沿革

●図書館サービス研究所の活動

図書館サービス研究所(略称「図サ研」)は,

ホームページとメーリングリスト(以下ML)だけ

のバーチャル研究所である。もともとは,大学

図書館研究集会(2001年)で仁上(当時早稲

田大学図書館)が,「そのまま使える各種実用

ツール・教材・帳票類の公開共同利用を」とい

うアイディアを提案したのがきっかけであった 。

2006 年10月14日に仁上がホームページに設立趣意

書を公開し ,「図書館利用教育委員会通

信」(63号)にML会員募集の記事を掲載した 。

目的とモットーは以下のとおりであった。

「図書館内外に蓄積された知識と技能,知恵と

意欲,技術と経験,等々をかき集めては,整理

し,教訓化・ツール化し,共有化・共同利用化

していく「万能道具箱」プロジェクトを中心に,

あってほしいのに今までなかった「図書館界の

知恵袋」を目指す。気軽・手軽・身軽の3 軽。

職場や組織のしがらみなしの自由参加。義務

感無用の快感重視。興味本位の自由発想,思

いつき重視。実用本位の便利さ重視。失敗リス

ク回避型消極思考よりネック突破型お試し挑

戦思考。ツールやグッズの研究開発普及事業,

現職者の研修事業,司書課程の活性化などに

興味のある関係者も無関係者もとにかく今すぐ

お申込を!」

仁上の講演・ワークショップでも会員を募集

し続けた結果,会員数は着々と増加して現在

550 人を超えるネットワークに育っている 。

名称は,私立大学図書館協会東地区部会研究

部企画広報研究分科会(以下,分科会とする)

の1986年以降の研究テーマ「図書館サービス

計画」に由来している 。■

追記

その後、メーリングリストの乗り換えなどの節目ごとに

会員の再登録希望をとって、増減を繰り返しながら、

現在350名。2020.12.19現在。