こんにちは、宮⼭隆志と申します。私は本課題に⽀援いただき、アメリカ・スタンフォード⼤学で1年間の留学を通してDr. Laura Schaefer の元で共同研究をしていました。
終わってみるとあっという間で充実した1年間でしたが、滞在最初の⽅は恥ずかしながら苦しい思い出の⽅が圧倒的に多かったです。いわゆるホームシック的なストレスに加え、ここまで⼈間関係の構築に苦戦したことは⼈⽣初めてで、⾮常に⾟い時期を過ごしました。当時の⾃分は『研究のために海外に来ているのだ』と⾃⾝に⾔い聞かせていました。⾔わばある種、研究に逃げ込み、⼈と会話することなく⼤学と家の往復だけの⽇も少なくなくありませんでした。加えて超物価の高い⼟地柄による経済的なストレスも相まって、『こんな感じで1年終わってしまうのかなぁ』という悶々とした⾟さを常に感じていました。
しかし滞在4ヶ⽉を過ぎた頃から様々な事が好転し始めた気がします。⽇々の家飲みや旅⾏などを共にしたルームメイトや結婚式まで招待してくれた⼤学の友⼈など、私⽣活での⼈間関係が充実し出しました。研究⾯でも、否定的に捉えていた“研究への逃避期間”の踏ん張りが実り、滞在中に論⽂出版まで到達でき濃い時間を過ごす事ができました。その中でも印象的な出来事はやはり、ホームパーティを主催したことです。このパーティにはボスであるLauraとその旦那さんも含め計15 ⼈を招待し、私の得意な料理を皆に振る舞いました。事前の準備や不安は⼤変なものでしたが、この⽇もらった⾔葉と得られた達成感はこの滞在を象徴する出来事であり、今後の⼈⽣を⽀えてくれる⼤切なものになったと思います。
私⾃⾝がそうでしたが、海外渡航予定もしくは渡航中の⽅々が主にこのNews Letter を読むかと思います。なので、後続の⽅々に私の経験から伝えられることを最後に少し書いておきます。おそらく現状世界で最も不便なく暮らせる島国を⾶び出し、海を越える選択をした勇敢な⽅々。そういった⽅々にとって、渡航前に夢想していた『楽しい海外⽣活』とかけ離れた“孤独な⽇々”は、⾃分⾃⾝を責めるように仕向けてきます。⼈によっては、⾃⾝の価値⾃体を疑うことに繋がるかもしれません。事実、私がそうでした。しかしそういった状況を変えるにはやはり⾃分できっかけを作るしかないものと思います。⼈によっては共にスポーツや⾳楽をすることかもしれませんし、私の場合はそれがお酒と⼿料理でした。どんなことでも良いですが⾃分が好きなものかつ、⼀緒に楽しめるものを相⼿に提案・提供することが、あらゆる背景を⾶び超えて0から1を作るための⼤きな⼀歩となると思います。
本渡航を通して、何事にも変え難い経験と素敵な思い出を得る事ができました。このような機会を提供して頂いた本⽀援、また携わってくださった全ての⽅に⼼から感謝します。この⽂章が去年の私のような、海外で⾟酸を舐めながらもがいている⼈の⼼を少しでも軽くするものであることを願います。
(東京大学 大学院理学系研究科 古澤研究室 D2)
2024年4月渡航: コペンハーゲン大学ニールスボーア研究所
私は細胞内部においてマクロな非平衡性がどのように生み出されるのかを研究しています。特に近年発見された酵素反応の際に酵素が一過的に移動する現象に注目し、そのような酵素が寄り集まったときに、どのようなマクロ非平衡性が生まれるのか、またそのメカニズムはどのように記述できるのかを研究しています。
私の滞在しているコペンハーゲン大学Niels Bohr研究所Biocomplexityグループは、訪問先の金子邦彦教授はもちろんのこと、Kim Sneppen教授など生物における理論的アプローチの著名な研究者が多く所属しており、そしてさまざまな国からの学生や研究者によって構成されています。また、北欧に位置するデンマークからであれば、普段日本にいてはむずかしいヨーロッパの研究者や研究コミュニティとの交流もやりやすくなるだろうと考え、このような環境であれば自分の研究においても意義ある議論が行えるだろうと思いデンマークへ渡航することを決意しました。
