Nikon D750 / TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di/ 28mm / ISO 250 / F11 / SS 1/60
光ファイバーで作った雷切と改造した小型ストロボを使った作品。
雷切はレーヨン製の光ファイバーを熱で折り曲げてジグザグに成形したものを一つに束ねて、束ねた部分から光を入れるようにしています。
雷切の発光にはヒカル小町10iを改造して使用しています。発光部分を延長しているのですが、詳しくは↓のツイートを参照。
袖に収納したヒカル小町本体からケーブルを伸ばして発光部のみが手のひらに固定できるようになってます。
光ファイバーは曲げたところから光が逃げてしまうので先のほうまで光らせるのは難しく、ヒカル小町の光量だと20cmくらいが限度。それでもストローみたいに光っているので再チャレンジしたいところ。
被写体へのライティングの詳細は忘れちゃったけど、たぶんグリッド付きのソフトボックスを左右から挟み込んでます。とにかく雷切が主役なので、被写体が目立ちすぎないように光量を調節してます。
Nikon D750 / Nikon AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR/ 75mm / ISO 1250 / F9 / SS 1/60
光ファイバーでチャクラ糸をイメージしてみました。
光ファイバーの太さを少し細めにして「あやつり糸」っぽさを出しています。
この撮影の大変なところは、被写体が身動きをとれなくなるところですねw
光ファイバーを良い感じのカタチで固定するため、大きな脚立とアシスタントが被写体の左右に構えています。傀儡に使っているトルソーを傾けるためにもう一人、縁の下でアシストしてくれてます。光ファイバーが固定されているので被写体はこのポーズのまま動けず…思ってたよりも苦労をかけちゃいました。
ライティングは…やはり詳細を忘れちゃったけど、グリッド付きのソフトボックスを左右から挟み込んで少し上から下に向かって当ててるかな。そんで画面向かって右側のストロボを少し弱めにしてる。…と思う。
Nikon D750 / TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di/ 62mm / ISO 1000 / F9 / SS 1/60
徐倫のスタンド、ストーンフリーを光ファイバーで再現してみました。
これは光ファイバーの造形がキモなんですが…それ以上にレイヤーさんが肉体を仕上げてきてくれたことが最高に素晴らしい作品です!カッチョイイ!
ストーンフリー部分の成形はざっと…
金網を丸めて腕の形に成形
金網で作った腕に光ファイバーを巻き付ける
巻き付ける際にお湯をかけながら形を整える
…って感じです。ざっ…としすぎてますね。でもこれ以上説明しようとするとスゲー長くなるので割愛!
束ねた光ファイバーは、被写体の腕から背中を通ってストロボにつながっています。
↓撮影当時のツイート。
画面に向かって伸びてきている数本はもう一人のレイヤーさんと自分が持って支えています。画面の収まりが良くなるまで微調整と撮影を繰り返しました。
被写体へのライティングは、画面向かって左後方からグリッド付きのソフトボックスを1灯と、右後方からハニカムグリッド付きを1灯。顔は暗めにして右手が目立つように(右の上腕に光が強く当たってしまったのは反省点)。右後方からの光を強めの直進光にすることで荒木先生的な陰影の落とし方を目指してます。
光ファイバーを使った撮影は、たぶん自分以外でやってる人は居ないんじゃないかな。使ってるのは市販してる三菱レイヨンの光ファイバーです。
光ファイバーってのは先端から先端に光を送るための物で、糸そのものが発光するワケじゃありません。その通過する過程をうまく捉えてやる必要があります。
先端をストロボに当ててやれば反対側の先端が激しく発光するんだけど、普通に撮るだけだとその先端の光しか拾えないはず。
どうやって通過する光を拾うのかは上記してあるカメラの設定から推測して試してみてね!簡単に答えに辿り着いても面白くないだろうから!
この光ファイバーはLEDのように光点の集合体にならず、有機ELケーブルよりも明るく撮影できるなど色々と可能性を秘めているので、今後もチャレンジしていきたいと考えてます。