第3回おとなるゼミ実施


こんにちは。田邊です。
久々にブログ記事を書かせていただきます。

アンケートご協力のお礼

生徒のみなさま、保護者のみなさま、先日はゆめしま未来塾のアンケート調査にご協力頂きありがとうございました。

アンケート結果で頂いた声を拝見し、ぼんやりしていた課題が明確に見えた部分が多々ありました。

より多くの課題の解決に当たれるよう学校・役場などとも連携し進めていきますので、今後とも宜しくお願い致します。

おとなるゼミ「 幸福のつくり方 ~自分の感情・思考を自分で選ぶ~

昨日は今年3回目となる、おとなるゼミを実施しました。

タイトルを 幸福のつくり方 ~自分の感情・思考を自分で選ぶ~ とし、自身の感情や思考のコントロールに焦点を当てた内容としました。

6名の生徒が参加してくれました。一人ひとりの話を聞きながら、共有しながら進めることが出来ました。

CATVの撮影取材もありました。またニュース枠で流れるそうなので、楽しみにお待ちください。

さてなぜ今回、感情・思考のコントロールに焦点を当てたかというと、

弓削高校生と話しているとき、

上島町という地域だからこその生きづらさやストレスもあるんだな、

生徒は日頃からそれと向き合ってるんだな、と感じることがあったからです。

私が高校生の頃、同学年に320人の生徒が居ました。

それだけ人数が居れば、もし集団Aで居づらくなっても集団Bでは受け入れられる、というような人間関係があったと思います。

それに比べると、人間関係の密な社会では、良いことも多い反面逃げ場が少ないこともあるのかなと思ったりします。

また高校生には勉強、部活、友人関係、恋愛など力を入れることが色々ある中で、

私は、勉強が上手くいかない時は部活に、部活がうまくいかない時は勉強に、注力するようにしてあまりストレスを溜めないようにしておりました。

そうすることで「自分はダメなんじゃないか」という考えを持たずにその場をやり過ごしていました。

結局、ここで「自分はダメなんじゃないのか」「自分は人より劣っているのではないだろうか」という疑問・葛藤に向き合わず、

自分が精神的に安定できるラクな選択を続けていたところ、いつの間にか

「自分はダメだったらいけない」「他人より劣っていてはいけない」という強迫観念のようなものを自分自身に向けるようになっておりました。

生活や仕事の中で、小さなミスをする度にすごくへこんだり、自分の心のゆとりが無いせいで他者にも要求や不満を持ちやすかった時期が長くありました。

その時期はとてもしんどかったり、遊び心を持つ余裕もなくなりがちでした。

一方で、そういう時期を経て、自分を甘やかす自分 / 自分を律する自分、両方が大事だと認識して使い分けられるようになってきました。

自身を責めすぎたり、怠けすぎたりすることが減り、精神的にも安定させやすくなりました。

私の場合はそういった感情・思考の偏りやバランスについて、高校生の時に考える機会がなく、気づいて理解するまでとても時間がかかりました。

弓削高生と一括りに言っても、周辺環境も育まれてきた経験、感じ方や考えもそれぞれ違い、必要なアプローチも人それぞれなのですが

今回ゼミを通して、もし今すぐ内容がしっくりこなくても、どこかで何かしんどいなと思ったとき、

自分の思考や感情がどうなっているのか確認し、自分で選択できるということを少し思い出してくれるといいな~と思い、開催しました。


抽象的な内容だったため具体的なエピソードや共感ポイントを作ることは心がけましたが、進めていく中でも伝わっているかどうか少し不安でした。

それでも終了後のコメントを見て、実施して良かったと思うことが出来ました。

・思考とか感情とかも自分で選択する

・今まで必要以上に気にしてしまうこともあったので、気にすべきことと、気にしなくていいことの分け方をしっかりとすることは大切だと思った

・自分は自分を責める考えが強く、あまり自分を癒していなかったことに気づくことができた

・自分は自分を癒す考えがを持つことが多く、やらないといけないことをサボってしまうことがあるので、メリハリつけられるようになりたい

・普段は自分で自分を責めて少しストレスになってしまうときもあるけど、たまには自分を癒すこともしてみようと思いました

・自分にかける言葉も感情も自分で選んでいける 自分にとって幸せだと思える方向に進むために、思考を整理して使い分けできるようになろうと思う

                                                        (感想・コメント 一部抜粋)

勉強や部活ほか、各々の人生に必要なことに向けてより多くのパワーを充てられるよう、取り組んでいって欲しいです。


別教室にて勉強を進めている生徒たちも頑張っておりました!(右)


ではではまたまた来週~。