現在は一種類の酵素反応が発生する状況において酵素分子の一過的運動が化学平衡のバランスに影響を与えることを発見し、そのメカニズムを数理的に明らかにした上で論文にまとめています。今後はこの論文を投稿した後、この発展となる新しい研究として複数の酵素反応の組み合わさった系を考えたいと思っています。またヨーロッパにいることを活かしてロンドン、フィレンツェ、ハイデルベルクで行われる国際学会に参加し、滞在中に達成した研究について議論することを予定しています。
コペンハーゲンでの生活は先輩の中村さんの欄でも言及されていますが、緯度が高いこともあり季節による日照の変化が大きいです。夏場は夜10時過ぎまで外を出歩けるほどに明るく、夕飯を食べた後遊びに出掛けたりもしていました。一方で冬は日の出が遅く日の入りも3時半にすらなる時があり、些か鬱々とした気分になる時もあります。ですがカルチャーナイトという市内の施設に自由に見学できるイベントやクリスマスマーケットといったお祭りが多く開催されているので、寒く日の短い冬をみんなで乗り切ろうという雰囲気があってとても元気づけられます。
他にもコペンハーゲン市内ではさまざまな場所に城や教会、博物館などの観光名所が多く存在し、週末に自転車でパッと出掛けて見て回れるのはとても新鮮で気分転換になります。コペンハーゲンは高低差が極めて少なく道が広いので自転車を使う人が多く、街並みも綺麗で整っているので週末はサイクリングをして市内を回るのが楽しみになっています。
(東京大学 大学院理学系研究科 附属天文学教育研究センター/
酒向グループ JSPS特別研究員
2024年4月渡航: コート・ダジュール天文台
こんにちは。本課題の支援をいただき南仏ニースに滞在している紅山と申します。2024年3月に東京大学で学位を取得後、同4月に日本学術振興会特別研究員PDとして渡仏いたしました。これまでの専門分野は観測天文学 (太陽系小天体) です。
私は2024年度学振研究員としての1年間の身分 (通称余り学振) で一定期間海外滞在しても良いという点に魅力を感じ、2023年初夏にポスドクとしての渡航先を探しておりました。当初は太陽系小天体の観測的研究が盛んな米国アリゾナ州の天文台を考えていましたが、実際に天文台で働く知人に学振研究員の給料で生活できるかどうかを尋ねたところ「you MIGHT be able to afford things, but it wouldn't be easy」(原文ママ) と返信をいただきました。インターネットで調べるうちに、学振研究員の給料で渡米することはビザ取得の観点からも難しいと分かり、断念いたしました。
そこでふと修士1年時に参加した杉田精司さんらの研究グループのセミナーと、そこにコート・ダジュール天文台の研究者が参加されていたことを思い出しました。メールで連絡したところ、快くセミナー発表と研究滞在の手続きを進めてくださり、2週間のニース滞在を実現することができました。この2週間ですっかりコート・ダジュール天文台に魅了され、学位取得後の渡航先に決めました。
ニースでの生活の様子については、先輩の岡本さんのNewsletters で詳しく紹介されています。コート・ダジュール天文台はスタッフや学生との交流が盛んな風通しのいい環境です。一方、ニースでは滞在許可証の取得に苦労しました。4月に渡仏後すぐにオンライン申請をして、本記事を執筆している12月時点でも未だに物理カードは手に入っていません。コート・ダジュール天文台の研究生活は、このような文化の違いを日々実感する場でもあります。
(東京大学 理学系研究科 地球惑星科学専攻 /
JAXA 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 臼井研究室 D3)
2023年8月渡航: 欧州宇宙天文学センター
(European Space Astronomy Centre, European Space Agency)
