● 春季カンファレンス(H21/4/5)
★春季カンファレンス参加事前申込はこちらから(~3/31):事前参加申し込みは119名でした。当日参加も可能。
第19回日本外来小児科学会年次集会春季カンファレンス
第23回東日本外来小児科学研究会
平成21年4月5日(日)10時~16時(開場、受付開始 9:30)
TEL 048-647-4558
参加費:3000円(3/31までにこちらから申し込まれた方には軽食(昼食)を用意します)
10.00 開会挨拶
10.05~12.00
パネルディスカッション;子どもの医療について(利用者の立場から)
座長 横田俊一郎(神奈川県小田原市横田小児科医院)
吉永陽一郎(福岡県久留米市吉永小児科医院)
演題
1;阿真京子(知ろう!小児医療 守ろう!子ども達 の会代表)
子ども達が本当に必要なときに必要な医療をうけることができるために
親の不安を減らすことで医師の負担が軽くなり、結果的には重症の子どもの命を
守ることにつながるという思いで小児科医による小児医療の基礎を学ぶ講座を各地で開催しており、その取り組みについて発表します。
2;上田風生(市民の医療ネットワークさいたま)
市民の立場から
行過ぎた医療費抑制政策によって小児科・産科に象徴される医療崩壊が加速しています。市民としても重要な社会システムである医療を一緒になって守り、改善していく小さな改革を着実に進める必要があります。
3;並木由美江(越谷市立大袋北保育所 看護師)
小児科医に望むこと
子どもの病気を診るのではなく病気の子どもを診てほしいということです。乳幼児が集団で長時間生活をしている保育園では、日々感染症に悩まされている子がいます。診察のときに、その子がどんな生活をしているか聞いて欲しい。安静が必要なときは、働く保護者には仕事を休む勇気と子どもを休ませる勇気の後押しのためにも子どもの立場に立った生活アドバイスをして頂きたいと願います。
12.30~13.25
特別講演 座長 絹巻宏(大阪府吹田市絹巻小児科クリニック)
横路征太郎(東京都立府中病院小児科)
症例に学ぶ~反省と教訓
我々はお互い、苦い経験をした症例をと呈示しあうことによって視野を広げ、日々の臨床に役立てることが大事だと思います。今回は若い臨床医をいかにして育てるかという観点を含め私の経験をお話ししたいと思います。
13.30~16.00
シンポジウム;子どもを診る
座長 田原卓浩(山口県山口市たはらクリニック)
峯真人(埼玉県さいたま市峯小児科)
演題
1;大日方薫(越谷市立病院小児科)
小児医療と病弱児教育;生きる力をはぐくむ
病院内学級では学習の空白を補いながら、心身の安定や回復に向けての力が育てられる。成長期の困難な時期を家庭と共に支えることで、不登校や心因性反応から立ち直る患児達も多くいる。病弱児教育は総合的な小児医療に不可欠と考える。
2;竹村洋典(三重大学医学部附属病院総合診療科、大学院医学系研究科家庭医療学病院教授)
総合医として
総合医は、小児科の先生方と同様に、子供の健康をケアすることがある。しかし、その子以外の家族のメンバーを診るときも、その場にいない子供たちに思いを馳せることもある。それが家庭医療といわれる所以か・・・。
3;松村真司(東京都世田谷区松村医院)
地域の開業総合医として
地域住民のために、地域の診療所の医師として多くの人々のお力を借り、協力しながら日々診療に携わっている。その中でも小児の診療は重要な一つである。住民のためには、自らの努力も含め何が今必要か考えたい。
4;西牟田敏之(国立病院機構下志津病院)
今、何故、小児科総合医なのか
小児科医師不足、地域格差、病院崩壊が進行中、地域の小児医療・保健の維持、発展のために、診療所、一般病院、小児科センターのネットワークを生かした総合医の研修、認定制度が必要と考える。