以下の本を読み、全九話の中から最も印象に残った話を一話取り上げ、感想文を書きなさい。必ず九話をすべて読んだ上で一話を選ぶこと。(1000字程度)
『雨月物語』は、1768(明和5)年に刊行されました。今から約250年前、近世(=江戸時代)の真ん中あたりです。江戸文化の最盛期にあたります。
『雨月物語』は、現代人が何の前提もなく読んでも楽しめる作品です。古典の知識があまりなくても、江戸時代の文化をよく知らなくても。まずは、一作の短編小説集として、『雨月物語』を読んでみてください。最も印象に残った話はどれですか? あなたは、どこに心を揺さぶられたでしょうか?
さて、『雨月物語』は、大学の授業でも取り上げます。その時は、作者の上田秋成がどのような人だったのか、バックグラウンドとなる学問はどのようなものか(秋成は学者でもありました)といったことも学びます。また、近世文学史、近世怪談史の中で、どのように位置付けることができるのか、なども。それらを踏まえて、大学生になったあなたが再び『雨月物語』を読んだ時、抱く感想は変わっているでしょうか、変わらないでしょうか。あるいは、新たな気付き、新たな感動が生まれるかもしれませんね。
課題では、まずは高校生のあなたの感想を書き留めておきましょう。テキストはいろいろありますので、どの本で読んでも構いません。ただし、『雨月物語』は表現もみごとなので、原文の趣をぜひ味わってほしいと思います。現代語訳を見ながらで構いませんので、古文にも挑戦しましょう。なお、必ず九話をすべて読んだ上で一話を選んでください。
さらに聞いてみたいことがあればメールで受け付けます。ym-suiko@fujijoshi.ac.jp