私は表面観測データからあらゆる観測バイアスを除去することで、直接的な観測の難しい天体の初期条件や内部に関する情報を抽出することに関心を持って研究を行っています。現在は特に、水星の地殻を形成した火成活動を通じて内部進化を理解することを目的とし、低空間解像度のため活用が難しいとされてきた表面元素組成データの解析やそのための手法開発を行っています。
滞在先であるスペイン・マドリードの欧州宇宙天文学センター(ESAC)は欧州宇宙機関(ESA)のキャンパスの1つで、ESAの探査ミッションによる科学観測の拠点です。私は日欧共同水星探査計画BepiColomboサイエンスチームのSebastien Besse博士のもとで研究を行っています。表面化学組成、可視-近赤外スペクトル、表面地質など、複数種類の観測データを組み合わせることによって、直接観測の難しい天体内部の理解を目指す研究を行うにあたり、スペクトル解析の専門家であり現在の水星サイエンスを俯瞰する視点を持つBesse博士や水星地質学の専門家であるJack Wright博士の所属するESACは最適な研究環境だと思い渡航を決めました。
現在は1年間の渡航期間も終盤、これまでの研究成果をまとめつつ今後の研究方針を確立すべく議論を続けています。ESACでは13時ごろから食堂で昼食をとり、食べ終わったらキャンパスをぐるっと1周散歩したあとにコーヒーを飲みながらみんなでもうひとおしゃべりしてから午後の作業に戻る、というランチタイムルーティンがあります。ランチタイムを一緒に過ごしたヨーロッパ各国出身のPDたちとは毎日たくさんの話をし、文化の違いによる「当たり前」の違いを感じてとても印象的でした。大学院生に相当するインターン生やトレイニーは日本ではあまり出会ったことのない人生の歩み方をしている方が多く、彼らと話す中で自分の価値観が広がっていくのをダイレクトに感じました。
渡航前の不安とは裏腹に、マドリードは治安も悪くなく住みやすい街だと感じました。内陸性の乾燥した空気のためか冬も夏も気温の割に不快感は低く、朝晩と日中の気温差の対策さえすれば気持ち良く過ごせます。食べ物はもちろん美味しいです。さすがサッカーの国というだけあり、住む家より先に趣味であるサッカーをする場を見つけられました。シェアハウスの同居人スペイン人たちはフレンドリーで陽気かつきれい好きで、夕食を一緒に作ったりそれぞれの専門について夜遅くまで話したり、かけがえのない日々を過ごせています。ラストスパート1か月、研究面でも生活面でも悔いを残さず楽しみきります!
(東京工業大学 地球生命研究所 関根研究室 D3)
2023年10月渡航: ナント大学
(Laboratoire de Planétologie et Géosciences, Nantes Université )
私は様々な地形の発達や進化の解明、および惑星表層諸現象の地質学的な時間変遷の解読を目標として、衛星画像解析研究と地球アナログでの野外調査研究を行なっています。現在は特に火星水循環の理解に向けて、35–38億年前に火星南極にあったとされる大規模氷床の融解水排水系の復元を氷河地形に基づいて試みています。
現在、私はフランス・ナントにあるナント大学Laboratoire de Planétologie et Géosciences (LPG)のSusan Conway博士、Nicolas Mangold博士、Anna Grau Galofre博士のもとで共同研究を行っています。Conway博士とMangold博士は火星地質・地形、Grau Galofre博士は火星氷河水文学の研究者であり、お三方とも野外調査経験に富んでいて地球上のアナログ地形に基づいての理解・実証に精力的に取り組んでいるのと、Conway博士とMangold博士は現在進行中の火星探査のCo-Iでもあるため、自分の研究を行う上でこれ以上ない研究環境と思い渡航を決めました。
