鉄道部品など

吹田機関区プレート 

 大阪の吹田機関区の所属であることを示すプレート(レプリカ)です。現在は統合されていますが、国鉄末期までは蒸気機関車、ディーゼル機関車など内燃系が所属する「吹田第一機関区」、電気機関車が所属する「吹田第二機関区」の2つに分かれていました。かつてはD51が19両も在籍していたこともあったようですが、現在は蒸気・ディーゼル機関車が廃止され、電気機関車(EF66とEF210)が合わせて85両います。

 黒いほうが蒸気機関車用、青いほうが電気機関車用です。

湘南色の日本国有鉄道プレート 

 「この車両は国鉄の車両」ということを示すプレートです。文鎮のような重みです。

 このプレートは湘南色の車両に使われたものです。湘南色は「かぼちゃ」と渾名されるようにオレンジに緑のカラーリングで有名ですが、このプレートも湘南色の緑に塗られています。かぼちゃの皮ですね。

現在のラインカラーのみの湘南色よりも全体的に暗めの色なので、非常に煮物らしいカラーリングです。かぼちゃは今が旬(執筆当時)、食べたくなりますね。

料金箱 

 運賃を入れる料金箱です。ヒントがないのでどの路線に使用されていたのか全く不明です。製作年月日を見ると、昭和46年(1971年)の9月に作られたようです。

 なんと富士重工業(現在のSUBARU)製です。富士重工業といえば、戦前の有名な航空機メーカーである中島飛行機の流れを汲んで航空機部品、自動車、そして鉄道車両(現在は生産廃止)の生産で名を馳せているメーカーですね。このような料金箱まで生産していたというのは驚きです。

釣銭機 

釣銭をあらかじめ入れておいて、金額を指定すると釣り銭が出てくる機械です。古いものなので詳しい使い方が不明です。

 こちらもヒントがないのでどこの路線に使われていたのか全く分かりません。この機械は鉄道よりバス用のイメージがありますね。製作年月日も不明ですが、恐らく料金箱と同時期に作られたのではないかと思われます。

犬釘

 これは地面と垂直に切ったレールと「犬釘」と呼ばれる釘です。犬釘とはレールを枕木に固定するための釘で、枕木にそのまま打ち込み、扁平になっている部分でレールを噛ませて使います。

 しかし緩みやすかったり、枕木が割れるなどデメリットが多かったので木製の枕木と犬釘が徐々に使われなくなり、現在はJRや大手私鉄ではPC(圧縮したコンクリート)枕木に代わられています。PC枕木ではボルトがレールを固定する役割を果たしていますが、中小私鉄の路線などでは今でも犬釘がレールを固定しているのを見ることができます。

双頭レール

 このレールは、断面の頭部と底部が同じ形状をした「双頭レール」と呼ばれるもので、イギリスで考案されました。

 レールは使用されるにつれて頭部が摩耗しますが、「双頭レール」の場合は、上下をひっくり返すことでレールの寿命を延ばすことができます。(実際は頭部だけでなく、底部も摩耗してしまい、うまくはいかなかったようです。)

 この「双頭レール」が考案された当時は、製鉄技術が未熟であり、レールが高価なものでした。

 また、日本最初の鉄道にもこの「双頭レール」が使用されたそうです。

国鉄の制帽 

 日本国有鉄道(国鉄)で使用されていた制帽です。それ以外のことは不明です...

禁煙アルミプレート

 列車内に掲示されていたアルミプレートです。掲示されていた車両は不明です。

 昔はボックス席の窓の下に灰皿があったりして列車内での喫煙に寛容な時代でしたが、受動喫煙対策など健康意識の高まりから、現在は、車内で喫煙できる場所は特急や新幹線の喫煙ルームしかありません。