みかん

世話

みかんの栽培防除暦 JAに相談したときにもらった栽培防除暦です。

幼木以外はハモグリガ対策やカミキリムシ対策に注意し消毒します。幼木以外は休眠期が中心ですが、花が終わった頃、一度消毒します。(下記)

12月から3月が作業の中心

礼肥 収穫後に肥料をやる。ここ数年は化学肥料はごく僅か。殆が鶏糞や牛糞ですが、落ち葉や米ぬかも併用します。

マシン油乳剤 全く無害と考えているので冬の間にしっかりカイガラムシを駆除する。本当は石灰硫黄合剤を先に散布した方が良いらしいが、毎年のクセでマシン油乳剤を先に散布する。(本当はどちらか一方になってしまうので安全な法を先にしているのが実情。)

石灰硫黄合剤   散布は中止しました。

マシン油乳剤  収穫後速やかに実施します。12月中が望ましいが遅れても1月には実施します。

殺菌剤は同じ種類は1年に2回程度にする。同じ種類をなんどもやると効果がなくなるそうです。

多発したら発芽直後と開花直後に2回散布する。(発芽前は必須)

6月、7月

消毒は基本的に一度です。6月10日前後に消毒することに切り替えた。日程をこの頃にした理由は柿(カキノヘタムシガ)の消毒時期と一致させるためです。

以下の3種類を混ぜて同時に散布する。2014年の例

殺虫剤:スプラサイド乳剤 1500倍 キウイにはダメみたい

殺菌剤:ストロビー3000倍 果実の種類に対応できる殺菌剤を使い分けること。

殺ダニ剤:スターマイト 2000倍

カイガラムシとハモギリガなど害虫の監視が重要。カミキリムシの被害はミカンの木が一発で死んでしまう。必要なときには適切な農薬で防除する。

モスピランの200倍(濃い)をカミキリムシ対策で幹の周辺だけに散布する。

幼木はハモグリガなどの被害に応じて消毒します。成長を促すため!

以下は調べただけの資料で作業とは切り離す。

3月 ダニ類…マシン油

かいよう病・そうか病…ボルドー液

5月 アブラムシ…エストックス

かいよう病…クレフノン・ドイツボルドー(もしくはホクコーマイシン)

諸花害虫・ハマキムシ…デナポン(もしくはスプラナック)

チャノキイロアザミウマ…オルトラン

灰色カビ病…トップジン

ヤノネカイガラムシ…硫酸亜鉛・石灰硫黄含剤

ハランナガカイガラムシ…同上(もしくはアプロード)

ミカンハダニ…殺ダニ剤

そうか病・黒点病…デラン(もしくはラビライト)

6月 エカキムシ…ミカントップ(もしくはマクリック、ノーモルト)

カミキリムシ…トラサイド

ヤノネカイガラムシ・黒点病…スプラサイド(もしくはエルサン、エムダイファー)

7月 ミカンハダニ・ミカンサビダニ…殺ダニ剤

かいよう病…ドイツボルドー(もしくはホクコーマイシン)

ツノロウムシ…スプラサイド

8月 黒点病・・・ジマンダイセン

日焼防止…クレフノン

9月 ヤノネカイガラムシ…スプラサイド

ミカンハダニ・黒点病…ジマンダイセン

カメムシ・ハマキムシ…ロディー

着色促進・腐敗防止…ベフラン、サルファーフロアブル

10月 ミカンハダニ…石灰硫黄含剤(もしくはサルファーフロアブル)

11月 腐敗防止…石灰硫黄含剤(もしくはベフラン、サルファーフロアブル)

12月 カイガラムシ・ダニ類…マシン油

収穫

10月

早生のみかんは食べてみて判断する。結果的には末ごろに成っている。かなり酸味が強い。

11月

早生の本格的な収穫。最も量が多いが、収量が安定しないので少ない年は心配である。早生は特に収穫後すぐに痛みがくるものがあるので倉庫でチェックが必要。メジロ用にかなり残す。ヒヨドリが殆食べるが自然任せ。

12月

早生はすべて収穫しているはずであるが、例年遅れる。晩生の本格的な収穫。正月を過ぎることがよくある。カラスの被害に注意(毎年1度は100羽近くのカラスが飛来し被害にあうと全滅する。)

1月

ポンカン系統のものもすべて収穫してしまう。