令和7年7月31日(木)大阪・関西万博EXPOホール「シャインハット」にて、三菱みらい育成財団主催の「高校生MIRAI万博」が開催されました。全国から選ばれた高校生32チーム(約160名)が参加しました。本校2年生の木下妃桜里さんはその中の1人でした。
第1部は、高校生が学校で取り組んだ探究学習や探究活動の成果発表が行われました。内容は、地元の食材に着目した探究活動や平和・防災教育に関する探究活動など多岐にわたりました。どの商品にも、商品化や普及を見据えた明確な展望がありました。
第2部は、高校生による世界への発信でした。全国から選ばれた志ある高校生たちが、3回の合宿を重ねながら1年間対話を繰り返し世界に届けたい提言・メッセージを協創しました。高校生MIRAI万博では、年齢バイアス・異文化理解・出会いと対話の大切さに関する提言が行われました。異文化理解の提言では、高校生たちが作詞した歌を、本校2年生の木下妃桜里さんがサポートメンバーとして一緒に歌唱しました。どの発表も「人の心に問いかける」ことを意識した発表でした。
参加した高校生たちは、万博という舞台で、全国の同志たちと強い絆を築き、また言語の壁を越えて自分たちの想いを来場者に伝えるというかけがえのない経験を得たようでした。
令和7年8月1日(金)、愛知県SSH合同課題研究交流会とトヨタ博物館見学会に、2年生生徒10名が参加しました。
この日、名古屋大学の野依記念学術交流館には、愛知県のSSH指定高校や鹿児島県からの生徒も集まり、自然科学系のさまざまな研究発表が行われました。
面白いテーマが多く、本校生徒も各自の興味・関心のある研究テーマの発表を聞きに時間いっぱいまで、発表ブースを回っていました。
テーマの一例として「ストームグラスの結晶の形を決定する要素」、「ささやきの回廊を用いた音速測定」、「簡略化された大富豪における規則性」、「鉱物学的観点を用いた半導体結晶の研究」、「土壌に含まれる鉱物成分とミミズの体色について」などがありました。
移動の際には愛知高速鉄道「藤が丘」駅から「芸大通」駅間にリニアモーターカーの「リニモ」に乗車しました。
トヨタ博物館の「クルマ館」では19世紀末のガソリン自動車誕生から現代までの自動車の歴史を日米欧の代表的な車両約150台が展示されています。
ほとんど全ての車両は走行可能な状態で保存されています。「文化館」では、ポスターや自動車玩具、カーマスコットなど自動車にまつわるグッズの展示でした。
参加した生徒達も研究交流会やトヨタ博物館にも満足したようで、楽しげな様子でした。普段見られないものを見て、聞いて、経験したことが、自分の視野を拡げ、自分の可能性を広げるきっかけとなることを期待しています。
令和7年5月26日(月)に実施した「探究」特別講演会「ルワンダにキセキをおこす」に参加した生徒たちが、「ルワンダと畝傍を『つなぐ』プロジェクト」を立ち上げました。生徒たちはランチミーティングを複数回開いて、『つなぐ』方法のアイデアを出し合い、上記講演会で講師を務めてくださった株式会社KISEKI代表 山田美緒様に、オンラインで提案しました。そして、株式会社KISEKIで縫製技術を学んだルワンダの女性が制作した商品を、文化祭で販売することになりました。商品のデザインは、生徒たちが校内でアンケートを実施し、一から考えたものです。販売に向けて、価格や個数、納期などについて、山田様とメールで密に連絡を取り合いながら、プロジェクトを着実に進めています。ルワンダや現地の人々の暮らしについて、1人でも多くの人に知ってもらうために、生徒たちは日々活動しています。
令和7年8月4日、日本政策金融公庫 国民生活事業本部 大阪創業支援センター 髙上 勝彦 様にお越し頂き、出張授業を実施頂きました。ビジネスの基礎知識や、ビジネスアイデアを生み出すための9つのキーワードを教えて頂き、実際に新たなビジネスアイデアを生み出すワークにも取り組みました。参加者の中には、「課題研究」の授業で「思考法の活用」を研究テーマに設定して探究に取り組んでいる生徒や、「ルワンダプロジェクト」に参加している生徒もいました。授業後は、生徒が個人で取り組んでいるビジネスプランや、「課題研究」の研究課題についての相談に乗っていただきました。
7月9日(水)に3年生を対象にして、進路講演会を行いました。河合塾上本町校から山本一博先生をお招きし、大学入試の状況や、夏休みの学習に向けての心構えを説明していただきました。
