「天神堂」の説明
加賀藩三代利常公が当社に天神様をおまつりされたご縁もあり、藩政期天神堂や天神様のお軸をお飾りする風習が加賀藩内にひろまったといわれます。特にここ小松の地では、跡取りとなるお子さんの誕生を祝し、学問成就を祈っての天神堂が飾られてきました。町衆にささえられた小松の地らしく商売繁盛を願ってのお飾りもあり大変賑やかな社頭風景を模したものになっています。終い天神日である十二月二十五日から初天神にかけて一ヶ月間お飾りするものといわれています。
当社に奉納されました天神堂は、昭和初期に作成されたものですが、当時の世相を反映して乃木将軍とおもわれる方の像も飾られています。
天神堂(前景)
天神堂(参道風景)