6


伸びるlong life time 今夜もlonely night

安定の二日酔い 昼はいつものカレースタンドで

無理して買ったマンションで

リストラされた男が吠えている


出っ張った腹抱え トンがった音楽と

見えなくなった小さな文字と

たたかいながら生きている


伸びるlong life time 今夜もlonely night


何のために生きてんだ

革命なんて起こせやしないんだし

白く霞んだ 青い空


出っ張った腹抱え トンがった音楽と

見えなくなった小さな文字と

たたかいながら生きている


突っ張って生きてきて 抗って見たけれど

所詮この世は忖度ずくし

クソ喰らえと生きている

今夜もオレは生きている…

2. 人間活動


息するように 生きてるだけさ

息するように 生きてるだけさ

キミが思うような 悪ふざけじゃないぜ

声高々に 責め立てるけど


息するように 生きてるだけさ

息するように 生きてるだけさ

食わずしゃべらず 人間活動

人とはなれて 人間活動

さけぶたましい 人間活動

マスクされている 人間活動


息するように 生きてるだけさ

息するように 生きてるだけさ

疲れた心 なぐさめているだけ

飢えた体に 食わせてるだけ


息するように 生きてるだけさ

息するように 生きてるだけさ

搾取されてる 人間活動

誹謗中傷 人間活動

生きてるだけで 人間活動

死んでしまうのか 人間活動


食わずしゃべらず 人間活動

人とはなれて 人間活動

さけぶたましい 人間活動

マスクされている 人間活動


息するように 生きてるだけさ

息するように 生きてるだけさ…

3. オムピラフ


ライブバーで出会った キミは人気の女優さん似で

あっという間に 夢中になったんだ

無理してるだけなら それはそれでよかったのに

気がつけば 無茶ばかり繰り返してた


倉庫の隅でふるえてたアノコ

行き場を失った子猫のように

今でも 思い出すんだ

あの場所 あの時 悲しみの向こう


オムピラフ オムピラフ

キミが大好きだった

オムピラフ オムピラフ

あたたかな愛で包まれた オムピラフ


人が生きるってさ もっと単純なはずなのに

少しばかり無理しても追いつけないけど

無理してるだけなら それはそれでよかったのに

気がつけば もう 限界さ


歩道の上で動けなくなったボクを

助けてくれた 酔っぱらいのように

今でも 思い出すんだ

あの場所 あの時 キミにおぼれた日々


オムピラフ オムピラフ

キミが大好きだった

オムピラフ オムピラフ

あたたかな愛で包まれた オムピラフ


倉庫の隅で抱き合った二人

暖め合って 朝を待ったんだ

今でも 思い出すんだ

あの場所 あの時 キミの笑顔


オムピラフ オムピラフ

キミが大好きなんだ

オムピラフ オムピラフ

あたたかな愛で包まれた オムピラフ


オムピラフ オムピラフ

ボクが大好きだった

オムピラフ オムピラフ

あたたかな愛で包まれた オムピラフ

4. 今の僕


小さなトンネル抜けて 公園まで来た

今の僕じゃなかったらきっと楽しいんだろうな

小さなボール蹴飛ばして 遊んだ子供たち

今の僕じゃ無理だな きっと息切れするよな


めぐり合う 時と人 全てが合わさる場所で

一瞬の輝きが 思い出に変わる


小さな頃に夢見て 未来描いてた

今の僕にとっては見知らぬ世界だな


公園のベンチに 今の僕はいない

たわむれた広場に 優しい風がふく


小さな雲に浮かんで羽ばたくはぐれ鳥

今の僕がそうだろう どこに行くのかな


めぐり合う 時と人 全てが合わさる場所で

一瞬の輝きが 思い出に変わる

一瞬の輝きが 思い出に変わる


小さなトンネル抜けて ウチに帰ろう

5. 6


雨ばっか降ってるな 寒くてしかたねえ

あたためて欲しくて 今日もここに集まるぜ

Rock Rock Rock くだらねえタワゴト

Rock Rock Rock 宵越しの金はもう要らねえ


灼熱地獄だな 乾いてしかたねえ

うるおして欲しくて 今日もここに集まるぜ

Rock Rock Rock くだらねえタワゴト

Rock Rock Rock 宵越しの金はもう要らねえ


生きてるかい? 愛し合ってるかい?