7月4日(金)5~7時間目に、1年生を対象として東京大学のアクティブラーニング型授業「宇野ゼミ」を開催しました。東京大学教養学部の宇野健司先生をお招きし、ディスカッションの心構えやコミュニケーション作法を学びました。生徒達は心と体を動かして積極的に取り組んでいる様子でした。
株式会社KISEKI代表 山田美緒氏を講師にお迎えし、5月26日(月)の放課後、文化創造館で「探究」特別講演会を実施しました。山田氏は大学時代にアフリカ大陸を自転車で横断した経験を持ち、現在はルワンダに移住し、現地でシングルマザーの支援活動を行っていらっしゃいます。
当日は、ルワンダの女性の方が縫製技術を学び、制作されたスカートをお召しになって、ご講演してくださいました。講演では、どのような経緯でシングルマザー支援に至ったのか、シングルマザーの方々をどのような仕組みで支援しているか、そして「今、自分にできる最善のことをする」ことの大切さについて、熱意を込めてお話しいただきました。講演後の質疑応答では、生徒からの質問が途切れることなく続き、途上国支援の難しさややりがい、文化や価値観の違いにどう向き合うかなど、深いテーマにまで話が及びました。
講演会は、世界の現状だけでなく、今できることや目の前の課題に一生懸命取り組む大切さを知る、大変貴重な機会となりました。山田様、お忙しい中ありがとうございました。以下に生徒の感想を掲載します。
・まずは、どんな場所のどの層の人に、どんなサポートをしたいのかという、自分の救える世界を見つけることと、今の現状を知ることから始めようと思いました。
・講演を聞いて、目の前にある自分にできることに全力で取り組むことが大事であると気づかされました。
・私もルワンダのお母さんたちに会ってみたい!子供たちとコミュニケーションをとりたい!と思いました。自分が何か行動を起こせば変わることもあると分かっていながら、今までただ考えるだけで行動に移すことがありませんでした。でも、今回の講演会を通して思い立ったらすぐ行動してみようと思えました。
・まず、どんな困難なことでもチャンスだと前向きに捉えて挑戦していくことが大切だと思いました。
毎週金曜日の放課後、17:30~18:30に多目的D教室で「金曜特別講座」を実施しています。東京大学の各分野の先生方が、高校生のためにその分野の研究内容や話題を講義してくださいます。「実際に東京大学に行って受講する内容を、オンラインで受けることができる」貴重な体験となりますので、生徒の皆さんには積極的に参加してほしいと思います。(年間20数回予定していますが、何回来てもらってもかまいません。)興味のある分野の講義はもちろんですが、これまであまり興味のなかった分野の話を聞くことで「そんな世界もあるんだ!」という刺激を受け、どんどん視野を広げていってください!
令和7年5月21日(水)、橿原陸上競技場で第78回体育大会が行われました。天候が心配されましたが、無事開催することができました。
4月16日(水)、避難訓練を行いました。避難経路を確認し、安全で迅速な避難につながるように真剣に取り組みました。1年生は救助袋の使用方法についても学びました。
4月10日(木)、文化創造館にて、生徒会が司会進行を務める対面式が行われました。在校生を代表して生徒会長が新入生へ歓迎と応援のメッセージを贈りました。新入生代表生徒は、これからの高校生活への意気込みを述べました。対面式のあと、生徒会編集の動画による部活動紹介が行われました。新入生のみなさんは、畝傍高校での新たな生活に期待を膨らませている様子でした。新入生のみなさん、たくさんの友達、先輩、先生に出会って、様々なことを吸収し、充実した高校生活を送ってくださいね。
令和7年4月9日(水)、全日制、定時制合同の入学式を本校文化創造館にて挙行いたしました。来賓として育友会長様にご臨席いただいたほか、本校入学50周年を迎えられた方々のご代表にもご列席いただきました。式典では、音楽部による校歌紹介も行われました。全日制360名、定時制13名の生徒は、畝傍高校生としての新たな第一歩を踏み出しました。
改めまして、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。畝傍高校で多くのことを経験し、充実した高校生活を送ってくれることを願っています。
4月8日(火)、令和7年度着任式と前期始業式が行われました。着任式では、着任した先生の紹介と挨拶がありました。
前期始業式では学校長の話の後、生徒指導部長からの講話がありました。今日から新学期が始まりました。失敗を恐れず、様々なことに挑戦し、充実した学校生活を送ってくれることを心から願っています。