いわき市公立学校教育事務研究協議会長
愛川 政弘
令和六年度いわき市公立学校教育事務研究協議会長となりました、いわき市立小名浜第三小学校長の愛川政弘と申します。平素より関係機関をはじめ会員の皆様には、本会の活動にご尽力をいただいておりますことに心より感謝申し上げます。
さて、私事にはなりますが、これまで教員となって三十数年間、どの職場でも事務職員の方々には助けていただいた思い出ばかりです。初任者の頃には、自分の親のように生活を心配しサポートしていただきました。履歴書等の書類作成のノウハウや、お金の管理に至るまで大変多くのことを学ばせていただきました。学校の中で専門職として様々な教職員の事情に合わせ個別に対応する姿、事務処理能力の高さなど、即座に適切に対応する姿にいつも感心しておりました。
管理職になってからは、働き方改革の推進者であることや、学校を経営・運営する際に重要なコスト感覚というものも学ばせていただきました。事務職員の方々の専門職としての視点が、職場を働きやすい環境に変えるほどの影響力があることも実感することができました。
今、学校には様々な職員が関わっています。勤務態様も様々。業務や人を管理していく中で、チーム学校の一員としてこれからも大事にしていただきたいことがあります。私たちの仕事は子ども達がいて初めて成り立つ仕事です。その地域の、その学校の子ども達をよく見て実態を的確に把握し、自分はどの分野で、どんな力になれるのかを考えて続けていきたいと思います。そして、職場で出会うすべての職員と、学校は何をめざして教育活動を推進するのかを共有し、同僚と役割を分担しながら、ともに地域に、そして、学校の教育活動に貢献していく姿勢を大事にしたいと思います。その際にも、ぜひ事務職員の方々の高度な専門性を発揮していただきながら、学校経営・運営面を支えていただければと思います。
また、学校の窓口である事務職員の方々の対応一つで学校の印象が変わるのも確かです。すべての子ども、教職員、保護者の方々と円滑なコミュニケーションを図りながら、より良い学校づくりへ、同僚としてともに力を合わせ、予期せぬ変化や状況にも迅速に対応しながら、問題解決できればと思います。そして、何かと難しい時代でもチャレンジして一緒に納得解を見出して行ければ幸いです。
私自身も、微力ながら少しでも貢献できるよう努めて参りますので、今年度どうぞよろしくお願いいたします。