鉄研の倉庫に保存されていた写真の一部です。
全て20年ほど前(2000年前後)の写真のため、撮影場所や形式が間違っていることもあります。
東急線検測車の写真や、2004年に廃止された桜木町行き表示の列車の写真を公開しています。
検測車編成の中でも実際に線路検測を行う車両は中間のサヤ7590で、現在も7200形に代わって「TOQ i」に組み込まれて走行しており、普段は長津田検車区でその姿を見ることができます。
かつての犬山橋は鉄道道路併用橋で、普通の電車のすぐ横を車が走るという非常に珍しい光景が拝めました。しかし列車が車と接触する危険性があり鉄道・道路共に隘路であったため、2000年にすぐ横に道路橋が開通し、犬山橋は鉄道専用となりました。
2000年代前半までは、岐阜県内の路面電車や各路線の末端区間などを中心に、名鉄には様々なローカル線がありました。いわゆるレールバスであるキハ10や、古い吊り掛け電車など魅力ある車両が走る路線ばかりでしたが、残念ながら廃止されてしまいました。ここではそれらの路線も含めた2000年頃の名鉄各線の写真を掲載しています。
桃花台新交通桃花台線ことピーチライナーは、開業から僅か15年で廃線となった新交通システムとしてご存知の方も多いのではないでしょうか。
車両の両エンドの前面形状が異なるのが特徴ですが、終着駅でループ線を一周して方向転換するため、運転台が片側しか必要ないことが理由です。
桜井線の105系はクリーム色地に朱色の帯である「春日色」が特徴でしたが、2010年にけばけばしい青緑色一色に塗り替えられてしまい、2019年に桜井線での定期運用を終えました。
下段の急行かすがは1930年まで遡る歴史ある列車で、末期は快速みえなどで運用されているキハ75により名古屋駅〜奈良駅間を結んでいました。利用者の減少により、2006年に廃止されました。
急行つやまは、津山線・因美線を経由して岡山駅〜鳥取駅を結んでいた急行砂丘の後継として運行された列車です。写真のキハ58の編成ではグリーン車を連結しており急行としての体裁を保っていましたが、2003年に一般型であるキハ47・48に置き換えられてしまい、いわゆる「遜色急行」となっていました。所要時間が快速列車とほとんど変わらないという理由で、2009年に廃止されました。
岡山県を走る水島臨海鉄道では、主力であるMRT300の他にキハ30などの国鉄車両が在籍しています。写真のキハ20もそのうちの一つでしたが、2014年に定期運用を終え、現在はキハ205のみ動態保存されています。
小野田線本山支線では、近年まで旧型国電が運行されていました。1933年に登場したクモハ42001は2003年まで本山支線を走り、現役時代が70年というまさに生き字引のような車両でした。現在は下関総合車両所に留置されていますが、色あせが進行しみすぼらしい姿になっているようです。貴重な車両なのでなんとか保存してほしいところです。
観光列車の乏しい四国に颯爽と登場した「アイランドエクスプレス四国」ですが、客車列車であるため扱いが難しく、早々に後継車両を作りました。とはいえ先頭車はアイランドエクスプレス四国Ⅱ専属ではなく特急剣山などにも充当されるため、実質的に観光列車然としていたのは中間車2両のみでした。