自立(生活)訓練

みなくるはうす下松の自立(生活)訓練では、病気などで機能低下が生じている方の訓練をお手伝いして、必要な機能の回復、復職や就職へのサポートを行います。

ある程度、社会的スキルが身に付けられた高次脳機能障害や精神疾患の方などが通所されています。

なお、支援学校を卒業された方などで、これから経験を積み重ねながら社会的スキルを身に付けていかれる方は、同法人「みなくるはうす光」の自立(生活)訓練がお勧めです。

【主な訓練内容】

  • 認知訓練

主に高次脳機能障害の方を中心に、低下している認知機能(記憶、注意、遂行機能など)の改善に取り組みます。

  • 模擬作業訓練

各種ツールを使い、繰り返し行うことによって、得意なこと、苦手なことの把握、作業スキル(正確性、速度、巧緻性など)の向上を目指します。

  • 実作業訓練

集団で色々な作業(呼鶴清掃、青果市場など)に取り組むことにより、作業や道具の経験を積むこと、対人スキル(コミュニケーション、協調性、報連相など)や危険予知などの向上を目指します。

  • 個別訓練

特殊な職種の就職を希望される人など、個別訓練が必要だと判断した人を対象に行います。

  • 検査

必要に応じて、神経心理学的検査や就労系検査を行います。

  • 就労準備活動

必要に応じて、職業センターでの職業評価や他事業体の見学や体験などを行います。

  • 運動プログラム

下松市の恋路にあるスポーツ公園のウォーキングコースを自分のペースで歩きます。

黙々と歩く人、周りの景色を眺めながらマインドフルネスウォーキングをする人、できるだけ周回できるようにジョギングする人、数人で歩きながらしりとりをしたりとコグニサイズをする人、色々な歩き方をしています。

  • 自動車再運転練習

高次脳機能障害などで運転免許が停止になっている人が免許再取得のために通っています。

まず、神経心理検査を行い、自動車運転に必要な認知機能の状態を確認します。

必要に応じて、注意力や遂行機能を高めるために認知訓練をします。

ドライブシュミレーターを使って、反応速度を高めたり、危険予測を高めたりして、運転スキル向上を目指します。

神経心理検査とドライブシュミレーターの結果があるレベルに達すると、自動車学校での実車訓練を行います。

そして、ドクターが運転再開に必要な診断書を書く時に参考となるデータを収集します。