東京農工大学カーボンネガティブの限界に挑戦する炭素耕作拠点では、炭素耕作によるカーボンネガティブ社会を実現するため、持続可能な炭素耕作技術の開発、炭素耕作による材料開発技術の開発、炭素耕作による燃料生産技術の開発、炭素耕作で生成する温室効果ガス削減と廃棄物処理技術の開発、社会的受容性の評価手法開発に取り組んでおり、FoodXプロジェクトとは、沖縄県竹富町をフィールドに連携しています。
「農業および畜産廃棄物の有効活用による島嶼型循環農業システムの開発」
◆黒島全体の物質循環データに基づき、海洋への陸域負荷を低減する戦略を立案
◆モデル農家に堆肥化技術を導入し、堆肥を利用した牧草の栽培試験を行い、化学肥料の低減量や環境へ
の負荷軽減を算定、島全体の陸域負荷低減戦略に反映
◆農業廃棄物を利用した畜産廃棄物の有効活用として、共培養型乾式メタン発酵によるバイオガス回収を
検討
◆これらの結果を元に、エネルギーおよび物質収支を解析し、島嶼地域に適した農業および畜産廃棄物管
理の方策を検討
◆西表島の物質循環データに基づき、農畜産業から発生する資材を最大限利用する島嶼型循環農業システ
ムの構築に向け、地域資源の各種堆肥や代替農薬への利用を検討
西表島における取り組み