◆ 奨学金とは ◆
経済的な理由や家庭の事情により、学修意欲があるものの修学が困難な学生に対して、お金を「給付」または「貸与」し、支援する制度です。
奨学金を支給し、学生が勉学に専念できる環境を整え、将来社会で活躍できる人材を育成することを目的としています。
奨学金の種類により、給付型であるか貸与型であるか、支給期間、月額か年額か、貸与型の場合は利子があるかないかも異なります。
返還不要
返還の義務あり(利子なし)
返還の義務あり(利子あり)
●申請前に必ず確認をしてください●
①必要な額を確認しましょう
なぜ奨学金が必要なのか、月々または年間でいくら必要なのか、奨学金の使用用途を家族で話し合い、学生自身が確認をしてください。
貸与奨学金を月18万円・4年間貸与した場合、返済額は約900万円となり、卒業後毎月返済しなければいけません。卒業後の負担を減らすためにも、必要な額以上申請したり不要な奨学金に申し込むことは避けてください。
②奨学金を受給するのは学生本人です。申請の手続きは自分自身で行いましょう
奨学金の受給者は学生本人であり、親ではありません。募集要項等を自分自身が理解して手続きしてください。申請書類は必ず学生本人が記入してください。なお、不明な点は自分自身が問い合わせてください。
③手続きは必ず期限内に行いましょう
申請手続きだけでなく、採用後も奨学金に関する手続きは多くあり、期限内に行わない場合、奨学生としてふさわしくないと判断します。
それにより採用されない場合や、採用後に「廃止」となる場合もあります。情報をきちんとキャッチして必ず期限内に手続きすることが求められます。
④貸与奨学金は責任をもって返済をしましょう
貸与奨学金は卒業後に返済の義務が生じます。
返済を怠った場合、連帯保証人や保証人に返還請求がなされ、滞納者には法的手続がとられる場合があります。個人情報が登録され、将来にわたりお金を借りられなくなるので、クレジットカードが使えず、ローンが組めなくなります。そのようなことにならないよう自覚と責任をもって借りることが求められます。