みどりの窓口の案内板
鮮やかな緑が目を引くみどりの窓口の看板です。どこの駅のものかは不明ですが、少なくともJR東海の駅であることはわかります。
「Texきっぷ」という15年ほど前にあった東海道新幹線の回数券(厳密には違うのですが、違いは微妙です)が発売されていると書かれています。「Texきっぷ」はJR東海の駅でしか発売されていないので、これが数少ない手がかりになりました。
ちなみにその「Texきっぷ」は特定都市区内制度(例えば新横浜駅までの切符を買った場合、横浜市内を出ない限りどのJRの駅でも下車できるという特例)が適用されないなど、かなり不評だったようです。
大網行きの方向幕
大網行きの方向幕です。大網駅を通る外房線で使われていました。
幕と言うだけあって薄く、非常に軽いです(当たり前)。サボを廃止し、方向幕を導入したことによって格段に労力の削減となったのも頷ける話ですね。
八街行きの方向幕
総武本線、八街行きの方向幕です。八街行きの定期列車は総武本線千葉駅方面行き・成東駅方面行き双方に存在せず、非常時(ダイヤ乱れや不通時など)に使用されます。
八街駅は2面3線で、通常あまり使用しない番線を使って折り返しが可能だそうです。通常は見られない行き先で面白いですね。
国鉄時代の東京駅のホーム上の柱に設置されていた駅名標です。「とうきょう」という駅名の下に「山」「区」と記載されていますが、これは「山手線内の駅である」ことと「東京23区内である」ことを表していて、特定都区市内という運賃計算の特例のために記載されています。これらの駅は全て「特定都市区内の圏内の中心駅」と長距離切符の運賃計算上は同じとみなされます。
簡単に言うと「山」が書いてある駅から201㎞以上の切符を買うとき、「山」が書いてある駅は全て東京駅からの運賃になり、「区」が書いてある駅名も同じように東京駅からの運賃になります。
割とややこしいですが、新幹線に乗る場合にちょっとお得なので、覚えておいて損はないですね。
神奈川新町駅の柱用駅名標です。ホーロー製で、白抜きの筆文字がレトロな雰囲気を醸し出しています。
筆文字は丸ゴシックなどの文字が導入される前に使われていて、現在掲示されているものはほとんどありません。このお手製感が味がありますね。
行先別終電時刻表は、最低限何時の列車に乗れば目的地に着けるか案内する時刻表です。
東横線の桜木町駅や二子玉川園駅の表示など、今はない駅名もありますね。
何駅のものかも分からないし全て推定ですが、旧東急新玉川線(現在の東急田園都市線の渋谷駅~二子玉川駅間)の表示がみられることから、少なくとも2000年以前に使用されていたのは間違いないでしょう。
ちなみに何駅かの推測ですが、大井町線の乗換え駅表示が書いていないことや、終電時刻が行先が大井町駅方面の列車が表に出ているすべての列車で一番遅いことから、恐らく東急大井町線の大井町駅~大岡山駅あたりではないかと思います。