50: 50 (Fifty Fifty)

1. おっさんの隣


満員電車なのに隣空いてる

満員電車なのに隣空いてる

荷物担いでつらそうなのに

こっちをチラッと見るだけで

なんでなんでなんでなんで

座らねー!


満員電車なのに隣空いてる

満員電車なのに隣空いてる

疲れた顔してヨレヨレなのに

こっちをチラッと見るだけで

なんでなんでなんでなんで

座らねー!


オヤジ臭のせいかハゲ頭のせいか

若い娘だけならともかく

どいつもこいつも座らねー

なんでなんでなんでなんで

空いている?

なんでなんで…

どうしてどうして…

隣の席だけ空いてる?


2. Human being


水虫治して体に気をつけて

僕だって長生きしたいけど

空から落ちてきて頭に突き刺さって

明日には死んじゃうかもよ


最期の時目指すより

今のかゆみが取れればいい


Human beingいつもわがままばかり

Human being忘れてしまったのか

Human being鏡を見てとなえろ

Human beingお前は人間なんだ


何でも使い捨てクルマも乗り捨て

人間だって使い捨ての時代に

健康食品食べて抗菌水で洗って

自分だけ永遠目指すのかよ


別れの日を恐るより

今のキミと笑えればいい


Human beingいつもわがままばかり

Human being忘れてしまったのか

Human being鏡を見てとなえろ

Human beingお前は人間なんだ


人間だものわがままだから

いつかの幸せ望んでる

人間だものわがままだから

今が続くと信じてる


Human beingいつもわがままばかり

Human being忘れてしまったのか-

Human being鏡を見てとなえろ

Human beingお前は人間なんだ

Human beingお前は人間なんだ…


3. モラル


一度の失敗で終わりですか?

いつからそんなにキビしくなった?

1ミリもずれない人になったら

みんな幸せになるんでしょうか?


セクハラ パワハラ モラハラ

わざとやる奴もいるんだろうけど

知らず知らずに傷つけた言葉

後から知ってボクも傷ついた


本気でぶつかる人間関係

それも今では難しいのかな

うそで固めた言葉で

波風立てないように

それだけでいいの?


テレビから流れる歌はどれも

モラルにあふれた綺麗なメロディー

1つ問題起こしただけで

もうすっかり目にしなくなった


セクハラ パワハラ モラハラ

わざとやる奴もいるんだろうけど

知らず知らずにやっちまったこと

誰でも1つぐらいあるんじゃないの?


本気でぶつけた 言葉で

それでたくさん傷つけてきた

うそで固めた言葉で

なぐさめてあげればいいのかな?