渡航後最初の2、3ヶ月は氷河水理学の勉強や新しい地形解析ツールを使いこなすのに苦労しましたが、既に9ヶ月が経ち、得られた地形解析結果を元に議論を進めながらさらに解析を続けているところです。6月にはアメリカ・ユタ州にあるアナログサイトで野外調査も計画・実施し、7月には第10回国際火星会議で発表も行いました。LPG内では、よくイベントごとが企画され、学生と教職員の隔たりがなく、非常にオープンで賑やかな環境です。毎日2~3回くらいはコーヒー休憩を取り17時半ごろには帰り、春夏秋冬のバカンスは必ず取るというこちらの方々のメリハリに驚くばかりです。
滞在しているナントは、治安もよく落ち着いた街という印象です。SFの父とも呼ばれるジュール・ヴェルヌが生まれた街でもあり、科学的にも発想力・想像力が刺激される(?)環境かもしれません。気候的にも冬は暖かく夏もさほど高温にならず過ごしやすいです(ただし多雨)。おそらくパリほど家賃は高くないのとフランスの住宅補助で家賃光熱費の3割が軽減されているため東京にいた時よりも安く住めています。さらに土日には市内のバス・トラムが無料という社会保障の充実ぶりを実感しています。
残り6ヶ月となり、少し焦りも感じ始めていますが、現在LPGが夏季休暇のため1ヶ月近く閉鎖しています。LPGの皆さんは色々とレジャー等の計画も立てているようで、私も夏の思い出が研究だけにならないようにしたいものです。
(東京大学 大学院理学系研究科 廣瀬研究室 PD)
2023年9月渡航: ハワイ大学マノア校
私は地球や惑星の内部がどのような世界なのかについて調べるために、地球や惑星内部を構成する鉱物が高温高圧でどれくらい電気を流すのか(電気伝導度)をダイヤモンドアンビルセル(DAC)という装置を用いて測定しています。電気の流れやすさは鉱物の種類、鉄の量や水の量、状態にとても敏感です。地球や惑星内部の温度圧力条件における鉱物の電気伝導度を実験室で測定し、観測と比較することで地球内部の化学組成の制約や相転移の観察、惑星磁場の成因の解明などを行っています。
私がいるハワイ大学マノア校のBin Chen研究室は世界でも数少ない高温高圧下における電気伝導度測定を行っている研究グループです。さらにブリュアン散乱測定装置や高温ラマン測定装置などの電気伝導度測定と組み合わせることのできる魅力的な装置がたくさんある他、DACとは別の圧力発生装置である大型のマルチアンビルプレスと呼ばれる装置も2台あるため私の研究を進めていくのに他とない環境です。JSPSの海外挑戦プログラムで同研究室に留学していたことから渡航後のイメージがはっきりしていました。帯同する妻にとっても過ごしやすい街であろうということも渡航先を選んだ大きな理由でした。
渡航して3ヶ月が経ち、新生活にも慣れてきたところです。ラボには私を含めてポスドク研究員が3名おり、切磋琢磨できる最高の環境です。自身のこれまでの研究を行える環境が整え終わり、データ取得ができるようになりました。加えてこちらにある既存のラマン分光システムの大幅アップデートを行っています。この開発がうまく行けば自身の研究の力強いサポートになるだけでなく新しいサイエンスもたくさん出来ると思っているためワクワクしながら光学系を組み立てているところです。
ハワイへの渡航の前後で、「家賃と物価が高いんじゃない? 大丈夫?」とたくさん心配の声をいただきました。家賃はやはり高いですが、実は電気代や食費などはなんと日本よりも安く抑えることができています。ハワイは観光客向けのものが異常に高いですが、ワイキキから離れたスーパーマーケットなどに行きますと日用品はかなり安いことがわかりました。例えば500 mlの水がコンビニやワイキキ周辺ですと3ドルしますが、私が住むマノア周辺のスーパーでは1ドルを切ります。また生活費については、水道代は(なぜか)家主持ちであることが多いようです。毎日が過ごしやすい温度であるハワイではエアコンの使用も抑えることが出来るため、電気代も現状日本にいるときよりも安いです。ハワイは住むにも意外と良い場所かもしれません。
はじめまして。私は太陽系形成の解明に向けて、その前身である原始惑星系円盤内での固体の運動に関する理論研究を行っています。現在は、特に地球や岩石天体の炭素存在度について先述の円盤中の固体の運動から説明可能か、数値計算を行なって調べています。
