長期的な視点で持続可能な社会を実現するため、時代に即した重要な社会課題に対して、最先端の技術や従来とは異なる独特のアプローチを用いて劇的な成果を生み出す可能性を有する団体を対象とした助成事業で、2025年度春期は、PwC財団の助成事業の対象領域である「環境問題への対策支援事業」の一環として、以下の3つのテーマに助成されています。
テーマ1:食品ロス削減・アップサイクル
テーマ2:タンパク質危機
テーマ3:消滅危機にある食材の維持と食文化の継承
「多様な食品循環資源に対応する地方型エコフィードシステムの確立」
大規模な食品製造業が存在しない沖縄を含む国内の多くの地域でエコフィードを実現するため、本事業では、多様な食品循環資源に対応する地方型エコフィードシステムの確立を目的としています。このシステムの確立のためには、大きく以下3点の課題があり、その解決を目指すものです。
1)栄養バランスの取れたエコフィードを作るための迅速な栄養成分分析法の確立
2)作ったエコフィードを安全に無駄なく使うための保存期間の延長技術の確立
3)エコフィードで飼育した豚肉の市場価値の向上
●実施体制:琉球大学、宮城ファーム、TESIO、LIQUID、琉球ミライ
昨年度、琉球大学ブランド商品開発支援事業において確立した実施体制を継続しています。