犬のフン1つないキレイな街

のら猫1匹生かしちゃおけない

物音1つでビクつく部屋では

ギター鳴らしたら怒鳴られるでしょう


セクハラ パワハラ モラハラ

わざとやる奴もいるんだろうけど

知らず知らずに臆病になって

身動き取れずにもがいてる


本気でぶつかる人生生きて

それでダメなら仕方がないよな

うそで固めた言葉で

うまくこなしてなんかいられない


キミが流した涙

深く傷つけてしまったのに

キミが残した言葉は 最後に一言「ありがとう」


4. ライブハウス


月曜日の夜仕事帰りに

ふらりと立ち寄ったライブハウス

魂の歌声が 聴こえてきたんだ

心が震えて泣き崩れてしまいそう


あ〜寒空に 輝く金の星のよう

スポットライトが照らし出す魂の歌


バカ息子のアイツは

今日も飲んだくれだけど

魂の歌声が この胸にささったんだ

涙が止まらなくて燃えつきてしまいそう


あ〜絶望の中にひとすじの光が差し込むよう

スポットライトが照らし出す魂の歌


飛び交う歓声と鳴り止まない拍手の中で


僕たちは同じ場所で あたたかさに包まれた

あ〜切なさにやさしく包む愛情のよう


スポットライトが照らし出す魂の歌


5. サンライズ サンセット


泥沼にはまって死にかけたんだ

泥沼にはまって今もがき生きてる

泥沼にはまって生きてきたんだ

泥沼にはまって今も死にかけてるぜ


あの日追いかけた 新聞紙には

特に思い入れも なかったけど


サンライズサンセット繰り返し来る

サンライズサンセット終わらなくてもいい

キミがいるだけでここから抜け出せそうさ


クルマを追い越して死にかけたんだ

クルマを追い越して今もがき生きてる

クルマを追い越して生きてきたんだ

クルマを追い越して今も死にかけてるぜ


あの日見かけた キミの未来には

特に興味も なかったけど


サンライズサンセット繰り返し来る

サンライズサンセット終わらなくてもいい

キミがいるだけで ここから抜け出せそうさ


追いかけることで 何かを求めてた

抱きしめ合って 何かを求めてた


サンライズサンセット繰り返し来る

サンライズサンセット終わらなくてもいい

キミがいるだけで ここから抜け出せそうさ

サンライズサンセット繰り返し来る

サンライズサンセット終わらなくてもいい キミがいるだけで…

また生きていけそうさ


6. 夏の虫


快楽求めて氷をなめてる

冷めきった虫にはなりたくないんだ

葉っぱに隠れて雨風避けてる

腐りきった虫にはなりたくないんだ


荒れ狂った山に飛び込む

キミはバカだねって笑うけど


だから火の中へ

わざと火の中へ

あつい火の中へ


飛んで火に入る夏の虫

飛んで火に入る夏の虫


感情殺して平穏に生きてる

大人ぶったジジイにはなりたくないんだ

としつき数えて逃げ切り目指してる

腐ったババアにはなりたくないんだ


立ちはだかる波に飛び込む

キミはバカだねって笑うけど


だから火の中へ

わざと火の中へ

あつい火の中へ

飛んで火に入る夏の虫

飛んで火に入る夏の虫


7. 金がない


金がない カネがない

そう言ってるぐらいがちょうどいい

必要以上に貯め込んでみても

出てくるものは欲ばかり…


今日も何かを我慢しながら

将来に備えて生きてきたんだろう?

いつ来るかわからない将来

いつまでたってもやってこないぜ

100年ポッキリ 短い人生だし

貯め込んでるヒマに

あっという間にジジイだぜ!

カネがないカネがないカネがない

それが一体どうしたってんだ

僕はもうそんなものにしばられたくないのさ


今日も欲しいもの夢見ながら

汗水たらして働いてんだろう?

欲しいものは今手に入れなきゃ

いつまでたっても手に入らないぜ

今しか見れないライブは 明日にはただの伝説

今しかできないライブは明日につながる瞬間だろ

カネがないカネがないカネがない

それが一体どうしたってんだ

僕はもうそんなものにしばられたくないのさ


100年ポッキリ 短い人生だし

貯め込んでるヒマに

あっという間にジジイだぜ!

カネがないカネがないカネがない

それが一体どうしたってんだ

必要以上に貯め込んでみても

さらに溜めたくなるだけさ

僕はもうそんなものに

しばられたくないのさ


8. 別れのうた


雨の日には傘をさすんでしょう

晴れの日にはサングラス


もうキミの横顔は 見れないのかな

当たり前のことに慣れ過ぎてたから


寒い夜にはお湯割を飲むんでしょう

暖かい朝にはもう少しだけ朝寝坊


もうキミの温もりにふれられないのかな

当たり前のことに慣れ過ぎてたから

もうキミの横顔は 見れないのかな

当たり前のことに慣れ過ぎてたから


雨の日には傘をさすんでしょう

晴れの日にはサングラス


9. 月のラーメン屋


ねえねえ月に行ってラーメン食って帰って来るのってどう?

月にラーメン屋があるかどうかはわかんないけど


できることなんてほんの一握り

できないことなら たくさんある

悲しみ乗り越えて キミと二人きり

鼓動がなり続ける限り

きっと行けるさラーメン屋

月のラーメン屋


だけどさラーメンと言えばやっぱりビールも欲しいな

月でビール飲んだらどうなるかわかんないけど


できることなんてほんの一握り

できないことなら たくさんある


喜びかみしめて キミと二人きり

鼓動がなり響く限り

きっと行けるさラーメン屋

月のラーメン屋


早朝の冷たさ空の青ここから見えないけど

赤と黄色の太陽に隠れた 光を目指して


悲しみ乗り越えて キミと二人きり

鼓動がなり続ける限り


きっと行けるさラーメン屋

月のラーメン屋


喜びかみしめて キミと二人きり

鼓動がなり響く限り

きっと行けるさラーメン屋

月のラーメン屋 月のラーメン屋


10. 50 : 50 (Fifty fifty)


