Les concours d'entrée

入 試

*推薦入試について

・中央大学 文学部 フランス語文学文化専攻には、「附属高校推薦」「指定校推薦」「スポーツ推薦」「自己推薦入試」などを通して、入学できます。どの入試から入学しても、語学文学文化コース(語文コース)を希望できます。

 ・推薦入試に合格すると、入学前に「事前課題」が提示されます。具体的には、仏文専攻が指定した本や映画について、レポートを書いてもらいます。2021年度から、入学者の「事前課題」については、専任教員がコメントを書いて、返却しています。(NEW!)


*一般入試、統一入試について

1)一般入試

・中央大学 文学部 フランス語文学文化専攻は、3教科で入試をおこないます。

・コース別(語学文学文化コース、美術史美術館コース)の定員は、特に設けていません。

・一般入試の段階では、特にフランス語の知識は問いません。

・試験科目は、英語/国語/日本史・世界史・数学から、1科目選択となります。

・その他にも、英語外部検定や共通テストを利用した試験もあります。

2)統一入試

・統一入試の問題は、全学共通です。1回の試験で、複数の学部を受験できます。

・入試全般の詳細については、入学試験要項 を参考にしてください。ただし、年度ごとに改訂されるので、注意してください。

Étudier en France ou dans les pays francophones

留 学

*フランス語文学文化専攻は、さまざまな「留学」の選択肢を用意しています。

・留学には、「長期留学」(交換留学と認定留学)、および、「短期留学」があります。

・「長期留学」は、「秋派遣」と「春派遣」の二種類があります。期間は、半年または一年です。「短期留学」は、夏季休暇中の三週間です。

・「長期留学」(交換留学)で行けるのは、フランス、スイス、ベルギーにおける交換留学協定校です。フランスの協定校は、エクス・マルセイユ大学、ストラスブール大学、トゥルーズ・ル・ミラーユ大学ジャン・ジョレス校、パリ・ウェスト・ナンテール・ラ・デファンス大学、リヨン政治学院、トゥール大学、パリ13大学などがあります。スイスの協定校はジュネーヴ大学、ベルギーの協定校はブリュッセル自由大学などです。

・「長期留学」(交換留学)で行く場合、協定校によって、留学生に求めてくるフランス語能力が違います。留学先をしぼるにあたっては、どの程度のフランス語能力が求められているのかを、きちんと調べるようにしましょう。

・「長期留学」(認定留学)とは、学生自身に留学先を探してもらい、これを大学が単位認定の対象として認める、という制度です。フランス語圏だけでなく、アメリカ留学がその対象として認められたこともあります。

・「短期留学」で行けるのは、フランスの協定校、トゥルーズ大学です。

・留学全般については、国際センターが、留学関係資料  に詳しい情報を掲載しています


*「留学したいけれども、お金がない!」という人へ

・中央大学 文学部には、充実した各種奨学金制度があります。その一覧は、文学部の奨学金制度 で見られます。

・長期留学を希望する人には「長期留学奨励奨学金」、フランス語圏諸国への留学を希望する人には「フランス語圏派遣留学生特別奨学金(卒業生篤志家寄付)」があります。


*注意点 NEW!

・現在、長期留学、短期留学はどちらも再開されており、多くの中大生がフランス語圏諸国の大学に留学しています(2023年4月現在)。

Le master et le doctorat

大学院

*中央大学大学院(文学研究科)は、さまざまな制度改革を進めています。

・2024年4月より、皆さんの学びの機会を拡げるべく、仏文学専攻の大学院では、「文学文化コース」と「美術史コース」が正式に開設されます。→NEW !

・文学文化コースには、博士後期課程2名、博士前期課程1名が在籍しています。このうち1名は現在、フランスのトゥルーズ大学にて、日本語教員として働いています。また、美術史コースには、博士前期課程5名が在籍中です。(2024年3月現在)→NEW !

・ただし、文学文化コース、美術史コース、ともに院生室は同じです。そこで同じ専攻の仲間として、一緒に楽しく勉強することができます。→NEW !

フランス語文学文化専攻(大学院) では、これまでの経緯等について、まとまった情報を見ることができます。

・入試に関する具体的な情報は、文系研究科 入試広報 にまとめられています。大学院進学を考えている人は、ぜひご覧ください。

・大学院進学者の声は、【究める vol.74】在学生の声(文学研究科 仏文学専攻)に掲載されています。

・仏文学専攻では、毎年の春と秋に、学部生向けの大学院進学相談会を開催しています。ぜひこの進学相談会の機会を有効活用してください。

・文学研究科では、2023年度より、「入試問題を分かりやすくする」、「入試問題の分量を減らす」、「受験時間を短くする」ということに取り組んできました。この方針に基づき、仏文学専攻でも、入試問題の改善が進んでいます。→NEW !

・ただし、仏文学専攻の大学院入試で審査されるポイントは、基本的に、これまでと変わりません。

1.仏文和訳

出題された長文全体の内容を踏まえながら、指定された箇所のフランス語をきちんと理解できているかを審査します。

日頃から辞書を引き、フランス語の文章を読む練習が必要です。なお、勘違いしている大学生が多いので、注釈しておきます。スマホは、フランス語の辞書を引くうえで、適切な道具ではありません。スマホだけを使う習慣がついてしまうと、外国語能力は確実に落ちますので、注意してください!

2.文法、基本単語

短文における文法、基本的な単語、話法などについて理解できているかを審査します。

日頃からフランス語の文法や基本単語を復習しておく必要があります。

教科書や参考書は、中大で購入したものを使えば十分です。ただし、フランス語能力を更新しつづけるためには、「フランス語検定試験」を受験するなど、計画性をもった学習が必要です。

3.文学史

フランス文学の歴史に関する基礎的な知識を有しているかを審査します。

日頃からフランス文学の本(翻訳でもOK)を読んだり、文学史の教科書を読み直したりすることが必要です。

【入門】

 小野潮っておきたいフランス文学』明治書院、2010年。 

 横山安由美・朝比奈美知子編著じめて学ぶフランス文学史』ミネルヴァ書房、2002年。

 岩根久・柏木隆雄他編ランス文学小事典 増補版』朝日出版社、2020年。

【中級・上級】

 饗庭孝男・加藤民雄他編 フランス文学史白水社、1992年。

 田村毅・塩川徹也編ランス文学東京大学出版会、1995年。

 田村毅・塩川徹也編ランス文化事典』丸善出版、2012年。

4. 研究計画

大学院入学後の研究について、問題意識、テーマ、計画がきちんとできているかを審査します。

特に、卒業論文において、どこまできちんと自分のテーマを追究できたか、ということが重要です。また、希望する指導教員と連絡を取りながら、研究計画を練っていくのも必要不可欠です。希望する指導教員とコンタクトを取らぬまま受験することは、お勧めできません。

5.面接試験

研究計画についての説明や応答ができるかだけでなく、フランス語でのやりとりができるかどうかも、審査します。