5. 楽しくなければ苦労する価値がない

シンフォニエッタは、「われに艱難辛苦を与えたまえ」といった、マゾヒスティックな活動ではありません。元々音楽の樂は、「楽しい」という字ではありませんか。向上し、刺激し合い、求めるアンサンブルを得ることが出来た喜びこそ、「楽しい」ことに違いありません。でも、でも、でも、アマチュア・オーケストラ活動に命をかけるような、そんなメンバーは異常でコワイという感情も、創立メンバーの間に共有されていました。

家庭生活も本業の仕事も犠牲にしないで、楽しくオーケストラで演奏を続けるにはどうしたらよいか。それは「無理をしない」ことに尽きます。練習を2週間に1回としたのはそのためです。「楽しく、真剣に」「趣味も、本業も」といったバランス感覚をもった活動こそ、札幌シンフォニエッタが目指したものでした。

4. シンフォニエッタのポリシーは全て過去の失敗からの教訓

6. 「偉そう」に聞こえました?「敷居が高い」感じですって?