身近な方が亡くなると、その死を実感することは、日に日に強まってくるものです。通夜・葬儀とあわただしく過ぎたあとで、普段の生活に戻ると、ポッカリと空いた故人の存在や思い出に悲しみが強くなることは当然のことと存じます。
その悲しみを癒す一助として、また故人を忘れないためにも古来より年回法要(年忌法要)という仏事が一定の期間をもって行われています。
月日が過ぎても大切な人を偲び忘れないため、また故人のお浄土でのご修行の後押しをするため、さらには、ご先祖様がいらしたお陰で今の自分が存在し、多くのご縁を頂いた中で生かされている事を再確認する機会として年回法要を大切にして下さい。
自宅又はお寺にて法要したあとには僧侶と参列者で「お斎(おとき)」の会食を設ける場合があります。また、法要の後にお墓に行く場合もあります。
法事は、新盆、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌・・・50回忌等、3と7が付く回忌に行い命日より早く行うのが一般ですが、いつ執り行っても良いでしょう。
・ある程度日程・候補日を決める。
・寺院へお問い合わせ、日時・場所を決める電話でも宜しいので確認をお願いします。 朝にお問い合わせを頂くと助かります。 善導寺 TEL 026-284-1827
・LINEでもお問い合わせ可能です。
・最近は御礼の品と共に料理を渡す事も多くなっております。
・お斎の仕出し弁当は、精進料理が基本ですが、普通のお弁当の方が美味しくて安いかもしれません。
・バスが有るところも有りますが少人数ならタクシーでも宜しいかと思います
・足腰の悪い方がいれば、ご配慮をお願いします。
・「〇〇時より法要を始めますので〇〇時にお集まり下さい」等のご案内が宜しいかと思います。その際、お斎に関しても記載しておきましょう。
・仏壇、お墓も綺麗にしておきましょう。 (仏具のお磨き、香炉内の掃除、草取り)
・施主の家族や故人の子ども等、皆で準備をするように心がけましょう。
【自宅で行う場合】
お花 仏前用、(お墓用)
菓子
果物
お膳(無い場合はお盆にご用意ください)
角香炉、灰、焼香用のお香
(無い場合は、線香立てで代用しますが殆どの檀家の皆様に記念品としてお配りしてあります)
お盆(角香炉用)
来客者への引き物
【お寺で行う場合】
お花 仏前用、(お墓用)
お寺にお持ち頂く仏前用の生花は花瓶にそのまま飾れるようにお願い致します。
菓子
果物
(客用の漬け物やお菓子)
お寺の方でお湯、茶碗の準備はいたしますが、施主の皆様でご来客頂きました方の接待をお願いします。
来客者への引き物
【自宅】
配膳を皆で協力し素早く行う
席順(札等準備)
仏用のお膳を用意、上記と併用可
施主挨拶→僧侶献杯
【料理屋・葬祭業者等】
仏用のお膳の手配
席順
施主挨拶→僧侶献杯
※施主、施主家族、故人の子どもは、来客者に対しお礼かたがた、飲み物を注いで回りましょう。
※法要だけの場合、折り弁当等を渡して感謝の意を表す形もございます。
【自宅で行う場合】
お寺にお迎え → 法要・法話(約40分)→ 移動 →(墓参)→ お斎(おとき)会場へ
※お迎えはタクシーでも構いませんがご家族等でお迎えに来て頂いた方が丁寧であると思われます。また、和尚の荷物もお持ち頂ければ尚更丁寧になると思われます。
※お斎が無い場合は、お寺から和尚が直接お伺いする場合もございます。
【お寺で行う場合】
集合(遅くとも15分前)→法要・法話(約40分)→ 移動 → 墓参 →お斎(おとき)会場へ
※施主は、法要の準備もありますので来客者よりも少し早くお越し下さい。
※お寺を使う場合、準備も有りますのでお布施に少し心付けを頂ければ幸いです。
葬儀式では、亡き人を阿弥陀様のお迎え(来迎)をいただいて、観音様が持つ蓮のつぼみに包まれて極楽浄土へとお送り(往生)しました。
四十九日(満中陰)とは、私たちが生まれて来るとき母親のお腹で十月十日育まれるように、蓮のつぼみの中で四十九日間過ごします。そこでゆっくりと清らかな姿(菩薩)へと変わっていきます。
その蓮のつぼみが開く時、亡き人は初めて極楽浄土の素晴らしい荘厳を見ることができ、さらにお念仏をご縁に先に亡くなった方々(両親など)と再会し喜び合うのです。
そして、極楽の菩薩となった亡き人から、今生きている私たちを見守って(護念)下さるようにと心を込めてお参りをするのが四十九日(満中陰)の法要です。
火曜日に亡くなった方の初七日は、翌週の月曜日が初七日となりますので、月曜日毎に初七日(しょなのか)、 二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)・・・七七日となります。
長野では慣習としてこの法要の時に納骨をすることが多いです。
(埋葬許可証は忘れずに持参下さい。)
◇位牌
四十九日までは白木の位牌 → 四十九日以降は塗位牌
今までは仮として「白木の位牌」に法名が書いてありましたが、四十九日以降は「塗りの位牌」になります。仏壇の大きさによって、位牌の大きさも異なりますので、仏具店に相談して下さい。
夫婦一緒の位牌に作り替える方もいますのでご検討ください。
◇お墓(墓碑)
墓誌 or お墓に戒名を刻む
お墓のある方は、石材店に戒名を彫るようにご依頼下さい。
お墓のない方は、ご相談下さい。
◇その他
法要の前に、仏壇・お墓等の掃除をお願いします。
施主やその家族は、故人の為にお集まり下さった皆様をもてなす立場であることをわきまえて行動して下さい。
お布施は法要後にお願いいたします。
お布施の表書きですが
御布施or御礼
※場合により、御膳料・御車代等
令和7年 年忌表 <ライフセレモニートラスト(https://lct.co.jp/blog/10820/より引用)>
画像右上の最大化ボタンクリックで拡大
画像右上の最大化ボタンクリックで拡大
画像右上の最大化ボタンクリックで拡大
画像右上の最大化ボタンクリックで拡大