おとなるゼミ~自分を見つける力~

皆さん、こんにちは!雫石です。

最近の上島町はあっというまに夏らしくなりましたね!私は夏が大好きなので、嬉しい限りです。

弓削高校では、早いもので1学期も折り返し。中間テストの結果が返ってきて生徒たちは一喜一憂しています。

そんなテスト明けの今週、今年度最初のおとなるゼミを実施しました。

昨年度のおとなるゼミについては、↓の記事も読んでみてくださいね!

2021年度第2回「アンコンシャス・バイアス」

2021年度第3回「幸福のつくり方」

2021年度第4回「高校と大学生活の違い」

今年度のおとなるゼミは、講師陣で考えた「ゆめしま未来塾で生徒に身につけてほしい5つの力」の獲得を目指した内容のワークショップを行っています。

第1回目の今回は「自分を見つける力」編でした。

おとなるゼミの指導案は、弓削高校の先生方にもアドバイスやフィードバックをいただきながら作成しました。

ゼミのながれ

大まかな流れはこんな感じです。

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アイスブレイク:自分を表す漢字一文字を考えよう

個人ワーク:偏愛マップを作ろう

グループワーク:偏愛マップをもとに自己紹介しよう

他己紹介:グループのメンバーを全体に他己紹介しよう

振り返り:自分や仲間について、新たに気づいたことや同じところ、違うところを考えよう

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自分を知る=自分の好きなことを知っている、という視点に立って、塾生に好きなものを偏愛マップを作ってもらいました。

偏愛マップとは、自分の好きなものをたくさん書き出して整理する方法です。

「好きな場所」の欄には“ネット上”と書く生徒もいたり、「好きな人」の欄には実在する人物や家族以外に“推し”の名前を書く生徒がいたりと、イマドキだな~と感じる場面が多々ありました。また、小さい頃から知っている友だち同士でも、意外な好きなものや趣味が分かったりして驚いている生徒もいました。

今年度から1,2年生全員参加としたおとなるゼミ。

塾生の感想を聞くと、学年や部活の枠を超えて塾生同士が会話する機会が増えたことも良かったようです。

来住先生によるイントロダクション

グループメンバーを他己紹介

仲良しグループで偏愛マップ自己紹介

お互いなんでも知っているようで意外な発見も!?

好きなことを知っている強み

自分の好きなことを知っているということは、自分がどんなときにどんな感情になるか知っている、ということだと思います。

これは私の持論ですが、自分の機嫌を自分で取れる人はどんな組織や立場にいても人から好かれ、頼りにしてもらえると思っています。

高校生には高校生の社会があり、大人の社会とは違う人間関係の構築や継続の難しさがありますよね。

他者のふるまいや言葉によって不必要に傷ついたり、あるいは意図せず他者を傷つけてしまうこともあるでしょう。

そんなときに、自分という人間を理解して客観的に見ることができていたら、きっと次に何をしたらいいか冷静に考えることができると思うんです。

“今、好きなもの”を一生好きでなくてもいいし、“今、好きなもの”を将来の進路につなげる必要もありません。

でも、“今、好きなもの”を通して自分自身を理解することは、他者とのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たし続けると思います。