2025. 10.30 📢第3回ゆめ作文の受賞者が決定しました!10月7日に授与式を行いました。
受賞者と受賞メッセージをご紹介します。
この基金に名を冠した「奥田純子」と聞いても、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。奥田純子さんは 神戸にある日本語学校の学院長でした。「異文化間教育としての日本語教育」の実践を通じて、生涯、留学生 支援に力を尽くした人です。病に冒され、病床にあってもなお、最期の瞬間まで留学生のサポートを諦めなかっ た彼女が留学生支援にかけた情熱を絶やさず、継承し、形にしたい、という思いが、私たちをつなぐ結節点となっています。私たちは奥田純子さんの生きた証として、彼女の目指した大きな「ゆめ」を形にしたいと考え、この基金を立ち上げました。日本語学校に在籍する留学生のための奨学金を通じて、その「ゆめ」を応援したいと考えています。
それぞれの「ゆめ」を抱いて日本にやってきた留学生たち。作文を募集し、その 「ゆめ」を語ってもらい、ユニークさ、社会へのインパクト、思いの強さで選考し、 受賞者に一人 10 万円の奨学金を支給します。さらに、受給者から の写真と短文による追跡レポートで、ゆめに向かって踏み出そうとする留学生の 姿を、広く社会に発信したいと思っています。
1980 年代、バブル景気、留学生10 万人計画……日本語教育の変革期において、「現場」の教育者たちは、何を考え、どのように学習者と向き合い、行動したのか。気鋭の研究者が、日本語学校の「レジェンド」たちへのインタビューを通して、今まで語られることのなかった現場の声を記録していく、もう一つの「日本語教育史」。(ココ出版チラシより引用)