地域循環共生圏は、地域資源を活用して環境・経済・社会を良くしていく事業 (ローカルSDGs事業)を生み出し続けることで地域課題を解決し続け、自立した地域をつくるとともに、地域の個性を活かして地域同士が支え合うネットワークを形成する「自立・分散型社会」を示す考え方です。
自立した地域をつくる主体(活動団体)の取り組みを、中間支援主体が伴走支援を実践的に行いつつ、その過程で得ら れたノウハウを横展開することで、中間支援機能を担える人材・組織の育成を行い、地域循環共生圏の創造を推進する環境省の事業です。
「共同堆肥舎を中心とした市民参加による地域循環型農業促進事業」
●活動主体:中部地区和牛改良組合
●中間支援主体:琉球大学研究共創機構 FoodXプロジェクト
活動団体である、中部地区和牛改良組合うるま支部の有志による共同堆肥舎の運営、建設について進めています。まずは、この、有志による活動をモデルケースとして確立し、組合全体、市、県など、取り組む範囲を広げていきます。
昨年度、地域円卓会議を開催し、畜産農家、耕種農家、自治体、小売り、堆肥コンサルが円卓に着席、参加者60名で課題の洗い出し、グループワークによる課題の深掘りを行いました。今年度は、この事業で同じく畜産について取り組んでいる愛知県半田市との意見交換や視察などから、畜産農家、耕種農家の連携体制構築を目指します。