現在私はフランスのニースにある、コート・ダジュール天文台で研究を行っております。こちらでの共同研究者である Alessandro Morbidelli 教授や Tristan Guillot 教授は長年惑星形成論を牽引してきた研究者であり、近年では隕石の分析結果などの宇宙化学と惑星形成論を繋げる研究に精力的に取り組んでいることから、私の興味と合致したのでニースへ渡航することを決めました。
渡航してから約3ヶ月経過し、今は木星の気体組成の解明に向けて、原始惑星系円盤の進化モデルを構築しテスト計算を開始したところです。コート・ダジュール天文台では昼食の時間やコーヒーブレイクの時間に気軽に他の学生やポスドク・教職員と会話できる、非常に風通しのいい環境です。また、山の中腹に位置しているため見晴らしがよく、天気の良い日はニースの街を一望しながらコーヒーブレイクできます。また、先日はニース近郊の小さな街で開催されたワークショップにも参加し、太陽系形成モデルについて活発に議論することができました。
ニースは目の前に地中海が広がる風光明媚な街で、観光地ということもあり沢山の人が行き交う活気のある街でもあります。最近では観光客が増えてきたためか、英語で対応して頂ける店員さんも多く、買い物等で困った時にはよく助けてもらっています。物価や家賃は円安の影響もあり高くなってはいますが、スーパーには数多くの食材が立ち並び、自炊をするにあたって特に不自由はしません。また、フランスではデモが多発していますが、ニースでは市民と警察が衝突することもほぼなく、ゆっくりと過ごせています。今は閑散期なので比較的穏やかに過ごせていますが、観光シーズンはスリや盗難が多発するので、来年の夏頃は気を引き締めて過ごしたいと思います。
(東京大学 大学院理学系研究科 古澤研究室 D2)
2023年6月渡航: コペンハーゲン大学ニールスボーア研究所
現在、私は多細胞生物の発生過程の進化において一般に成り立つ法則を明らかにする理論研究を行っています。もう少し具体的に言うと、「生物の形が多様化するのはなぜか」「種々様々な条件でどのような形の生物が進化しうるか」「形の進化にどのような限界があるか」などの問いに対して 抽象化された発生モデルを使って答えることを目標としています。
今回共同研究をするコペンハーゲン大学ニールスボーア研究所 (Niels Bohr Institute)の金子邦彦教授は、生命に関する理論研究を牽引する研究者であり、またNBIの所属グループには理論系の生物物理を専門とする研究グループが複数あることから、多くの実りある議論が可能と判断して、デンマークへの渡航を決めました。
今は渡航して2ヶ月が経ち、前述の研究テーマを新たに立ち上げたところです。金子先生と大雑把な枠組みを考え、モデルを作り始めた段階になります。今後は、金子研以外のメンバーと研究の議論をすることも増えていくと思います。NBIは物理的にも心理的にも研究室間の距離が近く、もやもやした頭でもランチ後などに気軽に人を捕まえられるのがありがたいところです。
今後のスケジュールは、NBIの所属グループでのセミナーの他、12月にインドで開催されるウィンタースクールに参加する予定です。また結果次第では来年6月のEuro Evo Devo (進化発生学の国際学会)への参加を検討しています。こちらはヘルシンキ開催なので地理的にも近く、ヨーロッパの発生学の研究者とも交流できるのでぜひ参加したいと思っています。
研究以外のことで言うと、ラッキーなことにコペンハーゲンは大変住み良い街だと感じます。物価はかなり高いですが、治安は良く、街も綺麗です(電車で少し出れば自然も豊かで広々としています)。それから北欧あるあるかもしれませんが、周りの人は5時を過ぎるとほとんど帰ってしまいます。夏休みも数週間取るのが当たり前なようです。その代償か、なんでもない事務手続きや配達で2、3週間待たされたりすることもしばしばありますが、生産性という意味では驚異的に感じます。こちらにいる間にメリハリある生活の秘訣を吸収したいものです…