それから1年後……
NHKの解約に成功してから、一度だけ郵便受けに「NHKの者です」と書かれた紙が入っていたことがあったが、それ以来あの忌々しい営業野郎が私の目の前に姿を表すことはなかった。
その時の部屋は2015年2月に引っ越して、今は新しい部屋に住んでいる。
しかし引っ越しを終えた後3ヶ月くらい。2015年4月29日にやつはまたやってきた……
ピンポーン
Amazonもその他通販も何も頼んでいないのに誰だ?
今どきわざわざ自宅を訪ねてくるような人なんか、新しく引っ越してきたお隣さんの挨拶か、宗教やNHKの勧誘くらいしかいないだろう。
予感は的中した。
「すみません。NHKの者ですが。」
ちなみに今の家にはインターホンというものがない。ドアを開けないと相手がどんな人なのかわからないなんて、すごく不便だなと思った。インターホンは偉大だ。
NHK「最近引っ越してきた方ですか?NHKの契約はされてますか?」
私「してません」
N「そうですか。NHKの放送受信契約は義務となっています。公共料金みたいなものです。NHKを見る・見ないに関係なく契約してください。はい、ここに名前書いてください。」
私「そうですか……でも、契約はしません。」
N「えっ?なんでですか?」
私「だってうちテレビないですもん」
N「本当にないんですか?部屋の中見せてもらっても良いですか?」
私「本当にないです。見てもらっても結構ですよ。」
N「携帯も?パソコンも?ワンセグとかあるでしょ?」
私「携帯もパソコンもテレビ見れるようにはなってないです。それに以前NHKの代々木の営業所に問い合わせして確認しましたよ。それなら契約する必要はありませんって言われました。」
N「あぁ…テレビなくて不便とかないですか?」
私「いえ全く」
N「では今後テレビ購入する予定は」
私「ないです」
N「そうですか…じゃあその時は…」
私「はい(絶対ないけどな!!)」
というわけで、無事あの忌まわしきNHKの営業担当を玄関前にて追い返すことに成功した。
話している間、心の底から去年の怒りが蘇ってきてその場で怒鳴り散らしたくなったが、グッとこらえて冷静に対応した。
もう、あの超面倒な解約手続きをしたり、(ふれあう気のない)ふれあいセンターに電話かけたりしなくて良いのである。我々の勝利である!
「部屋の中見せてもらっても良いですか?」とか聞いてくる割には結局入ってこなかった。実際には3回くらい聞いてきたので、3回くらい「どうぞどうぞ」と答えたけど入ってこなかった。
もしうちの中に入ってきていたとしても本当にテレビはないわけだから、私は何も悪くない。
ポイントは
「契約しません」とハッキリNO!という意思を伝えること。
公共料金だ、建物に受信設備があれば必要だ、みんな払ってる、などという嘘に騙されない強い心を持つこと。
「今契約すればこれまでの期間については何もいいません。」などという言葉に惑わされないこと。今ここで契約しなくても、1年後にもう一度訪ねて来た時も同じことを言うだろう。ちなみに私は去年も言われました。1ヶ月ほど契約していた時期がありましたが、その時も契約をしていなかった時期の支払い分についてどうこう言われたことは一切ありません。
新生活始めたし一度くらい…と思ってテレビを買わないこと。
なんだか薬物ダメ。ゼッタイ。みたいになってますけど。そういうことです。
「テレビを買わない」が結構ハードル高いと思う人多そうですけど、最近Google PlayとかHuluとかテレビなくても番組楽しめるサービスあるし、YouTubeでニュース配信してるチャンネルもあるので、テレビなんてなくてもどうにでもなります。大きめの液晶モニター(地上波チューナー非搭載)を買って、Apple TVとかFire TV Stickとかを取り付ければもうテレビなんて要りません。
最近のスマートフォンでワンセグアプリを無効化できないのは罠なんじゃないかと思うんですが、iPhoneとかPixelシリーズとかワンセグが付いてないスマホを買えば問題ナシです!