降り積もった枯れ葉たちがもう進むのをやめろと言ってるようだ

だけど1枚1枚拾い集めながら

ただ前に進もうとしてきたんだ


50年かけて集めたんだ

枯れ葉たちは何枚になったのかな

1つ1つ数えながら

ただ前に進んできたんだ


何から逃れようとしてるのか

どこに向かうのかすら

わからないけど

答えなんかどこにもありゃしないから

もう足踏みばかりはしてられないんだ

50:50 まだ人生半ば

50:50 どっちに転ぶかわからないだろう

50:50 まだわからないことだらけさ

50:50 ただ前に前に進むんだ


さっきまでの枯れ葉たちが

突然みんななくなってしまった

一緒に歩いてた人たちもいなくなってしまった

どうやら道に迷ったみたいだ


50年かけて学んだことは

行ったり来たりの繰り返しってこと

落ちてるかさが指さして言うんだ

お前の道は闇の向こう


何から逃れようとしてるのか

どこに向かうのかすら

わからないけど

答えなんかどこにもありゃしないから

とにかくもう前に進むしかないんだ

50:50 まだ人生半ば

50:50 どっちだっていいじゃないか

50:50 まだわからないことばかりさ

50:50 君も僕も前に進むんだ


Bonus tracks


1. アウト


誰の話を聞いてるの?

金持ちのばかりの意見だろう?

たまにはみんなの声も聞いとくれ


誰の話を聞いてるの?

利権ばかりの世の中も

たまにはみんなの幸せ考えとくれ


危ないものほど金になる

敵を作れば金になる

権力振りかざしてなりふり構わず

嫌がることもやりまくりで

普通ならパワハラでアウトだろ!


「ルールは守っています」

「みんなのためです」

「多少のギセイは仕方がないから」

「だまって従ってください」


誰の話を聞いてるの?

東京ばかりの話だろう?

たまにはみんなの声も聞いとくれ


誰の話を聞いてるの?

毎日飛び込む貧困で

たまにはみんなの幸せ考えとくれ


命がかかれば金になる

権力持てば金になる

知らないふりしてなりふり構わず

困っている奴が目の前にいるのに

何もしねえならアウトだろ!


「ルール破ってるならルールも変えちゃいます」

「多少のギセイは仕方がないから」

「だまって従ってください」


アウト! アウト! アウト!

人間が暮らしてんだろう

人間が暮らしてんだろう

人間が暮らしてんだろう…


2. 今夜は辰海ナイト


辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトで会いましょう


土曜日の夜どこ飲みに行こうか

第3土曜日なら辰海ナイトで決まりさ

学生ステージの緊張感と

社会人ステージの積み重ねた重厚感

こんなに素敵な音楽と

うますぎる数々の料理に

ついつい飲み過ぎてしまうんだ

初めて会った隣の人たちと


辰海ナイトで今夜もうたおう

この出会いは一生のたからもの

辰海ナイトで語り尽くそう

悲しみなんて吹き飛ばして


辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトで会いましょう


土曜日の夜何食べに行こうか

第3土曜日なら辰海ナイトで決まりさ

学生たちのふるえる魂と

社会人たちのまだ消えぬ光に

ジャズにロックもポップスだって

うますぎる料理の前に

ついつい体が動いてしまうんだ

ほら 気がつけば周りの人たちも


辰海ナイトで今夜も踊ろう

今日という日は二度と来ないんだから

辰海ナイトで飲み明かそう

喜びをみんなで分け合って


辰海ナイトで今夜もうたおう

この出会いは一生のたからもの

辰海ナイトで語り尽くそう

悲しみなんて吹き飛ばして


辰海ナイトで飲み明かそう

喜びをみんなで分け合って


辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトでトゥトゥトゥ

辰海ナイトでトゥトゥトゥ