か月半、滞在しました。本当に素晴らしい体験で、その後も何度かホームステイ先のマダムに会いに南仏を訪れています。
森永茂先生の「言語学」の授業は、よく覚えています。先生の話術に吸い込まれるように、聞き入りました。太田浩一先生の「講読」の授業も、素晴らしかったです。先生の流れるような美しいフランス語に聞き惚れながら、フロベールの作品を読みました。
私が在籍していた当時の仏文専攻には、「卒論ゼミ」は存在していませんでした。今は、そうした制度がきちんと整っています。
アレクサンドル・デュマの『モンテクリスト伯』は、大切な一冊です。この作品は、復讐のお話ですが、主人公の人間味あふれる行動に目が離せず、何度読んでも面白い作品だと思います。
教員と学生との距離が以前より近くなり、程よい距離感を保っているように感じます。中大を取り巻く人々の優しさと居心地の良さは、昔からずっと変わっていません。
「よこやまの道」がおすすめです。若葉台付近から唐木田まで続く、多摩丘陵の歴史ある古道です。都内にいながら、自然豊かで快適なアップダウンの山歩きができますし、展望台からは、富士山や中大が眺められます。
語文コースの先生たちは、みんな魅力的です。斉木先生は、キレイ好きで、とてもダンディーな先生。小野先生は、「てげてげ」でしょうか。私たち室員にとって、心の癒しです。
語文コースと美美コースのある仏文専攻は、バラエティに富んだ、唯一無二の学びの場です。ぜひ一度、キャンパス見学にお越しください。

栗林さんが答えてくれました

私も、１か月半のエクス短期留学が本当に楽しかったですね。エクサンプロヴァンスは、セザンヌのアトリエがあって、歴史が深く、美しい町です。当時スマートフォンはなかったので、街角で絵ハガキを買って日本へ手紙を送ったり、地図を持ち歩いて散歩したりしました。
佐藤正和先生の「基礎演習」が思い出深いです。先生の教え方が上手で、楽しく取り組むことができ、毎週の授業日が待ち遠しかったです。それから、他大学に移られた先生の授業で、ユイスマンスの評論集を読んだ「講読」もよく覚えています。ユイスマンスは、非常に難しくて、四苦八苦しましたが、先生の熱意が直に伝わってくる授業でした。
私は斉木先生のご指導で、ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』をテーマに書きました。自分のテーマと向き合うのは、大変な労力が要りました。でも、ようやく書き上げて友人たちと喜び合ったことは、今でも忘れられません。卒業論文は、確かな手ごたえが自分の内に残るので、ぜひ挑戦していただきたいです。
ルナールの『にんじん』が好きです。子どもの頃に読んだのを思い出し、後から読み直しました。複雑で繊細な少年心が描かれている児童文学で、個人的に大好きな作品です。
昔とちがって、文学部の留学制度は、年々充実度を増しているので、今の学生さんがうらやましいです。先ほど述べたエクス短期留学も、現在は単位制に加えて給付奨学金制度があり、専任の先生が引率につくなど体制が整っています。
おすすめは、立川の「昭和記念公園」です。広々としていて、開放感があります。一日のんびりと過ごせて、学生の頃から行っている場所です。
語文コースの先生は魅力的だと思います。フェリエ先生は、いつも優しくてユーモアたっぷりです。田口先生は、まっすぐで熱血。前之園先生は、繊細で温和な先生です。どの先生も、気さくに接してくださいます。
中大の仏文専攻には、魅力的な先生がたくさんいらっしゃいます。今はコロナで大変な状況ですが、みなさんが晴れて入学したら、多摩キャンパスでお会いできることを楽しみにしています。共同研究室は、学生みなさんのための場所ですので、ご入学後は図書利用や自習など、たくさん利用していただければ嬉しいです。

＊室員のお二人は、仏文共同研究室の活動を補佐している、中央大学仏文専攻の先輩です！

・仏文共同研究室は、多摩キャンパス３号館５階にあります。誰でも自由に利用できます。

・室員は、教員・学生の補佐のために常駐しています。お気軽にお声がけください。