あなたはそう叫ぶけど


泥沼人生さ 辛くてしかたねえ

なぐさめて欲しくて 今日もここに集まるぜ

Rock Rock Rock くだらねえタワゴト

Rock Rock Rock 宵越しの金はもう要らねえ


Rock Rock Rock 今日も明日も

Rock Rock Rock 宵越しの金はもう要らねえ


Rock Rock Rock 今日も明日も

Rock Rock Rock くだらねえ音楽で生きてる

6. スーツと革ジャン


スーツを着て ネクタイ締め

働きバチ 動き出す

書類作って ダメ出しされ

生きてくのって 大変ね


子供の頃の夢は ロックスター

ステージ駆け回り シャウト繰り返す

昨日の夜の夢は ロックスター

照明から飛び降りてた


目覚めればテレキャスター

神様の贈り物

完全に遅刻した 今日もブルースが鳴いてる


革ジャン着て ギター抱え

ロックスター気取ってる

くだらない歌 吐き出して

夢見心地で 歌ってる


くたびれたスーツと

積み重ねた音楽と

スーツと革ジャン

スーツと革ジャン

今日もオレは… 今日もオレは…


子供の頃の夢は ロックスター

ステージ駆け回り シャウト繰り返す

昨日の夜の夢は ロックスター

照明から飛び降りてた


目覚めればテレキャスター

神様の贈り物

完全に遅刻した 今日もブルースが鳴いてる

今日もブルースが鳴いてる

今日もスーツと革ジャン

7. Lives


オンライン飲み会に明け暮れて

数えきれない二日酔いを過ごしてる

画面越しの仲間と

なんだか意味なくはしゃいでる


僕の知らない昔の思い出

数えきれない人生歩んでる

画面越しのキミと話しても

やっぱりなんだか馬鹿みたい


キミとボクのライフは生きること

キミとボクのライブは生きること

キミとボクとで愛し合うこと

それがボクらの 生きること


ボクの知らないキミがいて

生きるのをやめるって言ってる

うまく生きていく術は知らないぜ

数えきれないライブで 生きるだけ


キミとボクのライフは生きること

キミとボクのライブは生きること

キミとボクとで愛し合うこと

それがボクらの 生きること

それがボクらの 生きること

8. ベッドの匂い


ベッドに残る キミの匂い

苦しくなって 目が覚めた

ガラスの向こうに光る月明かり

悲しくなってベッドに残るキミの匂いを抱く


ノートに残る キミの落書き

切なくなって 破り捨てた

ガラスの向こうに残るキミのぬくもり

恋しくなっても一度残るキミの匂いを抱く


ベッドに残るキミの匂い

苦しくなって目が覚めた

ノートに残る落書きも

切なくなって捨てた


ガラスの向こうに光る月明かり

悲しくなってベッドに残るキミの匂いを抱く

ガラスの向こうに残るキミのぬくもり

恋しくなっても一度残るキミの匂いを抱く

9. 雨上がりの御堂筋


君を想いながら 歩く御堂筋

雨に濡れた真っ暗なビルたちが

俺に歌わせる 悲しき恋の唄


ヘイヘイヘイ ヘイ ヘイヘイヘイ

点滅の信号が 行儀よく並んでる


君を想いながら 歩く御堂筋

水たまりうっかりハマった靴が

リズム刻んでる 悲しき恋の唄


ヘイヘイヘイ ヘイ ヘイヘイヘイ

点滅の信号が 赤に変わってく


なんばの明かりが見えてきた

もうすぐ夜が明ける

キミの声が聞こえない

あ〜雨上がりの御堂筋


なんばの明かりが見えてきた

もうすぐ夜が明ける

キミの声が聞こえない

あ〜雨上がりの御堂筋


そろそろお別れだ

どうかお元気で…

10. 圧倒的に蚊


今日もうだるような暑さ ビールがうまい季節だな

テレビから流れる平和の鐘聞きながら

キミはふと得意げに聞いてきたんだ

人を一番殺してる動物って知ってる?

何かのクイズ番組みたいに うれしそうに


圧倒的に蚊  人殺しの動物

圧倒的に蚊  でも2番目には

ボクとおんなじ人間


あの日もうだるような暑さ 少年のいつもの朝さ

突然音もない爆音と真っ白な光の中で

少年は影になっちまった

平和のために落としたんだってさ

でもあの少年はそんなこと何も知らずに


圧倒的に蚊  人殺しの動物

圧倒的に蚊  でも2番目には

キミとおんなじ人間


今日もうだるような暑さ ビールがうまい季節だな

テレビから流れるとぼけた言い訳聞きながら

キミは隣でうたた寝してる


人を一番殺してる動物って知ってる?

何かのクイズ番組みたいに うれしそうに


圧倒的に蚊  人殺しの動物

圧倒的に蚊  人殺しの動物

想像できるか  人殺しの動物

想像できるか 

でも2番目には  ボクとおんなじ人間

でも2番目には  キミとおんなじ人間

ボクとボクの愛するキミと同じ人間